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AI画像生成超入門 その5.5

プロンプト編

その6とその7を書いたけど、いろいろ悩んだ末に公開することをとりあえず止めて、新たに5.5を書くことにしました。
今回は下の作例をもとにプロンプトの紹介と解説をしていきます。
わたしなりの解釈・理解・説明なので間違っていたらごめんなさい。生成結果が全てです。

今回の作例用に生成

作例はTensorArtで公開しているものをベースにブラッシュアップしたものになります。元々FiaMix1.8用に作っていたので、今回はバージョンの上がったFiaMix2.2用として作りました。
以下がプロンプトになります。

1girl, loli, portrait, steampunk, 
mesmerizing Art Nouveau illustration, 
intricate floral motifs and flowing lines inspired by Alphonse Mucha,
pastel neon colors, entanglement, swirling patterns, 
BREAK
(mechanical arms, mechanical joints:1.1), goggles, 
cleavage, ink painting, detailed hair, best quality, pop Anime style

見やすいように改行を入れています。
1girl:その1でも使用している基本プロンプト。少女を1人描きます。
loli:ロリ。説明必要ですか?あまり効果出ていませんね。
portrait:構図を決めています。ポートレイトはだいたい首から頭のはずですがバストアップになってますね。これは他のプロンプトが影響しているからです。今回ぐらいの構図だとupper bodyあたりが正解かもしれません。
steampunk:スチームパンク風。茶色系の金属っぽい表現と歯車、時計が描かれるようになります。ごちゃごちゃした機械好きの世界。
mesmerizing Art Nouveau illustration,  intricate floral motifs and flowing lines inspired by Alphonse Mucha:ここは2文まとめて、アールヌーボー調のイラストを花と線を使用しアルフォンス・ミュシャ風に描くと指示しています。Art Nouveauだけでもほとんど同じ感じにはなります。
pastel neon colors:色彩をパステルネオンカラーに指定。スチームパンクもアール・ヌーヴォーも茶系のカラーになるので彩りを求めてます。あまり効果無し。
entanglement, swirling patterns:背景の賑やかしになるかと入れてます。目立った効果は出ていません。
BREAK:ブレイク構文についてはまたいずれ。トークンのリセットしてます。
(mechanical arms, mechanical joints:1.1):腕を機械化させます。腕だけ、というのはわたしの癖です。FiaMixはメカが出にくい気がしているので強調構文を使用しています。このプロンプトがあるせいでポートレイトではなくなっていると推測します。
goggles:スチームパンクの必需品です。
cleavage:胸の谷間。この絵の見どころとして設定しました。そのせいでloliが打ち消された可能性が高いです。
ink painting:アール・ヌーヴォーの影響か柔らかい細い線になってしまったので線をハッキリさせるために入れました。今回はありませんでしたが、インクが跳ねたような描画や零したような描画が入る時があります。
detailed hair, best quality:品質系は今回はこれだけ。十分でしょ?
pop Anime style:FiaMixXL2.2は自動でプロンプトにAnime styleが差し込まれるのですが、わたしはさらにpopを追加してます。これも線と色がくっきり出やすくなる効果があります。

おおまかにこのような感じです。
今回はあまり細かいことは指示せずにAIに任せてます。
髪型・髪色・瞳の色・表情、なにも指示してませんね。
いい感じに仕上げてくれることを祈ってます。

その他の生成データは以下です。

Negative prompt: nsfw, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, artist name, text, negativeXL_D, letters, writing, unaestheticXLv13, 3d, professional shading,
Steps: 25,
Sampler: Euler a,
CFG scale: 5,
Seed: 881114568,
Size: 896x1152,
VAE: sdxl_vae.safetensors,
Denoising strength: 0,
Clip skip: 2,
Model: FiaMix XL V2.2 Realistic,
LoRA: extra_detailer_v1_1

ネガティブプロンプトは使いまわしなのでいろいろ入ってます。
無課金対応用にサンプリング回数は25回。
少しディティールアップしたかったのでLoRAのExtraDetailerを0.8掛けてます。

次の画像は同一プロンプトでSeed違いと、プロンプトに一部追加で同一Seedのもの。

Seed違い

cleavageの効果がはっきり見てとれるのは良かったけど、腕のメカ化がわかりにくいので次点となりました。

red and yellow entanglement

entanglementの効果を出そうとカラーを追加指定したけどイマイチな結果。
そもそも赤指定が間違っている気がします。

最後にTensorArt公開版も載せておきます。

以上。
今回はここまで。次回は6・7飛ばして8になるかな?5.6かもしれない。
では、また!

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