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Twitterで万バズしてた“あれ”を考えてみた


私はよくTwitterを見る。
いわゆる見る専で、自分では思いつかないような面白いことを言っている人を見るのは楽しい。。


先日、東京メトロの「傘の持ち方」に対する以下のポスターに焦点の当てたつぶやきが万バズ(Twitterの投稿に対して♡〈いいね〉が1万以上つくこと)していた。

元ツイは消えていたため、覚えている内容を示すと⬇️

なぜ傘を危ない持ち方をしている人のイラストが男性なのか。一方で奥にいる女性は傘を危なくない(安全な)持ち方をしている。この男女差別はジェンダー平等に反するのではないか。男女差別を助長しているのではないか。

東京メトロ,マナー啓発ポスターより

私はフェミやジェンダーに詳しい訳ではないが、正直そこにつっかかるのか、、と単純に思った。

というのも、東京メトロが伝えたかったのは『傘は、他者に迷惑のかからない持ち方をしよう。』ということだけであって、男女差別を助長する意図があった訳では無い

いや、このポスターを問題視する人々は、“意図せずこの構図になった”ことに関して憤慨しているのかもしれない。


近代に入り「生産性」「効率性」を重視する流れを経て、高度経済成長を乗り越えバブルを乗り越えた私たち。そこから標準家族の形、多様性を認める世間、男性優位から男女平等への変遷。様々なことがあった時代において、日本に浸透していた「男尊女卑」を一新したのが、男女平等だろう。

いや、「男性は外で働き、女性は家庭を守る」というステレオタイプが主流だった時代には、男性優位であるにも関わらず、『男性=愚者、女性=賢母』が一般的だったのかもしれない。そう考えると、先のポスターは妥当じゃないか?

いやまず、そもそもその考えが古いのか、柔軟な対応が出来ていないのか。

でもこのポスターが伝えたいことはそこじゃない。それに尽きるんじゃないか。だって仮にポスターの男女が逆だとしても、フェミ二スト的思考を持つ方々は「女性はそんなことをしない」だとか言ってたんじゃないかな。


このポスターに対して、男女差別を助長すると危惧することは個人の自由だが、あくまでもこのポスターが伝えたいことはそこじゃない。それを念頭に置いておくことが、議論を道に逸らせないために必要なことだろう。


これから梅雨に入りますので、傘は正しい持ち方をして、安全に梅雨を乗り切りましょう☂️