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都市化する街と群れを成す人々。きっとおじさんは寂しいんです

僕が東京で働きはじめてから3年が経ちました。

ずっと憧れていた東京のはずなのに、ここは「村」なんだってわかったのは入社して1週間ほどが経った頃でした。

まさに昭和の組織を切り取ったような、昔ながらの村社会が出来上がっていました。外のコミュニティとの接点がほとんど無いんですよ、てっきり周囲の会社の人と楽しくランチとかしながら、、、

まああるわけ無いですよね。毎日1,000円もするランチ食べてるわけにもいかないし、どこに行くにも混みすぎていて動く気にもならないです。

おっと、これでは流行りの「東京下げ」になってしまうではないか(笑)

今や東京の人口は14百万人を超えて、日本の1割以上が密集する大都会。23区になると人口密度は15,583人/km2となり、日本の平均の340人/km2の46倍にもなるのです。

それでも世界で見ればフィリピンのように23区の人口密度の2倍も3倍もある都市がゴロゴロしている地域も結構あったりするのです。今やフィリピンの人口は113百万人でこの30年ほどでほぼ倍になったんです。

でも、それ以上にフィリピンは48%という高い「都市化率」が進展した結果が今の姿なんです。

そうなんです。世界は都市化しているんです。

世界銀行のデータによると、世界の総人口のうち、村落地域に暮らす人々の比率は1960年代初頭の3分の2から、最近では45%まで低下しています。

アフリカではサハラ砂漠以南の農村部から都市部へ人口が移動し、急速に都市化が進んでいます。産業化が不十分で資金不足に陥りインフラや医療などが十分に行き届いていないために都市化が深刻な社会問題に発展しているんです。

どうやら人は群れを目指して民族大移動を行っているようです。

なぜ生物は群れを成すのでしょうか?アリもイワシも、ゾウもみんな群れの中の一員として生活しています。外敵から身を守るにはメリットがあるのでしょうが、人はなぜ群れを目指すんでしょうね。

そういえば、一匹狼という言葉がありますが、群れることへの仲間関係の煩わしさを好まず、自分の判断と能力で生きている孤高の象徴みたいに用いられます。

野生動物の多くは孤高の存在であって、彼らは単身で暮らすためのあらゆる能力を備えています。

きっと、人は1人で生きるには寂し過ぎるのかもしれない。いつも夜のネオンに消えていくおじさんたちの本当の正体は、街灯の光に集まるウスバカゲロウだったのかもしれない。

寂しいんですよ。おじさんたちは、、、

都市化の加速するアフリカの話に戻りますが、アフリカにはすでにSpaceX のインターネットサービスであるスターリンクがサービスを提供開始し、さらに再生可能エネルギーを提供するスタートアップが登場してインフラ課題を克服しつつあります。

もしかしたら、このアフリカから「都市」と「村」の新しい形の共存が生まれるかもしれない、きっとデジタルスキルを持つ若い才能がアフリカの未来を切り拓く日は近いと思います。


って言うか、まずはうちの会社の「村」をなんとかしてください涙、、、


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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