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都職員のアイデアが詰まった文章生成AI活用事例集が公開、Algomatic社がアイデアソンで協力

都職員のアイデアが詰まった「文章生成AI活用事例集Version 1.0」が東京都デジタルサービス局より公開されました。この活用事例集は引用元を明記することで著作権法の範囲内で、文章の引用・転載等に利用できるそうです。

https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/digitalservice/ai_prompt

事例集は58ページのボリュームがあり、以下のような多岐の分野に渡っています。

1 はじめに
2 企画・アイデア出し
3 文案作成
4 要約
5 メール作成
6 会議の開催
7 広報発信
8 ローコード等の生成
9 翻訳




2-2 業務 の課題解決 案の提案をしてもらう②


2-5 渡航計画を作成してもらう


2-6 1年間 の目標を 設定して報告する


6-4 部下 との面談での 声掛け を 作成する


# 役割 あなた は 一流のコピーライター です。
# 指示 以下 の情報を元に 最高品質の プレスリリースを作成してください。
# 前提情報
文章生成AI の職員への活用促進と、効果を実感してもらうための「活用事例
集」のリリースをお知らせする。
# 手順
タイトルを設計する。リード 文を作成する。
タイトルとリード文を参考に、本文を箇条書きで記載する。
# ルール
デジタルサービス局の広報担当として文章を作成してください。
プレスリリースは読者の関心を引く、簡潔でわかりやすい本文にしてください。
専門用語や業界用語は適切に使い、その意味が一般的に理解されない場合は説明を加えましょう。
段落や箇条書きを使って、情報を整理し、読み手にとって分かりやすい構成にしてください。客観的で事実に基づいた表現を心掛け、誇張や感情的な表現を避けてください。
# 出力形式
タイトルは30 文字程度、リード文は 85 〜 150 文字で 3 行程度で、本文は 500 文字程度でお願いします。

プロンプト例より

実際にプレスリリースを生成してみました。いかがでしょうか。

タイトル: 「活用事例集リリース:AIで業務効率化を実現」

リード文:
デジタルサービス局は、職員の業務効率化を促進するための新たな取り組みとして、「活用事例集」をリリースしました。この事例集では、文章生成AIの職場での効果的な活用方法を具体的に紹介し、実感してもらうことが目的です。

本文:

デジタルサービス局は、職員が業務の中で直面する様々な課題を解決するための支援ツールとして、「活用事例集」を開発しました。この事例集は、文章生成AI技術を用いて効率的に作業を進める方法を示しています。
事例集には、報告書の作成、メールの返信、プレゼンテーション資料の準備など、実際に職員が日常的に行う業務をスムーズに進めるための活用方法が含まれています。これらの活用例を通じて、時間の節約や作業の質の向上を実現できます。
文章生成AIの導入による効果を実感できるよう、事例集では実際に職員が経験した改善例を紹介しています。これにより、職員はAIのポテンシャルを理解し、自らの業務に応用することが期待されます。
さらに、事例集は職員がAI技術を使いこなすためのガイドラインも提供しており、初心者から上級者まで、幅広いレベルの職員がAIを活用できるようになっています。
デジタルサービス局では、この事例集を通じて、職員のデジタルスキルの向上と業務効率化を目指しています。事例集はデジタルサービス局のウェブサイトからアクセスでき、全職員が利用可能です。
このプレスリリースでは、職員の業務効率化を支援するための新たな取り組み「活用事例集」のリリースをお知らせしました。デジタルサービス局は、職員が日々の業務をより効率的かつ効果的に進められるよう支援することを目指しており、この事例集がその一助となることを期待しています。

ChatGPT4にて生成

▼文章生成AI活用事例集Version 1.0PDFはこちらです(2024年1月30日)
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/digitalservice/ai_prompt

プロンプトの作成に当たっては、ChatGPTを安全かつ簡単に使える「シゴラクAI」の提供や生成AI活用研修・コンサルティングを手がける株式会社Algomaticが協力しているとのことです。

関連プレスリリース
Algomaticが東京都庁職員向けに文章生成AIの活用促進に向けたアイデアソンを実施(2023年12月7日)

都が率先してこのような取り組みをして公開されることは今後各自治体での取り組みも広がりそうです。
みなさんの「使ってみた!」という活用事例もお聞きしたいですね!

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