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It's me(ブスが書き殴るとこうなる)

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君とMy Hair is Badのライブに行ったら、全部わかってしまったんだ

君とMy Hair is Badのライブに行ったら、全部わかってしまったんだ

※この記事は、純猥談nextA面に掲載済みの投稿を再編集したものとなります。

音楽ってやつは、最高だ。

どんなに仕事で理不尽なことをされても、好きな男にありえないふられ方をしても、音楽を聴いて大号泣すれば途端に映画のワンシーンみたいになる。もしも映画のエンドロールに音楽がなかったら、その話がどんなに面白くても、〆の弱さにがっかりして怒っちゃう人までいるかもしれない。

音楽は、人の感情を揺さぶ

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「許すこと」が正解でなくてもいいだろう

「許すこと」が正解でなくてもいいだろう

クズ男に夢中だったあの頃、わたしは「いい女」になりたくて仕方がなかった。言われたこと、されたこと、ひとつひとつに一喜一憂しては、彼が惚れるに値する女になりたくて、彼のタイプになることだけを考えていたように思う。恋に傷ついた女というのは、夜になると昼間の何倍もめんどくさくなりがちで、それは理屈では説明ができないひとつの習性なのかもしれない。嫌なことがあったときこそ、早寝早起きをして三食きちんと食べる

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私にブスの呪いをかけていたのは、私だった

私にブスの呪いをかけていたのは、私だった

アンパンマンは、自分の顔をどう思っていたんだろうか。敵に顔を汚され力尽きそうになれば、新しい顔が飛んでくるあのヒーロー。
顔用の型があるから、飛んでくるのはいつも同じで完璧だ。焼きたての、まるまるとした美味しそうなアンパン。「おいしくなあれ」と心を込めてこねられ、窯で焼かれ、ピンチの時に飛んでくる、あの顔。

彼は、今と違う顔になりたいと思ったことはなかったんだろうか。
そんなことを、ふと考える。

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ブスを代表して、全ての男性に告ぐ

ブスを代表して、全ての男性に告ぐ

いじられて笑えるようになったのは、いつからだろうか。「お前、ほんとブスだよな」と言われ、わたしの顔が不特定多数の笑いの的となることに、なんの違和感も覚えなくなった。
飲み会で不定期にやってくるその瞬間は、もう一つのイベントみたいなものになっていて、その場でヒスになって泣き出したりせず、上手に対処できるようになっていた。
聞き分けのいいブス、ちょっと大人なブス、身分をわきまえているブス。

そのどれ

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可愛くなる方法は、誰も教えてくれないけれど

可愛くなる方法は、誰も教えてくれないけれど

化粧品やアパレルの広告の中では、かわいい子がさらに可愛くなっている様子しかみれない。容姿をお金にできる彼女らが、新作のメイクやお洋服を紹介しているのを見ると。いつも、違う世界の違う誰かがおめかししているのを見せられている気分になる。

仕事柄、最新のファッション誌やメイク情報は絶対にチェックする。お金に余裕がなくとも、気になる化粧品があれば買ってしまうし、休みの日は繁華街に出てお洋服屋さんを巡った

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「自信」が得られるなら、私は今すぐ整形する

「自信」が得られるなら、私は今すぐ整形する

ブスだと言われて23年。己の顔から目を背け、根暗な女として生きていたら、なんともうすぐトシオンナ。12年前はトシオンナなんて響は知らなかったから、今になってやっと自覚をする。
もうわたしは子供じゃない。子供じゃないのに、顔はまだ若干幼くて、子供じゃないとは胸を張って言えないのが悔しい。

好きな男性や気になる人にこそすぐに顔をネタにされ、気付いたらこの歳よ。
一部の男性の「可愛い」という言葉も、い

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人の顔で笑いをとるな

人の顔で笑いをとるな

「ブス」の定義を教えてほしい。具体的にどんな顔がブスなのか、ご教示いただきたい。
どこをどう改善したらブスだと言われなくなるのか、私たち女性が頷いて納得できるようにわかりやすくお教えいただきたい。どのパーツがどれほど気に食わなくて、あとどれくらい位置がずれて、どの部位の大きさがどれほど変化すれば大衆の納得のいく顔になれるのか、説明してほしいんです。主観じゃなくて、客観的に。
誰か一人の意見でブス認

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「ブス」は可能性

「ブス」は可能性

自分の顔が、大嫌いだった。
自分の顔を見るのが、死ぬほど辛かった。
どうしてこんなに醜いんだろう、どうしてこんなにブスなんだろう。鏡越しに自分の顔を見る度に、シクシクと泣いていた時期があった。
思春期真っ只中、周りが初恋に色めくあの頃、わたしは誰にも顔を見られたくなくて、目立ちたくなくて、下を向いて歩いていた。



小学校五年生の時、大好きで大好きで仕方がなかった男の子がいた。まだ恋の仕方

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バカとブスほど金がかかる

バカとブスほど金がかかる

「お金がなくても生きていける」なんて嘘だ。「愛さえあればお金なんて」。あれも大嘘。お金がない人が自分を納得させるために勝手に言いふらした妄言だと思っている。
この世の中、お金がなければ何もできない。お金さえあれば大体のモノは手に入るようにできている、資本主義社会。そこに人の情は関係ない。お金はモノを得るための手段。この社会は、そのような無機質な「モノ」で成り立っている。会社にとっての人間は働くコマ

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