NHKでうまぴょいが流れたらSnowManにハマった。

NHKでウマ娘が地上波でうまぴょい伝説を披露する。

ウマ娘のアプリに微課金しながら楽しんでいたトレーナーの私がそのニュースを聞いて初めに思ったのは、NHK正気か……?というものでした。

なぜってとても電波な曲だから。もうちょっとソフトな曲もほかにあるのになんでよりにもよってうまぴょいなのか、いや別に良いけれどスタジオが微妙な空気になるのではとか、色々居た堪れないものを感じつつも、まぁせっかくだし見ようと思ってテレビのスイッチを宝塚記念ぶりに入れたわけです。

私、本当にテレビ見ないんです。一応あるけどつけたのは数えるほど、ウマ娘にハマって競馬中継を見るのに一週間に一度起動していたのを除けば年末の笑ってはいけないぐらいしか見ない。なので今回歌番組を見ようとテレビをつけたことは激レアSSRなことでして、当然のようにウマ娘以外に興味がなく他の作業をしつつながら見をしていました。出番が回ってきたので音量をあげて画面に集中。

そんな私の目に入ってきたのはウマ娘……ではなく、アニメオタク兼スノーマンの佐久間大介さんでした。

えっ……何この人、なんか熱量おかしくない……?え、ジャニーズなの?ジャニーズってそういうのアリになったの?(宮田さんのこと知らなかった)えーでもこの人ウマ娘のアニメの良いところ全部言うてくれてる……っていうか今回来てないキャラクター好きって言うのアリなの?番組的にはトウカイテイオーが好きですって言うべきなんじゃ……そもそも最初に全キャラ持ってるっておまそれ全部天井だと一キャラ六万……

という色々な思いが駆け巡るなかでのうまぴょい伝説。321fight!

この人ただのガチトレーナーだ……!

Twitterで検索するともうトレンドが彼一色、わかる。番組の空気が最高に良かったし、なんか他のメンバーもニコニコしながらうまぴょいの振りしてくれてる優し!と、ひとしきりトレンドを追いかけてアグネスデジタルとシンクロしている佐久間トレーナーを見回ったあと、ふっと気づきました。ウマ娘界隈の人だけじゃなくて、佐久間さんのファンの人も彼がうまぴょい&コールしたことをすごーく喜んでいることに。

なるほど、ファンの間でも彼がオタクなことは認知されて受け入れられているんだなぁ、ジャニーズってイケメンキラキラ〜なイメージだったけど今は違うんだなぁ……と思ったのが最初のきっかけ。

そして、Googleで佐久間大介を調べてしまったのが第二のきっかけ。

調べれば調べるほど出てくる彼の輝かしいオタク遍歴。自分のグッズを推しグッズのなかに入れて飾るという常人には真似出来ない推し活。アニメキャラが言っていた言葉を伝説のアイドルに教えてもらったとテレビで言ってのけるすごさ。秋葉原とコミケでしか見ないようなTシャツを堂々と着ている姿。キャラ立てとは思えない俺の嫁ラインナップ。

それはジャニーズに抱いていたイメージがガラガラと崩れる瞬間でもありました。テレビを見なくなってもう何年たつでしょう、SMAP TOKIO V6 KinKi Kids 嵐 タッキー&翼あたりで止まっている私のジャニーズイメージを佐久間さんはものの一時間程で破壊したのです。

とはいえ、ゲームとかアニメとか漫画とか、そういうカルチャーが中学生の頃から好きな私は、専ら見るのはYouTubeのゲーム実況やAmazonプライムのアニメばかりというジャニーズに一ミリも縁のない生活をしてきましたし、それが変わることはないとまだ思っていました。人狼動画を再生してしまうまでは。

……

なんでこの人毎回初日に釣られてしまうん!? うるさいから!?  でもこんな雑に釣られてるのに面白すぎるんだが???

そこから、他の動画をいくつか再生し、あ、最初六人だったんだ。へぇへぇデビュー前に九人に増えたんだなるほどなるほど九人多いなぁと見ていったうちにこの動画に出会ってしまったのです。

遠近法がやばい。時計ダンスがやばい。曲の中毒性がやばい。佐久間さん他の曲では結構はじっこ多いのにこの曲の△頂点じゃないか。なんかミュージックビデオではカメラの切り替わりが早くて誰が誰とか今ひとつ認識できなかったけれど、アレ、佐久間さん、動きすご……い。

→ダンスプラクティス動画を怒涛の勢いで見始め、PPPで気づく。

これ、2、5次元の舞台見てるときの感情……!

ミュージカルテニスの王子様とかエーステとかが好きな自分、だいたい推しキャスは舞台の上でみんなと同じダンスをしているのに一際動きが目立つ子でした。菊丸英二くん然り、三角&三好くん然り……そしてそれに気づいたときにはもう沼の入り口に足を踏み入れていたのだと思います。

九人なんて覚えられるはずないと思っていたけれど、メンカラーを覚えてわちゃわちゃ動画とダンスプラクティスを交互に見てなんとか愛称を覚え、最初は佐久間さんしか分からなかった動画も、身長や雰囲気から顔で少しづつ個人を認識していくことに。(ふっかさんとこーじくんが最後まで難航したのはここだけの話)

そして、個人を認識すると同時に気になるのが六人から九人に増えたという話でした。検索するとあまり当時は受け入れられなかった人もいるとか、そもそも遅咲きのグループなのだということもそのとき知り、今の動画とメンバーが追加されて間もない頃の動画を見たりしてふつふつと湧く既視感。

ラウールくん越前リョーマちっくなところがあるな……と

テニスの王子様という漫画を知らない方には何を言ってるかわからないと思うのですが、越前リョーマという子は、まだ中一なのにアメリカ帰りでテニスが非常にうまい主人公でして。強豪ではあるけれど、全国大会にはギリギリ手が届くかどうかという青学のテニス部に入ることになるんです。そこで二年や三年の先輩に勝ち一年ながらレギュラーの座を掴む。しかし、部長である手塚には歯がたたず、悔しさを感じているところに手塚から「おまえは青学の柱になれ」と言われ、周りの仲間やライバルと戦いを重ねて強くなり、青学を全国優勝へ導くという話。

なんの話かというと、ぽっと出てきてグループに入った年下の男の子に、やっぱり最初は複雑な感情もあったんじゃないだろうかとも思ったんです。でもそれを踏まえて時系列的に動画を見ていくと、他のメンバーがセンターに立つラウールくんを支えている姿にグッときて、そして支えつつもそれぞれ個々の魅力も全力でアピールしている姿にフフッと来て……あ、落ちる音がした。

六人の動画もたくさん見ましたが、佐久間さんの切り込み隊長なところをアシストして相乗効果の笑いを産んでくれるこーじくん、パッと見た瞬間に目力の強いイケメンだ!と私みたいなゲイノウジンノカオオボエラレネーゼでもすぐ顔を覚えることができた印象的な面差しの目黒くん、そして年下で可能性の塊のラウールくん。(成長を楽しむのってオタクがだいたい好きなやつ)この三人が追加されたことでグループに化学変化が確かに起きたのだと感じました。そしてデビューして一年半、一切ジャニーズと接点のなかった私のところにまでSnowManが近づいてきてくれたのだなと。

JPOPのCDを買ったのは何年ぶりか覚えていません。

ジャニーズのライブDVDなんて購入を検討したことすら人生初めてです。

ファンクラブはまだ悩んでいますが、どうせ外れるだろうけれど、彼らがライブをするならワンチャン応募だけでもしてみたいなぁと思ったら多分申し込んでしまうと思います。

知ってしまうと、もう知らなかった頃には戻れない。

NHKでうまぴょいが流れたらSnowManにハマったとか、風が吹いたら桶屋が儲かるより謎なレベルの難問ですよホント、阿部ちゃん先生なんとかして下さい

とりあえず佐久間さんの舞台挨拶抽選応募しよっと。

あと、いつかね、『さっくん』呼びしてみたいです。

はい。

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