米国政府閉鎖の衝撃!国の安全と経済に迫る重大な脅威
このnoteの愛読者の皆様は、このタイトルを見て『どうせいつもの写真週刊誌みたいな釣りタイトルなんでしょう?』と思っているかも知れませんが、今回はそうじゃないかも知れません。
上に引用したような記事を読んで、SNSでは『米政府閉鎖なんて本当にあるのか⁉』と訝っている人もいますが、今回はこのnoteでは珍しく結論から先に言うと『勿論、あり得ます。別に今回が初めてじゃないからね』です。
アメリカの過去の『 #米政府閉鎖 』には以下のようなものがあることは世界中の常識です。以下の米政府閉鎖は、日本の夕張市の破綻のようなものかと思う人もいるようですが、米政府閉鎖とは地方都市の破綻とは根本的に違い、連邦政府自体が機能しなくなるという意味です。米国では夕張市が破綻した程度の地方都市の破綻など珍しくなく、これらを列記していたらきりがないので、以下に連邦政府の閉鎖に限定して説明します。
1982年12月(3日間): ロナルド・レーガン(共和党)
主な原因: 予算の不一致と社会保障の支出に関する不一致。
1983年11月(3日間):ロナルド・レーガン(共和党)
主な原因: 予算不足と予算の不一致。
1990年10月(3日間):ジョージ・H・W・ブッシュ(共和党)
主な原因: 予算不足により、政府の一部が閉鎖されました。
1995年11月(5日間): ビル・クリントン(民主党)
主な原因:議会とクリントン大統領の間での予算不一致。
1995年12月(21日間):ビル・クリントン(民主党)
主な原因: 1995年11月の閉鎖に続き、同じ予算不一致の問題。
2013年10月(16日間):バラク・オバマ(民主党)
主な原因:『 #オバマケア = #医療保険制度改革 』の資金供給を拒否。
2018年12月(35日間):ドナルド・トランプ(共和党)
主な原因: 米国とメキシコの間の国境の壁の資金調達に関する不一致。
読者の皆様は、上の情報を見て何か規則性を見出すことができましたか? 様々な規則性を読み取ることができますが、分かり易い例を挙げると、以下のような規則性を上げることができます。
一、米国は民主党と共和党の二大政党制ですが、どちらの政党でも政府閉鎖が発生していることがわかります。
二、1980年代は数日間の問題でしたが #ビル・クリントン 以降は、10日以上が当たり前になってきて、近年では1カ月以上連邦政府が閉鎖されても驚かなくなっているということです。
ところが、今回の米政府閉鎖はかなり深刻な状況であることが以下のホワイトハウスのアナウンスから伺うことができます。これまでは、連邦政府が閉鎖されても、重要度の高い軍関係が閉鎖されることはありませんでした。ところが、今回は130万人の軍人の給与が支払えず、国防総省の数十万人の職員も一時帰休となるので、米国の安全保障を揺るがすことになるとホワイトハウスが公式にアナウンスしています。これは国防を脅かす危機的な状況と言えます。
さらには、 #米国債 の #格付け の #格下げ も #フィッチ から発表されていますが、これは今回の政府閉鎖問題以前の話なので、今回、政府閉鎖が実施されると、 #S &Pグローバルや #ムーディーズ といった他の格付け機関も米国債の格付けを引き下げる可能性が高く、『米ドルなら大丈夫』ということが幻想だと世界中が気付くことになるでしょう。寧ろ、まだ気が付いていない人がいることの方が驚きです。
お約束の #ジョジョの奇妙な冒険 ネタを書き加えると、格付け機関のムーディーズは #レオーネ・アバッキオ のスタンドの #ムーディー・ブルース やイギリスのロックバンドのThe Moody Bluesとは関係ありません。
The Moody BluesとPink Floydは #プログレッシブ・ロック の基本です。
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