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KingGnuを目の前にして

2019年4月12日(金)
社会人になって初めて早退をした。理由はライブに行くためである。
少し引け目を感じたけれども、そんなことは意外とどうでもよい。
 
今回向かったライブは、「King Gnu One-Man Live Tour 2019 “Sympa”」彼らは、"トーキョー・ニュー・ミクスチャー”と称されるように、ポップやジャズ、ロック、フリースタイルなど、ジャンルを問わない曲が多く、最近ぐいぐい来ている。ぐいぐい来ているものに目がないミーハーなので、あっさりと落ちた。

ちなみにではあるが、わたしは3月までking gnuのことを「キングガン」と呼んでいた。いまはたいそう好きなので、長年のファンの方々には許しを請いたい。

せっかくなので、ライブの感想の前に、わたしなりに彼らの好きな曲をピックアップしてみようと思う。
スキスキいう割に、じゃあどこがって言われると、整理することってあまりないので。ちょっと興味もてたら、ぜひ一曲聞いてみてほしい。たくさん良さを語らいたい。キングガンと呼んじゃうような人であろうと。

”白日”
白日で好きな部分はたくさんあるけど、
冒頭部分は何度聴いても美しいなあと思う。
Gt.の常田さんとVo.の井口さんの共通の友人が、若くして亡くなったこととか、そういう影響を受けた曲だって、なんかのインタビューに書いてあった。
この曲を聴いた時は、親に対して不意にも罪深いことをしてしまったなあ、なんて気持ちで聴いていた。MVの構成も素敵ですね。

「朝目覚めたらどっかの誰かに
なれやしないかな
なれやしないよな
聞き流してくれ」
こんなこと思う日たくさんあるよあ、本当に聞き流してほしいけれども。

”Vinyl”

冒頭のブリーフから中盤の色気あふれるデート姿まで、
Vo.井口理のふり幅を存分に楽しめるMVである。
そこは置いといたとしても、中毒性があり思わず聞きこんでしまう。
「哀れだろ、むしゃくしゃするぜ」と歌うライブ映像を見ると、こちらはすっきりできるのでオススメ。

ロウラブはMVでもアコースティックでも、
音源でもアレンジがそれぞれ違って聞いてて楽しい。
McDonald RomanceはMVがどこを切り取っても絵になる。何のフィルターを使っているのかなと思うくらい、とってもいい味が出た動画で、思わずスクリーンショットで切り取りたくなる。
彼らはMVもグッズもこだわりを持っているので、そこもまた魅力だと思う。

そんな感じで、3月にはまった割には、しっかりと音源を聞き込み、大体のYoutube動画は網羅していた。

取り上げた曲も含めて、ライブ自体はというと、まさに音源!というライブではなくて、そこがよかった。音源ではピアノの厚みがあった「白日」は、少し音が薄く感じられたり、アコースティックバージョンで染み入るような聴かせ方をしたり、ロウラブはパンクロック感が強いアレンジをしていた。
「KingGnu史上最もポップでテンションの上がる曲をやりま~す、白日。」なんていう井口のMCも素敵だった。

もみくちゃにされながら、彼らの音楽を経験できて良かったと心から思う。
なんとなくではあるが、彼らは早々に洗練されて、いい意味で儚く解散してしまいそうだなあと、わたしは思っている。仲は良いだろうから、いろんなコラボとかは続けるだろうとも思う。彼らの決めた道は、どんな形だろうと、かっこよくて面白いんだろうなあと思う。

どんなバンドでもそうだけど、会いに行けて聴けるときが尊いなあと思えて、わたしは今日も頑張れる。
次は荒吐で会います。

セットリスト
1.Slumberland
2.Sorrow
3.Vinyl
4.McDonald Romance
5.ロウラブ
6.Bedtown
7.NIGHT POOL
8.白日
9.Hitman
10.???(未収録曲)
11.Flash
MC
12.Don't stop the clocks
13.It's a smallworld
14.破裂
15.Tokyo Randez-Vous
16.あなたは蜃気楼
17.PrayerX
18.teenager forever
19.The hole
アンコール サマーレイン・ダイバー

p.s.
寝ても覚めても、井口理が離れません。
肩が広くて手が大きいなあと思いました。
そんなばかり見ていたのではといわれてしまったら、悲しいのですが、
常田さんだと思っていた写真は、井口さんでした。

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