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AI画像生成超入門 その2

ネガティブプロンプトについて

引き続きTensorArtを基準に話を進めていきます。
ネガティブプロンプトとは、ポジティブプロンプトの逆で、不要な要素を書いていきます。よく分からない時は、ひとまず

negativeXL_D

と入れておきましょう。(TensorでSDXLの場合)
あとは、その時々の状況に合わせて書き足していきます。
例えば、プロンプトにcat earsと書いたら猫耳だけでなく猫も描かれてしまうことがあります。そういうときに、ネガティブプロンプトにcatと入れておくことで猫を描かれないようにします。
が、必ずしも上手くいくわけではないので、オマジナイと思った方が精神衛生上良いです。

negativeXL_Dについて

TensorArtのネガティブプロンプト欄にある?マークを押すとEmbeddingsとしてnegativeXL_DとunaestheticXLv13という文字が現れます。その右側のマークをタップすると文字列がコピーされるので、ネガティブプロンプト欄にペーストしましょう。
この2つはTextual InversionとかEmbeddingとか呼ばれるもので、この1単語入力するだけでかなりの効果を発揮してくれます。
例えば、通常であれば

worst quality,ugly,bad anatomy,jpeg artifacts

みたいな単語をネガティブプロンプトとして入力する必要があるのですが、こういう基本的な部分をnegativeXL_Dという1単語でまかなってくれます。これさえ入れておけば最低限の品質は保証されますので絶対に入れておきましょう。

unaestheticXLv13については、画質調整用のものなので好みで入れたり外したりしてみてください。

モデル(CheckPoint)

さて、いよいよモデルの話に入っていきます。
モデルと言ったりチェックポイントと言ったりする画風に大きく影響する部分になります。
大別すると、実写リアル系とアニメイラスト系に分けることができると思いますがどちらにも対応しているものもあったり多種多様です。
良い悪いでは無いので、自分が好きなものを選ぶといいでしょう。
というより、自分好みのモデルを見つけることが最初の楽しみかもしれません。モデルが違えば、たとえ同じプロンプトを使用してもまったく違うものになったりします。
ここではSDXLをベースに話をすすめているのでモデルはXLと書かれたものを選びましょう。モデルの選択画面でSDXLを選択してその中から選べばOKです。

SDXLとSD1.5(無印)

これはバージョンの違いです。1.5のほうは特になにも表記がありません。
混在していたりするので間違いやすいですが、互換性は無いです。
SDXLのほうが新しいバージョンになります。
これから始める方はSDXLから始めたほうがいいと思います。

おすすめのモデル

TensorArtで自分が普段よく使用しているモデルを紹介しておきます。
参考になれば幸いです。
2Dイラスト系しか使っていませんのでリアル系をお探しの方はごめんなさい。

FiaMix XL

最近一番使用しています。
プロンプト次第ではかなりリアル寄りの絵も出せます。
画風の幅が広く、いろんな画風を試す自分にとっては、ほとんどの状況で対応してくれるので助かります。

ToxicEcho XL

これが使いたくてTensorを使い続けてると言っても過言ではありません。
ただ、自分が生成してものすごく気に入った画風はプロンプトがわからなくなってしまって二度と生成することができません…

Sukiyaki XL

ローカル環境でも良く使っています。公言するのは初ですね。
女の子主体のイラストで使ってます。最近は同じ作者のShiratakiMix XLも使ったりしてます。

今回はここまで。
それではみなさん、また次回「その3」でお会いしましょう。
読んでいただき、ありがとうございました。

#ToxicEchoXL

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