佐伯真魚

人工知能、IOT、5G 、で社会や人々の生活はどう変わっていくのかを主に発信します

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最近の記事

世界一過酷なレース『スパルタンレース』

スパルタンレースとは、アメリカ発祥の障害物競走イベントです。参加者は、約5km~21km以上に渡るコースを、様々な障害物をクリアしながら走破します。様々な種類の障害物があり、例えば壁を乗り越えたり、有刺鉄線の下をほふく前進したり、重いものを運んだり、泥の中を進んだり、やり投げで的を狙って投げたりと、いいろな障害物をクリアしなければなりません。 スパルタンレースは、独自のルールや文化があります。競技前には、参加者全員が集まって誓いを唱えます。誓いには、"I am Sparta

    • G検定シラバス改定対策問題60問

      2021年7月17日に実施されるG検定2021#2対応する模擬試験を作成しました。G検定2021#2からシラバスが改定され、新たに「ディープラーニングの社会実装に向けて」が加わるなど、新たな対策が必要になります。 そこで今回、「ディープラーニングの社会実装に向けて」の問題60問を追加しました。G検定公式テキストに完全準拠となっているため、解説はテキストで確認できる形となっています。テキストで学習した後、力試しととして活用して下さい。 もう既にG検定に合格されている方の再受

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      • G検定2021#2 シラバス改訂対応問題60問 プラス模擬試験(173問)

        2021年7月17日に実施されるG検定2021#2対応する模擬試験を作成しました。G検定2021#2からシラバスが改定され、新たに「ディープラーニングの社会実装に向けて」が加わるなど、新たな対策が必要になります。 そこで今回、「ディープラーニングの社会実装に向けて」の問題60問を追加しました。G検定公式テキストに完全準拠となっているため、解説はテキストで確認できる形となっています。テキストで学習した後、力試しととして活用して下さい。 G検定とはAI・ディープランニングを事

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        • G検定試験対策③人工知能の問題

          人工知能の分野は現在大変盛り上がっており、期待されていますが、課題も多くあります。G検定では人工知能の課題についても出題されますのでよく覚えておいて下さい。特にフレーム問題とシンボルグラウンディング問題は重要です。 フレーム問題1969年にマッカーシーとヘイズが指摘した人工知能研究の最大の難問。 フレーム問題とは、「今しようとしていることに関係のある事柄だけを選び出すことが、実は非常に難しい」ことを指します。 人間は何かタスクを行う時、それに関係あることだけを抽出し、そ

        世界一過酷なレース『スパルタンレース』

          G検定試験対策②人工知能の歴史

          人工知能の歴史を振り返ってみたいと思います。 1936年チューリングマシーンというコンピュータの原型ともいえるのが考案される 1943年ニューラルネットワークの元となる形式ニューロンの考案、 1943年ノーバード・ウィーナーが人工知能の先駆けとなるサイバネティクスという言葉を用いた 1946年世界初の電子式コンピューターENIACが誕生 1947年チューリングが人工知能の概念を提唱 1950年アランチューリングがチューリングテストを示す 1950年アイザック・アシモフがロボ

          G検定試験対策②人工知能の歴史

          G検定試験対策①人工知能とは何か

          はじめに 日本ディープラーニング協会が主催するG検定。 AI(人工知能)のビジネス活用の資格として徐々に認知が広まってきてるように思います。 2019年3月9日の4回目の試験を実施し、受験者が1万人に迫り、合格者も6千人を超えるなど徐々に認知が広まって受験する人も増え続けています。 しかし、まだまだ始まったばかりの試験で合格するための学習環境が整っているとはいえず、合格するためにどのように学習を進めればいいのかわからないのが現状です。 そのため、中には高額な試験対策

          G検定試験対策①人工知能とは何か

          人工知能の最新技術

          2018年末現在で人工知能分野の技術は大きく進化しています。ディープラーニングによる画像認識はかなり進み、アプリケーションが多数出てきています。次の段階としては機械ロボット型への応用となります。なかなか実用に結びつきつきにくい状況が続いていましたが、ここにきて一気に新しい研究が出てきています。 ①ワールドモデルズ(世界モデル) 運動系の強化学習に利用されるモデルで、エージェントの環境世界を学習する大規模な内部モデルが世界モデル。タスクを実行する小規模なモデル(Control

          人工知能の最新技術

          IBM「Watson」とは

          米大手IT企業「IBM」はこれまで「コンピューターが人間を超えること」をテーマに、「グランドチャレンジ」として数々の挑戦をしてきました。そのひとつが「チェス」です。IBMはチェスの世界チャンピオンに勝利するために「ディープブルー」を開発しました。 「ディープブルー」は当時世界チャンピオン、ガルリ・カスパルフ氏に一度は破れますが、その後リベンジを果たし「ディープブルー」は人間の世界チャンピオンに見事勝利します。1997年の事です。 コンピュータが「チェス」で人間の世界チャン

          IBM「Watson」とは

          アルファ碁とは何か

          人工知能が近年注目されている中で、特に注目を浴びたのがアルファ碁でしょう。 2016年3月9日、人工知能が世界最高レベルの囲碁プロ棋士、韓国のイ・セドル九段を4勝1敗で破るという大きな出来事がありました。これで勝利したのが「アルファ碁」です。 これまでコンピューターはチェスや将棋では人間が勝利していますが、囲碁は着手数がはるかに多い為、コンピュータが人間に勝つにはまだ、10年以上先だろうと言われていました。それが突然コンピュータが人間に勝利した為、世間に衝撃を与えました。

          アルファ碁とは何か

          データサイエンティストとは

          近年、通信機器の発達、各種センサー、インターネットのサービスの普及などにより、収集・蓄積が可能なデータの種類と量が急激にに増大しています。 そして、それらの膨大なデータから、ビジネスに活用する知見を引き出す高度な人材として注目されているのが「データサイエンティスト」です。 2012年頃からビックデータという言葉がメディアに頻繁に取り上げられるようになり、データサイエンティストという言葉が使われるようになりました。 データサイエンティストという言葉は海外から輸入されたもの

          データサイエンティストとは

          オントロジーとは

          Cyc プロジェクトの様な知識をコンピュータに記述することが、時間がかかって、いつ終わるかわからないということで、今度は、人工知能を研究する際に、「知識を記述すること自体」を研究するということが、行われる様になりました。それが、オントロジー研究につながりました。トム・グルーバーという人が提唱しました。 オントロジーとは、哲学用語で「存在論」を意味します。 人工知能の用語としては、「概念化の明示的な仕様」と定義されます。 知識を書くということにしても、そこに「仕様書」があっ

          オントロジーとは

          人間の持つすべての一般常識をコンピューターに入力しようという野心的なプロジェクト「CYCプロジェクト」

          人間なら誰でも知っているような知識をどのように表現すれば、コンピューターが処理しやすい形になるのか。そのための研究がこれまで様々行われてきました。 その中で人工知能の新たなアプローチとしてCyc (サイク)プロジェクト呼ばれるプロジェクトが始まりました。 これは、人間の持つすべての一般常識をコンピューターに入力し、データベース化することによって、人間と同等の推論システムを構築することを目的としています。 「Cyc」とはencyclopedia (百科事典)から由来してい

          人間の持つすべての一般常識をコンピューターに入力しようという野心的なプロジェクト「CYCプロジェクト」

          人工知能(AI)の資格 。エンジニア向けの【E資格】と AIのビジネス活用の能力を問う【G検定】の2つ資格を徹底解説

          現在、第3次ブームの中にあり、さまざまな人工知能(AI)の情報が飛び交っています。 その中で、 その情報が正しい情報なのか、間違っている情報なのかを判断するのは難しい。また、人工知能(AI)を開発するとして、専門の開発会社に発注しようとするとき、その会社やエンジニアはどのくらいの人工知能(AI)を開発する力を持っているのか判断することは難しいのが現状です。 このような問題を解決するために、人工知能(AI)の専門知識を持っている人材や実際に開発できる人材の育成が重要になりま

          人工知能(AI)の資格 。エンジニア向けの【E資格】と AIのビジネス活用の能力を問う【G検定】の2つ資格を徹底解説

          第二次人工知能ブーム時の「エキスパートシステム」とは

          1970年代に第二次人工知能ブームが起きます。 エキスパートシステムはコンピューターに「知識」を与えて人工知能を賢くするという試みです。 エキスパートシステムとは、コンピューター技術の進歩により、データベース(知識)を利用することができるようになり、それによって、新しいソフトウェアが開発されるようになりました。その分野のエキスパート(専門家)のように振る舞うプログラムであることから、「エキスパートシステム」と呼ばれます。 エキスパートシステムで有名なものに「Mycin

          第二次人工知能ブーム時の「エキスパートシステム」とは

          【AI解説】人工知能は「人類の夢」を実現させるための“秘密の道具”?!

          はじめに人工知能がすごい勢いで進化しています。 このわずか数年で、人間が行っている様々なことを人工知能に代替することが可能になってきました。例えば AIエージェントが様々な場所で受付などの案内をしてくれたり、携帯アプリでまるで恋人のように会話を楽しんだり、 自分に必要な情報を教えてくれたり、身の回りの案内をしてくれたり、さらには、勉強を見てくれたりといったことまで AI(人工知能)がやってくれるようになりました。 人工知能のここ数年の技術の進化により、コンピュータが人間で

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          人間と自然言語に対応するチャットボット「ELIZA(イライザ)」が登場

          1965年の第二次人工知能ブームの時に、イライザと呼ばれる人間と自然に会話ができる人工知能が開発されました。これは対話にあたって、あらかじめ設定されたルールを記述しておき、それをもとに患者と対話を行うシステムです。 イライザに何か言葉を入力すると、それに対して会話が成立するような言葉を返してきます。実際に機械が言葉をわかっているわけではないのですが、会話しているような感じになり、感情的に没頭する人も出た程でした。 現在はこのようなシステムは「人工無能」と呼ばれています。

          人間と自然言語に対応するチャットボット「ELIZA(イライザ)」が登場