「レギュラー満タンで」
　少しだけ安くなるセルフのGS（ガソリンスタンド）で給油するようになって、言わなくなった台詞。

　通勤距離と出社日数に応じて通勤手当は出るし、在宅勤務のおかげで車の使用頻度が下がり、給油するスパンが長くなった。だからこそ、たまに立ち寄るGSで余計にそう感じるのかもしれない…ガソリンがめちゃくちゃ値上がりしている！！
　自分の居住エリアは全国平均よりいくらか安いのだがしかしそれにしても高い。およそ20年前に免許を取って以来、ガソリンがこんなに高値になったことは無い。車を使うのは通勤に限ったことではない。生活必需品の物価もどんどん上がって、支出がどんどんどんどん増えていく。10月にはレギュラー価格200円/L？？という話も小耳に挟み、恐ろしくて震えている。いい加減にしてほしい。何でもかんでも値上がり…世界に比べたら日本は物価安い？よその国はそれにつれて平均収入も上がってるでしょうが？収入がたいして変わらないのにもう、

いい加減にしてほしい！！値上がりで干上がるわ💢

　怒りをぶち撒けたところで話題を変える𓆏

　自分はガソリンの匂いが好きだ。先月末から夏風邪をこじらせ、喉の調子はまだ完治とまではいかなくて咳き込むことがあるが、一時的に効かなくなっていた嗅覚はどうやら完全に元に戻ったよう。ニオイの無い世界の不安感は精神面も少し不安になりしんどかった。その時期、楽しみに観ていた朝ドラもツライ展開を迎えていてしんどかった。とりあえず匂いが元に戻って、朝ドラ登場人物の笑顔も戻って本当に良かった。
　で、ガソリン、あの体に悪そうな匂いが好きだ。体に悪そうついでに、軽トラや重機の排ガスの匂いも、濡れたアスファルトの匂いも好きだ。
　何年も前（コロナ禍より前）風邪で喉の調子が良くなかったとき、セルフ給油中に喉が刺激されたのか、イガイガして咳が止まらなくなったことがあった。マスクをしていたにもかかわらず。元気なときは好きだけど、やはり弱った体には刺激の強過ぎる成分なのだろう。

　その際、自分の見える範囲に誰も居なかった筈だったのに、颯爽と駆けつけて安否確認してくれた店員さんを不思議に思っていたが、セルフスタンドでは各台を店員さんがカメラで監視していることを最近知った。あんまりひどく咳き込んでいたので心配してくれた模様。（すみません…）
　ドライバーにとってはガソリンは身近に使用するモノだし危険という意識がやや薄いが、そういえばガソリンは危険物だしそりゃあ監視も必要か。

　給油しに来るドライバーは殆どが危険物取扱の資格なんて持っていない。自分もそういう業種ではないので持っていない。セルフのGSでは店員さんが、危険に繋がる行動をしていないか確認の後、給油開始の許可ボタン？を押してくれるらしい。
　静電気除去シートにタッチする場面とか、誰にも見られてないと思ってたが実は見られているのね…。

　自分は静電気を帯電しやすいので、揮発したガソリンに静電気が引火して爆発したらと思うと恐ろしくて、わりと真面目にコイツにタッチしていたのだが、コロナ禍以降、不特定多数のタッチするところに触れることに抵抗を感じるようになった。昨今は夏場でもアルコール消毒を頻繁にするので、手指が乾燥する。皮膚が乾燥すると静電気を帯電しやすくなるが、夏は空気中の湿度が高いので冬よりは帯電しにくい。
　湿度の低い冬場、一番ヒドイ時期だと、蛇口から流れる水道水に触れて静電気バチッというときもあったし、また、静電気除去直後の筈なのに帯電チャージされていて車のドアハンドルでバチッときてイラッとすることも。人体の不思議。
　こんなに体に電気溜め込むのだから、この溜まった静電気でケータイの充電ぐらい出来れば節約になるのになぁ…そんな妄想をするぐらい帯電しやすいので、外出時には静電気除去キーホルダーというモノを持ち歩いている。何年も前に（確か大きめのホームセンターで）買ったもので、商品名とかは全く覚えてない。

　これは静電気放電状況が画面で確認出来るので分かりやすくて便利なのだ。このニコちゃんマーク☻？が表示されると放電中。ニコちゃんマーク☻が消えれば放電完了。冬場はいつまで待ってもニコちゃんマーク☻が消えないので、壊れたのか？と疑うが、根気よく暫く待つと消えるので、どうやら放電にかなりの時間を要するらしい。GS備え付けの静電気除去シートだと、いつまで触れていれば完了なのかまでは分からないので、静電気が残っていた場合もあったのかもしれない。バチッとすると結構痛いので冬場はドアノブ恐怖症。潤いが欲しい。若さが欲しい。健康が欲しい。お金も欲しい。ああもう欲望だらけ。