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【338日前】世界陸上を観て感じたこと

橋岡選手、日本人初の世界選手権入賞おめでとうございます!

今年は日本男子走幅跳がアツかった。
27年ぶりの日本記録更新(8m25→8m40)を筆頭に、3人が世界選手権参加標準記録(8m17)を突破、30年ぶりの高校記録更新(8m12/高校生初8m)など数々のアップデートがあった。日本トップジャンパーの水準が一気にワールドクラスまで上がり、これまで世界との差があると言われていた種目が、「今年の世界選手権は何かが起こるだろう」とそんな雰囲気があった。

大会では橋岡選手、城山選手の両選手が22年ぶりに予選を突破する快挙を成し遂げた。決勝はこの目に焼き付けたいと、深夜に目覚ましをかけ、橋岡選手の歴史的瞬間をTV越しに観戦した。

そこで感じたことを今日のnoteとしたい。

レッドオーシャンとブルーオーシャン
「世界選手権 男子走幅跳決勝」
私の解釈は、いったい誰が一番遠くに跳べるのか選手権と言えようか。(道具を使わずに)

シンプルに今この瞬間最も遠くに跳べる世界12人のジャンプ合戦は心からシビれた。純粋な能力主義の頂点を目指そうとパフォーマンスする姿に感動した。

では私のように「ある条件を加えたスポーツの世界」で、大きな感動や価値を生み出すにはどうすればいいのだろうか。これが現役アスリートである私にとって最大の課題意識である。

以前に、「内在的な葛藤としてパラリンピックに挑戦することの意義」をnoteで取り上げた。

こちらの内容と類似するかもしれないが、私の主戦場はかなり限定されている。

スポーツ > 陸上競技 > 走幅跳 > T47走幅跳

条件を限定すればするほど、競争力が落ちるので勝利の価値は薄れてしまうのは当然である。厳しい言い方をすると、すべてのスポーツでメダルの価値が同じだとは思わないし、パフォーマンスの質が同じだとも思わない。

では、熱狂は作れないのか。それで諦めていいのか?いや、私は悔しい。パラリンピックにしかない付加価値+パフォーマンスを追求して自分の世界をより魅力あるものにしたいと思う。

ブルーオーシャンであることは競争率は下がるものの希少性が高くなるので、個人の価値も高まりやすい。発想を転換すれば、マイナーな世界であるほど一個人の発信には大きな意味があると思っている。

マーケットが小さいのであれば、まず知ってもらって大きくしなければ価値は作れない。その意味で今パラリンピックは大大大チャンスなわけである。

自分の世界を、自分の価値を、大きくするためには何をすべきか。

同じスポーツをする橋岡選手の活躍からインスパイアされまくりな1日であった。

人の心を動かす、そんなチャレンジがしたいです。パラリンピックに向けた取り組みをぜひ応援よろしくお願いします!