2019年ヘビープレイしたCD

2019年に聴いた邦楽CD10選(※配信作品含む)



タイトルにある通り、2019年によく聴いた配信限定作品を含むEP&LP10選!!


普段Twitter等のSNSではアイドルの話題ばかりに言及しているけど、HIPHOP DANCERなので、当然洋・邦問わずHIPHOPは聴くし、それ以外の音楽もわりと広めに聴いたりはしているので、今年よく聴いたな、印象に残ったなという作品10選を鮮度のある内に書き留めておきたいと思います。



①bright stars/Kenichiro Nishihara

Kenichiro Nishiharaの作品では年始くらいに出たアルバム『Elastic Afterwords』と迷ったけれど、ついつい鮮度のある方に引っ張られてしまいがちなのでまずはこちらのEPを。


彼お得意のメロディの良いJAZZY HIPHOP系の曲なんだけど、上半期に発売されたアルバムよりもKenichiro Nishiharaイズムを踏襲しつつも新しさも感じれる一曲、今リアルタイムでヘビープレイ中の曲。

良きです!




②DREAM/Shin Sakiura

2月に渋谷のVisionで開催されたイベント『Royalty』でSIRUPのサポートで来ていた時に初めて生で観てハマって聴いていたShin Sakiuraのアルバム。

件のSIRUPとの曲『Crusin'』はナンバーのショウでも使ったりと何かにお世話になったアルバム。

それにしても『Royalty』今考えたらSIRUPにiri、Kai Takahashi(LUCKY TEPES)、YOSA&TARのTAR、Shin Sakiuraに韓国のColde、Jinbo Super Freak、Sumin.......etc.を一度に観れるって神イベントだったなあ。

オーガナイザーのYonYonちゃんに感謝です。



③黒い羊/欅坂46

最新シングルの発売延期により2019年唯一のリリースとなってしまった『黒い羊』

MVも様々な考察が飛び交い、楽曲と映像のパッケージで間違いなく代表作と思える楽曲なんだけど、思ったほどの評価には至っていないようで意外。

ダンサー的な話しになっちゃうけど、個人的にデビュー当時から平手友梨奈はアイドル界の"菅原小春"感あるって言ってたんだけど、それがいよいよ現実味を帯びてきたというか現実になってしまったのではという感覚。笑

これは別にダンスの技量の話ではなく、表現力とかスイッチが入った時のオーラ的なものだったりとか、そのキャラクターやタレント性についてってことなんだけど、しっかり語ると長くなるので割愛。

イントロとか観音クリエイション感あって冒頭からグッとくる名曲。



④Real Estate/MGF

たしかSpotifyのOrigami Productionのプレイリストで『湿った夜の儚き嵐』を聴いて知ったのが最初だった気がする。

こちらも3月にショウで使わせてもらいました。

この空気感好き。

HIPHOP聴かない人にも響きそうな音楽性なので、機会があれば布教しようとか考えていたらそんな機会がないまま暮れになってしまった。笑




⑤Ovall/Ovall

Ovallのバンド名を冠した新作。

12/4に発売されたばかりのアルバムだけど、珠玉のOvallサウンドを堪能できる一枚。

Origami Productionのコンピ『gravity -a song book of origami PRODUCTION』で『Take U To Somewhere』を聴いて衝撃を受けて以来、2013年に一時活動休止となり、2017年の活動再開に歓喜した立場としては、近年の活発な動きは感謝しかない。

強いて言えばもっと未発表曲が欲しかったけど、リスナーの期待に応える名盤でした。



⑥Eclipse/Meiso

自分がJAPANESE HIPHOPでリリシストを挙げるなら誰か?と問われたら真っ先に名前を挙げるであろうラッパー・Meisonが最近配信した最新EP。

もともと漢や般若ら今の大御所MC達が参戦していたMCバトルの創世記のB-BOY PARKに外人21瞑想名義で初出場にして優勝をかっさらい、一躍時の人となったハワイと日本を股にかけるバイリンガルラッパー。

個人的にはMichitaのアルバム『TWO』に収録された『ソラニシラレヌ』のリリックに衝撃を受けて以来、ずっと注目しているラッパー、当時世に流通するラブソングの多くが陳腐に聞こえてしまい、食傷気味になっていた時に、恋愛をテーマにラップをして、こんな文学的なクオリティでアウトプットできる人間がいるのかと、自分の既存の価値観だとか語彙量に絶望すら与えた存在。

今作も抜群にかっこ良い、待ってた!!笑




⑦めじゃめじゃもんじゃ/眉村ちあき

我が推し、渾身のメジャーデビューアルバム!

巷で話題の弾語りトラックメイカーアイドル前作『ぎっしり歯ぐき』よりわずか4ヶ月という驚異的なスパンでのリリースながら妥協なしの楽曲郡の名作。

個人的に音源化を待ちきれずにいた『おじさん』『Teeth of Peace』『代々木公園』『大丈夫』『奇跡・神の子・天才犬!』らの収録だけでも涙ものの一枚。

正直『ぎっしり歯ぐき』の方が聴いたかもしれないし、迷ったけど、本人が常にベストを更新するスタンスなので、現時点での最新作を推したいと思います。

絶対に売れるので、多くの人に聴いてほしいアーティスト!





⑧36才のリアル/狐火

『マイハツルア』の頃から聴き続けているポエトリーリーディングスタイルの草分け的存在のラッパー。

自らのことを赤裸々に歌いあげたリリックは、若手人気ラッパー唾奇や、フリースタイルダンジョンの二代目モンスター輪入道らにも多大な影響を与えているそう。

毎年発表しているリアルシリーズもグっとくるが、個人的にはMOOSICLAB2019のオープニングイベントでパフォーマンスした『ファミマよってから行こう』が刺さった。

出演した映画『GEEK BEEF BEAT』も良かった。

ご本人とイベントなどで何度かお話させていただく機会があったが、本当に腰が低くて、ああ嘘のないリリックだと思った。

自分はたぶん願わくば、狐火のリリックが刺さってしまうタイプの人間になりたくはなかった。

もっと強くて格好の良い言葉を吐いて、リアルシリーズのリリックをダサいと一蹴できる人間になっていたら人生もっとイージーだったんじゃないかと思う。

ただ、現実を鑑みて今自分の胸を貫く言葉を持っているこの人には心から成功して欲しい、強きの勝ち取る成功よりずっと多くの人に夢を与えるとも思うんだ。




⑨Over the Rainbow/SUKISHA,kiki vivi lily

こちらも今月リリースされたばかりの新作。

ただし、収録曲は以前から配信などで聴いていた曲の多いので、選出。

『Rainbow Town』はダンスの公演に出したナンバーのショウでも使用した思い入れのある曲。

楽曲を通して生徒の成長がフラッシュバックしてしまうので、ただの良い曲とは別の感慨があるんだよな...。

所謂CITYPOP系の楽曲が好きな方にはオススメしたい一枚。






⑩Ghost Notes/Kan Sano

こちらは上半期リリースのKan Sanoのアルバム。

個人的には『DT pt.2』にくらいましたが、どの曲も洒落ていて都会的な仕上がり。

聴きこむというよりは、聞流して心地よいBGM的なアルバム。

何も考えずに気持ちの良い音に揺られたいって時にオススメ。

『DT pt.2』はずっとダンスの方でも使いたいと思っていて使えていない曲だから2020年はどこかで使えたら良いなあ。







........というわけで以上で10選が出揃いましたが、特にランキングということではないので、①~⑩の数字は特に順位等ではないです。


また、1アーティストで複数の作品を挙げてしまうと偏りがでそうなので、1アーティストあたり1作品までの選出というルールでの10作品となっています。


今年一年も音楽の力んびたくさん支えられた一年でした。

2020年もたくさんの素敵な音楽と出会えますように!

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