幹部候補になれたはずの女性たちはどこに?

5月8日、日銀のエコノミストである加藤涼さんのご寄稿を公開しました。

ニッポンの製造業から消えた400万人労働者の行方http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20140430/263594

サイトではランキングも上位でしたが、フィードバックは賛否両論。新卒採用・女性の雇用維持をせず中高年男性正社員の雇用を賃金を守ってきた結果、製造業労働者の女性比率がずっと減り続けているということ、製造業を何らかの理由(結婚・出産など)で退職した既婚女性たちが、比較的低賃金のサービス業に「転職」してサービス産業の成長を支えていったと考えられることなどを、極めてロジカルに分析・解説しています。イデオロギーでも「ためにする」議論でもない論考は、日本の産業構造の変化やふさわしい労働政策を考えるうえできっと頭の整理にもなりますのでぜひ、オススメします。

日銀から公開したペーパーをリバイズしていただいたものですが、加藤さんによれば、主力になって分析に携わっておられたのは、元論文の共著者である女性エコノミストの方だそうです。

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