こんにちは、キャリアコンサルタントの櫻井です。

就活がなかなか思い通りにいかないと自分はダメだと自己否定感にとらわれることがあります。

これは、学生などの若い方に多く完璧さを追い求めてしまうためだと思います。

今日は、不完全さはむしろ安定した状態の話です。

全か無、ゼロか百の完璧主義の人ほど自己否定に陥りやすいのです。

自分の思惑通りに事が進めば自己否定は表面化しません。
しかし、思い通りにならないことに直面した時、完璧主義によって自分を守ってきた自己否定が露呈してしまうのです.

完璧主義の人は、親から無条件のストローク(承認)を与えられず、優れていなければ価値がないという親の価値観の影響下で育っていることが多いと言われます。
このような人にとって失敗は成功の反対でどこまでいっても失敗でしかないのです。

失敗と成功は、言葉上の対立概念でしかなく、連続したものであり互いに互いを必要としている一つものなのです。

広い視野で物事が見られる人は失敗が多少続いたからといって自己否定に陥ることはなく、そこに肯定的な意味を見出すことが出来ます。

完璧な自分が最善なのではなく不完全な自分こそが安定した存在なのです。

光と影が寄り添うように完璧と不完全も寄り添いこの世界を形成しています。

エジソン曰く「私は失敗したことがない。ただ一万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。」

皆さんも、失敗から学んだ経験は多いと思います。

ジョブ・カードを活用して経験を詳細に棚卸することで失敗から身に付けた事を明確にしてみませんか。

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