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600万年前からこれからの働き方を考えてみる

人類の600万年以上もある歴史の中で、99%を占める狩猟時代の1日の労働時間はおよそ4時間と言われているんです。

これは1960年代に入ってからの調査でアフリカ、オーストラリア、そしてベネズエラなどの原住民である狩猟民族の労働時間はどれも皆ほぼ同じで、1日あたり約4時間だったということなんです。ちなみに、そのうち狩猟が2時間、道具の製作や調理を合わせて2時間とのことで、働いている時間はなんと現代の半分程度だったらしいのです。

ちなみに、人間に最も近い種である類人猿の1日の労働時間は、平均で4.4時間とのことからも過去の狩猟時代の働き方の確からしさが伺えます。

恐らくエネルギー収支的に考えれば、最小のエネルギーで獲物を獲得して、食糧として必要なだけのエネルギーを吸収するということが目的だと考えれば、むやみに労働時間を伸ばす必要が無いんでしょうね。

昔の人は合理的に生きていたんだと思います。

一方で、農耕時代に入ると夜が明ける前から日没まで実に12時間以上働くようになったんです、動植物を育てることは本当に手間がかかるんですよね。

しかし、狩猟時代と農耕時代の働き方には共通点があります。それは食住近接であり、生活と仕事は完全に一体のものだったということです。

ある意味現代人の求める最先端の働き方だったような気がするのは自分だけじゃ無いはず。

じゃあ何故現代人が今の働き方に苦しんでいるのかっていうと、それは150年前に始まった産業革命が原因なんです。

大きくて高い機械の稼働に合わせて工場に行って一緒に働かないといけなくなったので、急に知らない人同士で朝8時に集まって、脇目もふらずに働いて17時の鐘とともに帰る。そんな生活に一変したんです。

ちなみにこれは有名な写真ですが、1913年に撮られたニューヨーク5番街の様子です。それまでは馬車が走っていたのですが僅か10年程でT型フォードで埋め尽くされているのです。変化のスピードって早いんです。

問題は、人間がこれがスタンダードな働き方だと認識してしまったことだと思う。

気がついたら時代が変わり、機械に合わせなくても、人が集まらなくても普通に働ける。

はず、なのに150年前から全く働き方は変わっていません。

今年大学を卒業して働き出す人は48万人いるがそのうち工業などの第二次産業に従事する人は僅か6万人、残りはほぼ第三次産業だというのにだ。既に「工場」縛りは無いんですよ。

今こそ本気で考える時だと思う。

それは、決して狩猟時代や農耕時代へ憧れるんでは無い。価値を作り出すのは人間の労働から別のキカイに変わっているんだということに気づいてもいいんでは無いのだろうか。

狩猟時代は移動生活について来れない高齢者は置き去りにして生き残りをはかってきたが、現代の人間の叡智があれば誰一人取り残さずに豊かな社会を築くことができるはず。出来るといいなぁと思っています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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