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いすといすの間

avoir le cul entre deux chaises

両親と暮らした幼少期も数えれば、30年近くをフランスで過ごしてきた。
フランスに憧れてそうなったワケでもなく、気がついたらそうなっていたワケで……。

ここ数年は、なぜか日本にいることが多い。

フランスにいるときには日本が、日本にいるときにはフランスが懐かしく思うもので、いつも何かに思いを馳せるノスタルジー癖は物心のついた時より身につけていた。(今ではそれが作品づくりの原動力になっているのかも知れない。)

Avoir le cul entre deux chaises の直訳は、二脚の椅子の間に尻をおく
ふたつの椅子にまたがって座っているイメージだ。すわり心地はわるい。
どっちを選んで良いか分からないとか、どっちつかずの状態のことを指す。

私は気に入っているけどね、このすわり心地の悪さ。




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