見出し画像

AI画像生成超入門 その5

「いよいよ」なのか、「やっと」なのか、その5書きます。
書きたい内容はいろいろあるのですけど、順序とか考えるとなかなか筆が進みません。すいません。
たぶん、ここまで読み進めた方は、もっとプロンプトを!呪文を教えろ!と思っているかもしれませんが、そういう先人の知恵はかなり出ているのでいまさらここで語るまでもないかな?調べ方とかはまた後に書きます。

LoRAについて

今回はまず、LoRAについて説明していこうと思います。
LoRAとは、「Low-Rank Adaptaion」の略で、モデル(チェックポイント)でカバーしきれていないところを部分的に追加学習することによって、少ないリソースでより高品質な画像生成を行うことができるようになる技術です。

TensorArtでも多くのLoRAがそれぞれの作者によって公開されていますので、ぜひ使わせていただきましょう。
ここで気をつけないといけないのは、SD1.5用とSDXL用は互換性が無い、という点です。
LoRAを探していると魅力的なLoRAがたくさん出てくるのですが、そのほとんどがSD1.5用となっています。
間違えないように、LoRA選択画面ではSDXLのボタンを押して絞り込んでおきましょう。

では、具体的にLoRAとはどのようなものか。どんなときに使うのか。詳しく見ていきたいと思います。

まず一番使用頻度が高いと思われるものは、ディティール系だと思います。品質プロンプトでもhigh detailedとかultra detailedとか書いていますが、さらに安定した詳細な描き込みを求めるときに使用します。
Another More Detail XLとかPhoto Real XLあたりが人気がありそうです。わたしが通常利用しているLoRAはTensorに用意がないので紹介できませんが、Extra Detailer XLを使うことがあります。
無課金の場合はLoRAは3点まで、課金者は6点まで使えますので、品質系LoRAを3つ使うのもありです。

LoRAを3つ追加しました。
それぞれのLoRAにスライダーを数値がありますが、これがそのLoRAの強度になります。Tensorの場合最大が2.0で最小が-2.0です。数値0が効果無しになります。それぞれのLoRAの適正値が紹介ページに書いてあるのでそれを参考にしながら調整してみてください。通常0.6~1.0くらいになると思いますが、上記のように効果が重複するLoRAの場合0.3とかかなり低めにしないと画像が荒れる可能性があります。(その場合どうしても使いたいものか考えたほうがいいかもしれない)
また、数値にマイナスの設定がありますが、マイナス方向に振ると効果が逆転するタイプのLoRAもあります。全てではないので必ずと言い切れませんのでLoRAの説明欄を御覧ください。

次によく使用されるLoRAはキャラクターLoRAでしょうか。
特定のアニメやゲームのキャラクターを再現するために作られたLoRAになります。
Animagine3.0が出たことで若干需要は減ったような気がしますが、自分のお気に入りのモデルで生成するためには必要になるので未だに人気はあると思います。
版権ものは取り扱いにご注意ください。

その他には、特定のシチュエーションに拘ったもの、日本独自の文化を再現するものなど多岐にわたります。
モデル探し同様にLoRA探しも宝探しのようで楽しいものです。
新しく見つけたLoRAによって新たなアイデアが生まれ、また新しい絵が生まれることがありますので、ぜひ皆さんもいろいろ試してみてください。

ディティール系以外のおすすめLoRA

わたしはそれほどLoRAを多用するほうではないので、だいたいいつも使用するものは固定なのですが、

ToxicEchoXLの作者様のLoRAを使うことは多いです。
最近使用頻度が高いのは以下のLoRAで、キラキラさせてます。使い勝手が良いです。0.2~0.3くらい薄く掛けて使ったりします。

また、MemihaRakugakiXL2を使ってイラスト色を強めたりします。他の使用するLoRAによって数値は調節してます。

最後にLoRAってこんなこともできるんだ!と驚きを与えてくれる作者様を紹介して終わります。

トリガーワード

LoRAにはトリガーワードが設定されているものがあります。これも全てではないのでそれぞれの説明を見て欲しいのですが、基本的にTensorではLoRAを追加すると自動でプロンプトにトリガーワードが必要な場合は差し込まれるようになっています。
トリガーワードとはそのLoRAを適用するために必要な単語です。例えばキャラLoRAであればキャラ名等がトリガーワードになっています。

SDXLを使用するようになって、プロンプトで解決することが多くなってしまったので、あまりLoRAは使わなくなってしまいました。
参考にならない紹介で申し訳ありません。

LoRA無し
ram\(re:zero\), rem\(re:zero\)

今回もお読みいただきありがとうございました。
次回はプロンプトについて書いていけたらいいなと考えております。
またよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?