パッケ買いしたカードゲームが結構面白かった話

忘れないうちに書いておきたかったので今日だけでふたつも記事を投稿することになってしまいました。
暇だったら読んでいってね。

友人宅で手料理を楽しみつつそのまま夜通し遊ぶぞー!といった企画が先週くらいにあったんですけど、その何日か前に「テレビゲームだけじゃ流石に飽きるな」と思いトイザらスへ手頃な暇つぶしを探しに行きました。

暫くカードゲームのコーナーを物色していると、『犯人は踊る』というかるたサイズのカードゲームを見つけました。
なんとなく面白そうな予感がしたので即購入。
正直「失敗してもそれはそれで話の種になるな」なんて気軽に考えながら家に帰ってルールブックを読み進めるうち、「あ、これ面白いわ」と予感が確信に変わっていきました。
実際かなり面白かったので頑張って紹介しようと思います。
分かりづらかったらごめんね。

各カードの説明

【第一発見者】
ゲーム開始のカード。これを持っているプレイヤーが場に出してゲームスタート。事件の内容を説明しながら出すといった大喜利的楽しみ方もできる。

【犯人】
犯人サイドの主要カード。このカードを持っているプレイヤーは他のプレイヤーに悟られないように立ち回り、このカードを場に出すことができたら犯人サイドの勝利。このカードを出せるのは最後の巡目のみ。

【探偵】
探偵サイドの主要カード。2巡目以降に使用可能。場に出してプレイヤーを1人指名し、その人が『犯人』のカードを持っていたら探偵サイドの勝利。
犯人の人は指名されたら正直に言いましょう。

【アリバイ】
『犯人』カードを持っているプレイヤーは、手札にこのカードがあれば『探偵』カードで指名されても「俺はやってねぇ!!!」と宣言しゲームを続行できる。場に出しても何も起こらない。

【たくらみ】
犯人サイドに寝返るカード。使ったら取り消すことはできず、以降『犯人』を持ったプレイヤーが勝つことが勝利条件となる。

【いぬ】
1枚しか存在しない所謂ユニークスキル的カード。指定したプレイヤーの手札からカードを1枚選んでみんなに公開する。そのカードが『犯人』だった場合、探偵サイドの勝利となる。違った場合はもとに戻してゲーム続行。

【少年】
こちらもユニークスキル的カード。自分だけ犯人を知ることができる。自分以外の全員に目を瞑ってもらい、『犯人』カードを持っている人に挙手してもらう。

【うわさ】
カード入れ替え用。全員、右隣の人からカードを1枚引く。ババ抜き1周。

【情報操作】
カード入れ替え用。全員、左隣の人にカードを1枚渡す。

【取り引き】
カード入れ替え用。指定した1人とカードを1枚交換する。重要カード。理由は後述。

【目撃者】
プレイヤーを1人指定し、その人の手札を見ることができる。

【一般人】
場に出しても何も起こらない。はずれ。

ざっくりルール説明

カードをよく切ってそれぞれ手札が4枚になるように配り、『第一発見者』を持っているプレイヤーからゲームスタート。
『第一発見者』を出したプレイヤーから時計回りにカードを1枚ずつ使用していく。

勝利条件は三種類。
1.『探偵』を使って『犯人』を看破する。探偵の勝利。
2.『いぬ』を使って『犯人』を看破する。いぬの勝利。
3.『犯人』を場に出す。犯人の勝利。

なお、『たくらみ』を使ったプレイヤーの勝敗条件は犯人と同じ。

察しの良い方はお気づきかと思いますが、犯人役は『犯人』カードの所在によってその都度変わるので、犯人だと思って探偵で指定したら犯人のカードは既に他の人に渡っていた、なんてこともザラです。
犯人役を他人に押し付けたり、自分から犯人役になることも可能です。
そんな感じでゲームの最中に自分の役割をコロッと変えることができるので、心理戦も勿論重要ですがしっかりとカードの流れを見ることも重要なファクターと言えますね。

『取り引き』の使い所が肝

カード説明でも少し書きましたが、読み合いや心理戦が主体のこのゲームにおいて『取り引き』のカードはかなり重要だと思います。
『取り引き』でカードを渡す事によって自分の思惑を相手に伝えたり、受け取ったカードで相手の思惑を推測することもできます。
要は上手く使えば他のプレイヤーとグルになることが可能なわけです。
相手の察する力次第ではありますが、噛み合えば仲間を増やして有利に立ち回れます。
しかし、その性質を利用してミスリードを誘い、突然裏切って陥れたりもできちゃうわけで。
僕は「全員騙して生き残れ」の精神でプレイしていたので、取り引きを持ちかけてきた右隣の友人に犯人を押し付けて探偵でスナイプしたりしてました。性格が出ますね。
なお、その後しっかり別の友人に嵌められました。インガオホー!
そんな感じで左隣の相手に使うのは結構リスキーです。結局信じられるのは己だけだ。

それでも、基本的にカードの動きが右回りなこのゲームにおいて指定した誰かとカードのやり取りが出来るという効果はかなり有用であり、『少年』や『犬』といったユニークスキルと同等かそれ以上に重要なカードです。

ゲームといえばテレビゲームなご時世に顔を突き合わせてみんなでカードゲームなんてのも乙なもんです

TCG勢にとっては当たり前の光景なんでしょうけどね。
僕としては最近特にそういう機会が減ってしまったので、かえって新鮮で楽しかったです。
所要時間は1ゲーム平均20分程度でしょうか。
手軽な割になかなか歯ごたえがあり、夢中になっているうちに気づいたら外が明るくなっていました。

このゲームは必ず最初の手札が4枚必要なので、プレイ人数によって全体のカード枚数が変わります。
今回僕たちは5人だったので計20枚で遊びました。
『犯人』や『探偵』等、枚数が決まっていたり絶対に入れなければならないカードはありますがそれ以外は自由にカードの内訳を決められるので、遊んでいくうちに「これはこんなに要らないかな」とか「これは減らさないとバランス悪いな」といった感じにゲームバランスを考えてみんなで相談しながら構築していくのも面白かったです。
3人から遊べるので、友達が2人以上いる人は是非やってみてください。

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