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【レポート】AI4D Gathering デザインプロセス大解剖 -実務での生成AI×デザインが丸わかり-

こんにちは!AI4Dの運営のなつです!
普段はUXリサーチャー/Webディレクターをやりつつ、AIも追ってる人間です。よろしくお願いします。

今日は、3/25に開催したAI4D Gathering @虎ノ門 デザインプロセス大解剖 - 実務での生成AI×デザインが丸わかり-のイベントレポートになります!
(大変に遅くなりすみません!)
当日はKDDIさん、富士通さん、noteさんのキーノートトークや、公募の方のLTなどがありました。
最終的にオンオフ合わせて300人ぐらいの方にご参加いただき、大変ありがとうございました!

概要
日時:3/25 19:00-21:15
形式:オフライン&オンラインのハイブリット
場所:
KDDI DIGITAl GATE
参加:オンオフ合わせて300人ぐらい
動画:こちらから
アーカイブを見ることができます(一部音声聞途切れる部分あります)

イベントレポート

オープニングトーク by しょーてぃさん (AI4D)

しょーてぃーさん

まずは主催のしょーてぃーさんからオープニングトークとして私たちAI4Dについてお話がありました!
AI4Dはデザイン領域でのAIの実践知(AI使ってみたよ)を情報交換・活性化を目的としています。

AI4Dの4つのD。多角的に見る「Dimension」、さまざまな価値観を尊重する「Diversity」、前向きに動く「Dynamics」、創造の喜び忘れない「Delight」

「AIとどう生きるのか」は熱として高まっており、その流れに乗って、いろんな組織の中でどのようにAIと向き合っているのかを共有し合うことが今回のイベントのメインテーマです。

Keynote① 生成AIプロダクト開発におけるプロセスシェア by 都村さん (KAG/AI4D)、米道さん(KAG)

動画:アーカイブ : 18:00ごろ

生成AIプロダクト開発におけるプロセスシェア
左:都村(つむら)さん、右:米道(よねみち)さん

一つ目のKeynoteはKAG(KDDIアジャイル開発センター) の都村(つむら)さん、米道(よねみち)さんのトークで、KAGの中で普段どのようにAI開発が行われているかと、そこで得られたTipsをお話しいただきました。

Tips1:AIを使うことを目的にするのか、やりたいことがAIだったらできそうだと思っているのかをはっきりさせる
Tips1の補足:AIプロジェクトにはプロジェクトの目的整理が必要、というお話し

戦略やプロジェクトの目的整理の大事さ、ユーザーのリテラシーをどう考えるかなど、学びのあるとても充実したセッションでした!

Keynote② 生成AIを活用した動画制作による共創アプローチの可能性 by 有澤さん (富士通)

動画:アーカイブ : 37:30ごろ

生成AIを活用した動画制作による共創アプローチの可能性
有澤さん

二つ目のKeynoteは富士通株式会社 デザインセンター 有澤さんのトークで、普段での業務での活用状況や取り組み、そして実際のサービスのプロモーション動画をAIで生成した事例についてをお話しいただきました

作成したSAKE WABE FESのPV
AIを活用したムービー作成プロセス
生成AIを活用した動画と人の手で作る動画の違い

AIを使うことで動画作成プロセス自体を高速化することができ、議論を活性化させることができるというのが非常に印象的でした!

有澤さんの紹介された日本酒のサービスに関してnoteがあるので、ぜひそちらもご覧ください!

Keynote③ AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法 by 北島さん (note株式会社)

動画:アーカイブ : 56:30ごろ

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法
北島さん

三つ目のKeynoteはnote株式会社 北島さんのトークで、普段での文章ライティング業務でAIをどのように活用しているか、そしてライティングがnoteのブランドイメージに沿ってるかをレビューするAIの構想をお話しいただきました。

AIにできることを5つと捉え、個別のタスクをそれぞれの目線で分類するのが大事というお話し
noteを使って壁打ちをしたり、可能性を発散しているそうです
noteのライティング基準の人格 noteさん

現実のステップに沿ってAI利用が語られていてとてもよく理解できました。また、ライティングをAIに頼り切るのではなく、現時点では人間の目で精査していくことも重要とお話しいただきました。

北島さんはnoteでも書かれているので、ぜひそちらもご覧ください!

公募のLT(4組)

keynoteが終わった後は4組のLTが行われました。

動画:アーカイブ : 1:10:20ごろ

情報設計フェーズでの生成AIとの協業

(株式会社くふうカンパニー 池田さん)

池田さん

池田さんには社内でどのようにAIを使っているかをお話しいただきました。アイディア出しや壁打ちのほか顧客理解にも使われていたり、また同じ指摘でもAIから返ってきた方が社員が素直に聞く…といった気づきも印象的でした!

アバターと生成AIの融合、UIの可能性を探る

(AVITA株式会社 岩崎さん)

岩崎さん

岩崎さんにはアバター型UIを採用しているサービスのデザイン知見についてお話しいただきました。AIを使った映像などインパクトのあるコンセプトワークは世の中に増えてきている一方で、サービスとしては細かい機能ごとにAIを組み合わせるのが効果的と教えていただきました!

UXライターが語る「生成AIはプロンプトが9割」

(フリーランスUXライター 永井さん)

永井さん

永井さんにはAIのプロンプトを書くときに、正しく伝えないと伝わらないけど正しく日本語使えている?という疑問提起と、その時にUXライティングの視点を持つのはどうか、という話をしていただきました!

ユーザーとシステムを繋ぐエージェントUX

(ディップ株式会社 亀田さん)

亀田さん

亀田さんにはAIを組み込んだプロダクトのサービス設計についてお話しいただきました。生成AIを単なるシステムではなく、ユーザーとシステムを繋ぐエージェントとして、インプットをどのようにゴールまで導いてくれるかを考えることが重要ということをお話しいただきました!

全てのKeynoteとLTが終わった後は交流会となりました。

イベントを通じて人と人の繋がりを作りたい

AI4Dでは人と人と繋がりを作ることを重要と考えており、今回のイベントでもそれらを重視しました。

意見シェア

実は各Keynoteの終わった後に、毎回5分の意見交換タイムを設け各テーブルで意見をしてもらいました。
各テーブルでは初対面どうしてはあるものの、色々議論が弾んでいる様子でした。この意見シェアが好評で「他のイベントと違ってよかった!」という嬉しいコメントもいただきました。

意見をシェアし合う参加者の方々
初対面でもしっかり盛り上がっていました

交流会

全てのKeynoteとLTが終わった後は交流会となりました。
すでに意見シェアがあったからか交流が非常に活発で、最後までかなり多くの方が残られていました。

交流会のキャッチフレーズ:おもとだち3人以上作るって約束しよっ!
たくさんの人が交流
食べ物もおしゃれです

総括

こうしてイベントは大盛況に終わりました。
現場の取り組みを知ることができたり、活発な交流の促進にもつながったと思っています。また他のAI系イベントよりデザイナーの方が多く参加されていたことも印象的でした。

改めまして、オンライン、オフラインで参加いただいたみなさまありがとうございました!
また AI4Dでイベントをやる際はぜひご参加ください!

かわいいTシャツも作りました

運営メンバー
司会 @stccccck
カメラ @masonosamasono / @Dia_Nexus
スタッフ統括 @tsumu_design 
ロゴデザイン@frL_Elz
経理&後援  @makiko_sakamoto
スタッフサポート KDDI アジャイル開発センターのみなさま

AI4Dについて

AI4Dはしょーてぃーさんともちさんを主催に発足されたデザイン×AIの可能性を模索していくDiscordコミュニティです。
今はまだ立ち上げ期なのでクローズドですが、そのうち展開していくと思います。
気づいたらイベントの他にpodcastなども始まってました。
詳しくは下記をどうぞ!

今日はそんなところです。
読んでいただきありがとうございました!

AI4D なつ
▶筆者のプロフィール(X)

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