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【Stable Diffusion】絵画やイラストのアナログ作家の未来

AI時代の画家やイラストレーターの可能性


こんにちは。

生成AIツール【Stable Diffusion】にドハマりしてる、「ふるえる」です。

以前の投稿でアナログ画風のイラストがかける汎用性の高いLoraを配布するといった記事を執筆せて頂きました。

アナログのイラストや絵画を描いてる方の画風を学習させることで、到底一人ではたどり着くことのできないような作品が生成されることに、とても可能性を感じております。



アナログ制作による自身の挫折経験

私は自分自身学生の頃に本気でイラストレーターを目指して専門学校に通っておりました。結局挫折して、デザイナーになったのですが、挫折の理由は、主にデッサン力や画力に限界を感じたからです。

とくにデッサン力というのは、当然すぐに習得できるものではなく何年もの間すべての時間を費やすことで習得できる境地です。

現在活躍しているイラストレーターもデッサン力という基礎の上にデフォルメという技術を取り入れてるので基礎力がないデフォルメは例外を除いて不格好な絵でしかありません。

それらを習得しようとする覚悟は半端な気持ちでは当然続けられないですし、おそらく大半の方が途中で挫折をしているのではないでしょうか。

作家の画風を学習させることによる可能性

Stable DiffusionのLoraという学習方法は、作家の画風のみを学習することが可能です。

この技術が個人的に、私のような一度挫折を味わったことのある人や今から作家を目指す方の希望になると感じており、すでに活躍されている方のポテンシャルをさらに何段階も引き上げると思っています。

画風を学習させてプロンプトで生成した風景
画風を学習させてプロンプトで創造した風景
画風を学習させてプロンプトで創造した風景


Stable DiffusionのLoraはあくまで追加学習を行う技術でして、それとは別にベースモデルというものが数多く存在し、現在も日々増え続けてます。

ちなみにcivitaiというサイトから無料でダウンロードして誰でも使うことができます。

これらをベースモデルとして使用することで、デッサン力がなくても、だれでもリアルな人物やイラスト、建物、風景、キャラクターなど、思うがままに作ることができます。

ただ、そのまま使うと当然オリジナリティを出すことはできません。
そこでLoraの追加学習です。

画風の学習は簡単ではない

先ほどお伝えしたLora学習では画風のみ学習させることが可能です。
ただ、だれでも簡単にできる技術ではないのと、オリジナリティのある元絵を用意することが大前提なります。

例えば、一本線を描いたからそのタッチになるということではなく、私の作ったLoraの場合は、プロのイラストレータから提供された10枚程度の質の高いイラストを学習させており、線の書き込み量など、情報量が多いほど高品質な学習が可能となります。

元となるイラストの質が悪いと生成される質も下がります。

質の悪い学習による細部の崩れ


思い通りの作品をつくる

先ほどお伝えしたように精度の高い学習ができたら、あとはベースモデルとブレンドさせることで、限りなくオリジナリティ性の高い絵が生成できるようになります。

ちなみに、Loraは一度に複数適用することもできます。

例えば・・・

Loraデータ A:0.5
Loraデータ B:0.3
Loraデータ A:0.2

など適用量を調整して、いいとこどりをするなどもできるので、無限の創造性が生まれます。

なので、Lora学習において、どのように使っても破綻(画像の崩れ)が起こらないような汎用性の高いデータを作ることがとても重要になります。
(これがかなり難しいのですが・・・笑)

複数のLoraを掛け合わせて生成した破綻のないキャラクター


作家の可能性について

ここまでLora学習についてお話しましたが、最後に作家の可能性について触れたいと思います。

私は今後、独自の世界観を持った唯一無二の作家こそ、生成AIも併用することでポテンシャルの引き上げにブーストがかかると考えています。

すでに海外では生成AIをフル活用した、アナログと見分けのつかないような絵画作品なども多く発表されており、高値で取引もされております。

私はこのAI時代において、すでにスタイルを確立している実力のある作家や、これから生まれてくる新しい作家こそ生成AIも利用するべきだと思っており、到底一生分ではたどり着けないような高みに昇っていけると思っております。

とはいえ、現在はまだ世の中のAI作品の評価については賛否がありますが、そのうち時代は必ずついてくると思います。


アナログ作家さんを募集します

私自身Lora学習についてはまだまだ研究中ですが、
もし興味を持って頂けたらTwitterのDMにてお気軽にお声がけください。

作家さんじゃなくてもこういったプロジェクトに共感して頂いた方でも構いません。一緒に探求しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた。

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