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夢うつつ

“他人の夢の話ほどつまらないものはない”

そう我々は先人達から学んでいる。

そうであるのに
誰かに話したくなってしまうのがこれまた夢の話。

私は毎日のように夢をみる。

日常の延長の場合もあれば、
パラレルワールドのような全く違う自分の時もあるし、
何かの物語を俯瞰してみているような、
ドラマや映画の時もある。

それは、悪夢から日常から極楽浄土まで幅広い。
色はもちろん、時に匂いや味も伴う。
何睡眠の時かは不明だが、自分で今日はなんの夢を観ようかと自分に相談する時もある。

人間の脳みそって不思議。

そんな夢の中には
なんだか気になる人も現れる。

例えば、1年に1回会えるか会えないかの確率だけども、めちゃくちゃ素敵な人。
当然、現実には存在しない、メイドイン私のシナプスなので顔なども今すぐには思い出せないけど、とにかくとても良い匂いがする。

別の日には、
交差点で通行人の女性(さっちゃん)にわざとぶつかっていくおばあさんの夢をみた。
何故?と夢の中で考えて気付いたのは、
さっちゃんは女性警官で勤務中はそのおばあさんにいつも声をかけるけど、
その日は休日で私服だった為、おばあさんに気づいたけど無視をして。
その様子に寂しくなったおばあさんが、さっちゃんに意地悪をしたというのが分かった。切ない。

また別の日は、
お洒落なバーに1人で飲みに行く夢で、
イケおじマスターに
「君にはホログラフィーよりも詩をあげよう」
と言われた。
SF感も漂わせながら、マスターが深いで?って圧をかけてくる。

ねぇ、私の脳みそは一体どうなっているんだろう。

もしも私がなんらかの表現者なら、
夢にインスピレーションを受けましてとかいって作品作りをするのだろうか。
いや、私だって日頃の街宣活動に活かせばいいのだが。

そういえば今朝の夢では、幽霊の相談にのったんだった。

病気で死ぬ前にその女性は、
自分が亡き後も家族や友達の幸せを当然願い、
自分の人生は素晴らしいもので悔いは無かったそう。

でも実際に死んだ後、
自分が遺した言葉を胸に、
家族や友達が前向きに生きていく様子を見届けていたら、なんだか疎外感を覚えてしまってすごく寂しくて寂しくて
「自分の心が鬼のようになってしまいそうでどうしよう」って泣いていた。

その矛盾した気持ちはめちゃくちゃ分かるから大丈夫だと伝えて、私も一緒に泣いて目が覚めた。
そしてその後少し本当に泣いた。

どの夢に出てくる人の気持ちもわかる。(マスターを除く)

自分の夢をこうして書き出して思うのは、
人間は一筋縄ではいかないということ。

私自身だって、本音と建前、怠惰や堕落や嫉妬やなんやら、色々嫌な面もあるし、
アンチにクソリプされたらイラッとするし、
褒められたら嬉しいし、
人間だものと日々反省を繰り返す。
ハオハオです。

人間とは愚かな生き物だ。
なんで2024年にもなって戦争や紛争で人を殺しまくってるんだよ。
愚かが過ぎる。

でも、だからといって諦めたくない。

これは綺麗事でもなんでもなくて、
むしろ綺麗かどうかでいくと汚いよ。

諦めないということは、
人間の嫌な部分も向き合わなければいけなくて、汚いのも一旦受け止めなきゃで。
その行為は時に辛いかもしれない。

それでも、少しでもマシな世の中にできるように私は自分の活動を諦めたくないし、
個人的なことでいうと、
結婚とか出産とか、家族や親友の幸せとか、全部全部諦めたくない。
欲張りで何が悪い。

2020年頃、哲学界隈で「反出生主義」が流行った。
要するに、自分や人間は生まれないほうが良かったという考え方。

そう考えてる時点でもうめっちゃ生まれてるやんって、真剣に議論している人には失礼だと思うが、当時笑ってしまった。
めっちゃ生まれてめっちゃ考えて、めっちゃ人間だなって。

だいぶ話が逸れたけど、とにかく、
「生きてて良かったと思える社会」を私は最後まで諦めたくないのです。

これは夢なんかじゃない。

自分を含めた人間に嫌気がさす時もあるけれど。
それでも現実を諦めない。

さぁ。
こうしてnoteにそれっぽく書いているが、
私が勝手に妄想で創りだしている夢の中の登場人物についてまで淡々と聞かされたあなたは
今まさに時間どろぼうされているのだ!
ぎゃー。うしし。

寝つきが悪かったり中途覚醒をしたり、
そんな時はこうしてnoteをしたためることにしようか。人間だもの。

とりとめのない話に付き合ってくださり感謝です。

明日もしぶとく生きてやりましょう٩( ᐛ )و

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