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2024.2.16 水戸小旅行

経緯

2月10日。
たまたま見た徳川ミュージアムさんのツイートから「水戸弾丸旅行したいな。」と思い立つ。
兼ねてより刀剣乱舞での推し刀、燭台切光忠が徳川ミュージアムに所蔵・展示されていることは承知しており。ぜひ会いに行きたい、とは思っていたものの長らく足踏み状態でした。
少し調べてみたところ、ちょうど近辺の偕楽園にて梅まつりが開催されているとのこと。
これは巡り合わせ!と感じ、思い立ったが吉日。翌週には弾丸旅行を決行しました。

オタクとしての私の自己紹介をしておきますと、
・審神者歴8年の1年遅れ審神者、始めたきっかけは光忠
・燭台切光忠、蜻蛉切が現在の二大推し
・燭台切光忠を演じる佐藤拓也さんのファン
・昨年1月に福岡でへし切長谷部と日本号の展示を見ている

自身の旅の記録としてこの記事を残しておきます。願わくば、後発の同志の役に立ちますように!

12:00 水戸到着

水戸までは常磐線特急「ときわ」を利用。

紹介します、私の身代わり。名前は「自我」。
今回はこの子と一緒に旅しました。

全席指定席。平日ということもあってか特に混雑することもなく、快適に移動できました。
えきねっとで購入したので、特に切符もなく、改札もスムーズ。

水戸駅到着。自我も楽しそうです。

12:00時ごろ、水戸駅に到着しました。
まずは今回の目的である当初の計画では水戸駅周辺でレンタサイクルを借りてミュージアムまで向かう予定でしたが、到着してみると、思ったよりも風が強く、気温も低い。
自転車で向かうには少し寒いな、と思いつつ水戸駅のバスターミナル方面へ出ると、出て正面のバス停に「水戸漫遊1日フリーきっぷ」の文字が。
その場でバス案内をしてくださっていた男性に話を聞いたところ、400円で水戸近郊の主要観光地へのバスが乗り放題とのこと。

計画変更。水戸駅向かって右側へロータリーを回った先にある窓口でフリーきっぷを購入し、ミュージアムを目指します。
こちらのフリー切符には簡単な地図が描かれていてかなり役に立つ他、偕楽園の入園料や偕楽園内にある好文亭への入館料が割引になる特典付き。
結果的にレンタサイクルを借りるより断然お安く、また楽ちんに観光することができました。案内してくださったおじさん、ありがとうございます。

13:00 徳川ミュージアム

徳川ミュージアム到着。ピントが難しい。

念願の徳川ミュージアムへ。バス停「見川2丁目」から徒歩5分ほどでしたが、普通の住宅地の中の道を進むため、最初はちょっと不安に。
マップアプリで確認しながらなんとか到着。
一度わかってしまえば距離もなく複雑な道でもないのですが……都内や”いかにも”な観光地にばかり慣れているとちょっと不安になるかも。

館内ではいろんなところで光忠グッズやパネルなどに会えて、嬉しかったです。
お写真はNGでしたが、入館してすぐのところに佐藤拓也さんのサインも飾られていました。嬉しい。

館内メイン廊下の奥に、いました。光忠と八丁くんのパネル。
自我も記念にツーショット。

燭台切光忠

燭台切光忠

初手の感想からもう、「かっこいい」の一言。
隣には燭台切光忠の再現刀が展示されていました。こちらもとても美しい。

再現 燭台切光忠

燭台切光忠という刀が関東大震災で被災し焼け身になってしまったことはずっと知っていて、その黒く焼けた刀身も溶けた金の鎺もネット上の画像としてはよく知っていました。

実際に見ると写真を見るとでは、やはり違いますね……。迫力が。
恥ずかしながら、刀剣の鑑賞についての知識はほぼないのでかっこいい感想は特に言えないのですが、焼けた真っ黒な刀身が本当にかっこよく、溶けた黄金の鎺も美しい。
残っていてくれてありがとう、会えて本当に嬉しい……。ほかのお客さんもいらっしゃらなかったので、ケースの前をたくさんうろうろしました。

再現された燭台切光忠を見ていて、あ、へし切長谷部とは模様が違う、とはっきり感じました。(模様って……)(刃文って言うんですよね)

へし切長谷部 福岡市博物館にて

こうして見てみると、本当に全然違う……。

長谷部や日本号についてもそうですが、教科書でしか知らない、過去の武将たちがこの刀を握っていた、人を斬り戦っていた、戦場でこの刀が煌めいていたのだ、と思うと何とも言葉にはできない不思議な気持ちになります。

八丁念仏

八丁念仏

こちらは八丁念仏。
八丁くんはゲーム内で入手できていないのでキャラクターについては何もわからないまま対面しました。
焼けた鉄の質感が光忠よりも大胆で、刀身に緑青が出ている様も魅力的。
八丁念仏については刀身の姿を今回初めて知ったので、キャラクターの見た目もあって、すごくこの緑青が印象的でした。
斬られた人物が念仏を唱えながら八丁歩いたのち、真っ二つになったという逸話も恐ろしく……なんというか、底知れない。逸話といい、刀身といい、キャラクターの見た目から受けるあの快活なイメージとは裏腹に、なんだか底知れないような、恐ろしいというか……。

ミュージアムショップ

展示品をすべて拝見した後はミュージアムショップで記念にたくさんお買い物しました。脳裏によぎる光忠の万事屋ボイス……。
匂い袋にアクリルスタンド、等寸大リーフレット……ひと月も経とうかという現在でも等寸大リーフレットをどう部屋に飾るか思案中です。上手く飾れたら、また追記しに来ます。

せっかくなので購入品リスト↓
徳川ミュージアムさんはオンラインショップが充実してて、とてもありがたい気持ち。
本当にショーケースの前で小一時間悩んでお迎えするものを決めました。
ショップのスタッフの方が見かねて声をかけてくださって、すっごくありがたかったです。

15:00 偕楽園

次は第二の目標である偕楽園へ。
徳川ミュージアムまではバスで移動しましたが、ミュージアムから偕楽園まではそこまでの距離はなかったので、散策というか散歩がてら徒歩で移動しました。

偕楽園といえば日本三大名園のひとつ。第九代水戸藩主の徳川斉昭公により開かれた庭園で、梅の名所として有名です。また、園内には藩主の別荘として建てられた好文亭という建物があり、実際に中を見学することができます。

今回の偕楽園の見学に際して、非常にお世話になったのはこちら。

Pokkeというアプリで、佐藤拓也さんのオリジナル音声ガイドを購入することができます。
恐らくこちらのガイドがなければ「景色良いなぁ」「梅めっちゃ綺麗」で終わっていた気がします……ガイド大事。
斉昭公はこの庭園を造る際、陰と陽をテーマとしていたそう。ここでは詳細な説明は避けますが、現地で頂けるリーフレットや上記の音声ガイドに助けられ、思う存分その世界観を体験することができました。

好文亭表門から入ってすぐ、大杉森や孟宗竹林と呼ばれる「陰」を象徴するエリア。
鬱蒼とした竹林・杉の森で、すごく落ち着く……
好文亭3階から見える景色
奥には千波湖が見え、手前には梅林が見えます。
好文亭の3階にあるカフェ「樂」さんにて
お抹茶と善哉

さて、肝心の梅はと言いますと、早咲きの梅が見ごろを迎え始めていました。

写真を撮るのは大好きですが、実際の自然の美しさを上手く伝えられるほど綺麗に撮るにはまだまだ練習が必要ですね。。。
とはいえ、私の拙い写真から少しでも梅の花の様子が伝わりましたら幸いです。
春といえば満開の桜が咲き誇り一面ピンク色に染まる様子も素敵ですが、梅の花特有の枝の伸び方や質感、一か所に1つしか花のつかない咲き方も風情があって大好きです。

この日は夕日に照らされる梅林を見つつ、最後の目的地へ向かいました。

18:00 てんまさ

水戸駅から徒歩3分という圧倒的なアクセスで美味しい鮟鱇料理が手軽に食べられる居酒屋、てんまささん。
旅行に来たら郷土料理は食べないと!ということで、あんこう鍋とあんきも(と日本酒)を目当てにこちらのお店を選びました。
ひとりでも入りやすく、注文も基本はタッチパネルなので楽ちん。お料理もお酒も美味しく、大満足の旅の締めくくりでした!

あんこう鍋
あんきもにお刺身に美味しいお酒!

この日はこちらでお夕飯を頂いた後、来た時と同じように常磐線に乗って東京まで帰ってきました。

あとがき(?)

念願の燭台切光忠との対面、美しい庭園と梅林、美味しいお酒と土地の料理!昼到着の日帰り小旅行と時間が限られていた割に、目的地をすべて満喫できた大満足の旅行でした。
次は一泊して、もっとたくさん食事したり散策したりしたいですね。今回は諦めた弘道館や水戸城跡、梅酒まつりや夜の観梅も楽しみたい!
個人的に水辺も好きなので、千波湖や桜川の辺りも散策してみたいです。

光忠、素敵な旅のきっかけをくれてありがとう!また梅や紅葉の季節に会いに行きます。


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