こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。

COTEN RADIO | コテンラジオが大好きだ。

何度も言いますが、コテンラジオが好きです。
どのシリーズも珠玉ですが、「チンギス・カン」「人類のコミュニケーション史」「オスマン帝国」「フランス革命」「ユリウス・カエサル」などのシリーズは、聴いたことで自分の中に新しい価値基準を得たと思っています。

最近聴いたシリーズの「サラディンと十字軍」「ハンニバル」の中で、もっぱら就活中のわたしのやさぐれたハートに響いた話が２つありました。

「ファクトってやっぱ人間の認知で出来上がってるよなって僕は思いますね」

これは、サラディンシリーズのまとめの回での、パーソナリティの深井龍之介さんの発言です。このシリーズに限らず、コテンラジオの色々な場面で頻繁に出てくるお話でもあります。
なぜなら、COTEN RADIO | コテンラジオを運営する株式会社COTENは、「人類にメタ認知のきっかけを提供」することを目指しているから。

気持ちダウナーすぎた就活主婦が、自分のファクト認知にハッとした

わたしはこの時、就職活動が思うようにいかず、正直、腐っていました。
希望と合わない仕事に応募して落ちて凹むし、
気を取り直してのんびり仕事を探そうとしても
そもそも今住んでいる地域には想像以上に職がないし、
あっても条件が合わないし、
じゃあ仕事のある場所まで長時間通勤するかというと体力に自信ないし。
給与額の低さに唖然とすることもありました。

自分の経験は社会にとっては、こんなにもちっぽけなものなのだなと
自分は社会から必要とされていないのだなと
自分は役に立たない存在なんだ
もーどうでもいいや

そんなことを考えてしまう日が続いていました。

でも、サラディンシリーズを聴いていたら、
上述の深井さんの言葉が耳に入ってきたのです。
「ファクトってやっぱ人間の認知で出来上がってるよなって僕は思いますね」

十字軍側とサラディン側、いずれも複合的な要因で動いていて、それぞれの認知によって浮き上がってくるファクトがあるという文脈で話されていたのですが、わたしは、はっとしました。
「わたしの認知はファクトを曲げてる！」と思ったのです。
今あるファクトは

これが全てであって、
「自分の経験はちっぽけだ」
「自分は社会から必要とされていない」
「自分は役に立たない」
というのはわたしのバイアスばりばりの認知です。
しかも《上記の条件が揃ったら社会に役立たないと思っている》という、
超不遜で、超偏った認知でもあります。
そんなわたしが上記のファクトを見るから
「世の中から必要とされていない」と認知しているわけです。

あぶない、あぶない。
世の中は、「必要」とも「必要じゃない」とも言ってない。
言ってるのわたし。
しかもちょっと認知歪んでる。落ち着け。
ファクトはファクト。

そう思い直したら、気が持ち直しました。

ハンニバルに対峙するローマ人の凄すぎる気質。諦めない。

また、「ハンニバル」シリーズを聴いていた時、
追い詰められたローマ人の不屈の態度にもハッとしました。

圧倒的な強さと戦略でローマ軍をせん滅しようとしているハンニバルに、滅亡寸前まで追い詰められたローマ連合。
しかしローマは諦めなかった。
敗戦の将を褒め称え、感謝して迎え、
「よっしゃ次はどうしたらいいか」と対策を考え、
国家のシステムで対応していく。

「これができるかどうか。これが一番強いと思う。優秀かどうかは関係ない。ローマのこれは、痺れますよね」

深井さんのコメントです。
…わたしが今やるのはこれじゃないか。
「よく頑張ってる自分。さ、次どうしよか？」
今のわたしがやることはこれだな、と思いました。

コテンラジオのおかげで、精神を立て直すことができました。

古代ローマ人のメンタリティで、
ファクトを偏りなく認知して、
わたしの就職活動は続きます。
エンヤコラ。