見出し画像

【ひらがなで書くと決めている言葉】

なぜか、ひらがなで書くと決めている言葉ってありませんか?

私は長年の癖なのか、「こころ」という言葉を必ずひらがなで書いてしまっています。
心掛けているというよりも無意識の方が近いです。

あと「人」という言葉も「ひと」と書いちゃうことが多い。
ただ、こっちは絶対ではないみたいです。漢字だったりひらがなだったり、ブレブレです。



子供の保育園の靴箱は、園児の名前がすべてひらがなで書いてあります。

大人の私たちは漢字を知っています。とめ、はね、はらいも(本気を出せば)ちゃんと書けます。
だからなのかな?すごいひらがなが柔らかく感じるんです。

今日も明日も靴箱には、まるい形をしたフルネームがお行儀よく並んでいます。



文字もデザインだなあと最近思います。

思えば、幼い頃とても絵本が好きだった私は、漢字は「怖い顔」、ひらがなは「優しい顔」みたいだなあと思っていたんです。
その感覚が、25年以上経った今でもかすかに残っているのは、どうしてなんだろう?

私が私のままで育っているのがとても信じられない。

ただ、昔付き合った人が「昔からタバコの煙が紫色に見える」と話していて、「なんで?」と尋ねても「分からない。昔から」と答えていたので、そういう感覚って理屈じゃないのかもしれません。

だから私の中の「こころ」はひらがな。柔らかくて優しいもの。



「ことば」に言葉と漢字を当てたのは誰なんだろう。

「ば」という響きだけならば、言羽(ことば)でも言波(ことば)でもいいはずです。
羽のように人のこころに舞い、波のように人のこころに押し寄せる。

だけどやっぱり「言葉」が一番いい。
葉っぱがいい。葉脈があって、血が通っていて、大きな幹や太い根に続くところがいい。

自分の中にそんな印象があるから、「言葉」という言葉はできるだけ漢字で書きたい。



やっぱり感覚を説明するのって難しいです。
特にこんな時代だから。みんな「証明」したがって、根拠のないものには振り向いてくれない時代だから。

誰かを導けるように上手く話せたらいいのになあと思います。
そして反対に、他人の感覚を手に取るように理解できればいいのに、とも。

そうすれば私の目にも、灰皿が紫に映るのにね。

2019.07.25    ちゃこ

今日のタイトル/ヨルシカ「言って。」

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートはインタビュー記事の交通費に使います。

広島のお土産には「広島チョコラ」がおすすめ
191
銀行員がnote描いてたらライターになりました。読みやすさがモットーの微炭酸エッセイ。11月24日文学フリマ東京【ト-19】でお待ちしています。一般人に聞くインタビュー連載【そのへんの一般人】始めました。あなたの朝の日課になりたい。あなたの夜を食べちゃいたい。

コメント25件

はりぃさん
カタカナもあるんですね!それぞれみなさんこだわりが少しずつ違っていて面白い。感性ですね、まさに!
ちなみに、空が青く見えるのはたばこの煙が紫に見えるのと同じ現象だし、雲が白く見えるのは口から吐いた煙が白く見えるのと同じ現象です。
もしかしたら、たばこの話をしながら空に想いを馳せる詩人だったのかもしれませんね。
3ヶ月ほど前に投稿されたnoteだと言うのに、共感が溢れてしまったのでコメントさせてください…!(文章の内容に加え、ヨルシカすきなので勝手にご縁を感じてしまいました…)
「ひと」をひらがなで書いてしまうこと、とてもよくわかります。「『人』という文字はひととひとが支え合ってできているんだ」と聞いて以来、なんだかその文字の押しつけが増しさに抵抗を覚えてひらがなで書くように意識しています。
他には「わかる」「とき(時)」「すき」はひらがなで書きます。ひらがなの柔らかい雰囲気って包み込まれるような感覚がしてお気に入りです。
こっちゃんさん
なんと…!嬉しいです!
そしてこっちゃんさんのコメントをうんうんと深く頷きながら読みました!
「人」の由来を聞いて抵抗を感じるのも、同じ感覚だったのでテンションあがります笑
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。