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アンドロイドは電気将棋で二歩が打てるか?

 今回はチェビシェフさまより『加藤一二三は二歩を打ちますが、AIは二歩を打たないでしょう。前提とされたデータやルールをやぶれないのがAIの現実ですね』という大変興味深いメッセージをいただきました。ありがとうございます。
 
 チェビシェフさまご指摘の通り、AIは『前提とされたデータやルールをやぶれない』ことになっています。しかしながら、人間にはAIの秘孔バグを突くという技があります。
 
 実際にAI将棋(電王戦)で、AIの秘孔バグを突いた実例としては、永瀬拓矢王座が『秘孔角不成』でAI将棋を下したことがあります。
 
永瀬拓矢王座、「角不成」でAIをバグらせて破壊!解説のプロも仰天(vs selene 電王戦)

  それから、ChatGPTがオセロの『究極奥義いきなり角打ち』を使用したことが話題となったことがあります。
 
チャットAI「ChatGPT」とオセロをした結果がある意味強い 定石を知るAIが見せた初手に「俺の知ってるオセロじゃない」「知らない」とは言わないAIくん。

 生涯を将棋に捧げてきた人間のプロ棋士同士の真剣勝負で、小学生がやってしまいそうな『二歩』という初歩的な反則技で負けてしまうことは実は良くあることです。
 
【ハプニング集】2歩した棋士の瞬間

 豊川孝弘 VS 田村康介 (2004年) 二歩

 「先崎学×松尾歩」2歩

【将棋】 珍プレー・ハプニング特集① 【反則、禁じ手、禁手、二歩、待った、二手指し、ゆっくり解説】

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