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【進化占星術】逆行の天体の考え方

こんにちは。相原あすかです。

前回、「4 過去にまつわるポイントを見る」という話をしました。

過去にまつわるポイントは、サウスノードだけではありません。
出生図の惑星の逆行は 過去(世)の出来事に心残りや未完了のなにかがあることの表れの場合もありますので、ここで逆行の惑星もチェックします。

惑星が逆行しているだけでは 私は「これは過去のことだ!」とは断定できないのですが、サウスノードが集まっているサイン(星座)や 冥王星があるサインの支配星が逆行していたときには、「この逆行は過去(世)になにかあったことを示していそうだなぁ」と覚えておきながら占いの続きを考えるようにしています。



逆行の解釈のしかたは、EA-Japan 進化占星術インフォサイトに掲載されている話を参考にしています。

・逆行天体の進化における意味
・水星逆行
・金星逆行
・火星逆行
・木星逆行
・土星逆行
・天王星逆行
・海王星逆行
・冥王星逆行


ジェフリーさんのお話を参考にしながら、私も逆行のあれこれをまとめ直してみたいと思います。


基本的な逆行のこと

見かけの運動

実際に惑星が反対方向に動くわけではありません。太陽のまわりを回っている地球から、同じく太陽のまわりを回っているほかの惑星を見ることで「まるで反対方向に動いているように見える」ことがあります。
これを逆行(Retrograde、レトログラード、レトログレード)と呼んでいます。

実際に反対方向に動いているわけではなくても、星占いでは「天体がこんなふうに見えた!と観測・観察できた」というのが肝心なポイントです。観測・観察できたことが、私たちの暮らしや内面のあれこれと対応している と考えるからです。
「惑星がまるで反対方向に動いているように見える」ということは、私たちの暮らしの中にも 「惑星がまるで反対方向に動いているように見える」に対応した出来事が起こってくるというわけです。

惑星の逆行は「個性化」を促している

「個性化」というのは、世の中の当たり前や 誰かの言葉に囚われず、自分を生きられる状態になることです。キャッチ―な言い方にすると、「本当の自分を生きられるようになること」です。

ただ、「本当の自分」と一言で言っても、心や魂の奥深いところを感じられるようになるにつれ、「本当の自分を見つけたように感じたけれど、もっと深いものがあった!」ということにどんどん気づいていくことになりますので、「本当の自分」という言い方だとちょっと雑かもしれませんね。

そんな どんどん奥深い自分に気づいていく長い長い道のりがあるとして、「個性化」というのは天王星的なところを指しています。
天王星よりも軌道がひとつ内側の土星は、社会を象徴します。社会的な自分、大人の事情も汲んで行動できる自分、社会的に受け入れられている・居場所があることを大事にする意識です。

土星よりもひとつ大きな軌道を描く天王星は、土星の「社会的に受け入れられているかどうか」を超えた意識を象徴します。
だから、世の中の当たり前とか常識に囚われていない意識、そんな意識でいる いわゆる「自分らしい自分」「個性化した自分」というのを、天王星は象徴しているよ ということになるわけです。

水星から冥王星という天体の逆行は、この「個性化」を促すものです。
「世の中の当たり前とか常識に気をつかったり囚われたりしていないで、自分が感じていることを生きよう」ということを促しているのが、これらの天体の逆行の機能です。
※ 天王星や海王星や冥王星の逆行に関しては「個」よりもさらに高次の段階へ という働きもあります。
(小惑星や 感受点の逆行については、私はまだジェフリーさんから勉強できていないので分かりません。すみません^^;)


進化段階によって、逆行の感じ方や体験のしかたが違ってくる

逆行がその人の「個性化」を促しているということは、
・自分の個性をイキイキと生きている人と、
・これまでは周囲の人に合わせることでもっと生きやすくなると信じて 周囲の人の顔色に合わせて暮らしてきたけれど、それを続けていてもそこまでハッピーではないのかもしれないと気づきつつある人とでは、
同じ出生図で 同じ天体が逆行していても、それをどんなふうに体験するか、どんなふうに感じるかは、全然違ってくるということです。

自分の個性をイキイキと生きている人には、逆行を「問題」や「困ったこと」として体験しません。
自分の居場所だと感じられる場所を得ようと 周りの人に受け入れられようとがんばっている人には、「問題」や「困ったこと」が多くなりやすいです。「そんなことをしている場合ではないよ」と 逆行の性質がツッコミを入れてくれているような感じになるのです。

なので、占いをお届けする立場でしたら、出生図を開く前にまず クライアントさんがどんな進化段階なのか、どんな雰囲気なのか、どんな様子なのかを知ることがとっても大事です。
その辺りのことは、「占い前のやりとりでクライアントさんの状態をフワリと把握する (進化段階、スターピープルなど)」でも説明してあります。

ジェフリーさんが伝えている魂の進化段階には、「未進化段階」「コンセンサス段階」「個性化段階」「スピリチュアル段階」があります。
詳しいことは、ジェフリーさんのご本『魂の設計図』の第3章や EA-Japan 進化占星術インフォサイトでも紹介されていますので、よかったら覗いてみてくださいませ!


オブリーク(間接的な)逆行

順行の天体に 逆行の天体がアスペクトしている場合、順行の天体も逆行の性質を帯びる「オブリーク(間接的な)逆行」と考えます。
本来は逆行することのない太陽や月でも、これは起こり得ます。
参考:逆行シリーズ#1 『逆行天体の進化における意味』



アセンダント星座の支配星の逆行

・特に個性化段階に達していない 未進化段階やコンセンサス段階の場合ですが、一生を通じて全てのことについて「それで良い」「完璧だ」のように思うことが難しくなります。

※ これはEA-Japanの翻訳記事シリーズ「木星逆行」に出てきたお話です。
アセンダント星座の支配星が逆行することについて、ジェフリーさんは「出生図全体はアセンダントを起点とし、アセンダントは進化を生み出すところだ。アセンダント星座の支配星が逆行するということは、あなたの出生図の全ては逆行するということだ」と伝えています。

水星逆行

・過去世でたくさんの情報を収集してきています。
水星逆行の当事者で 過去世を覚えている方や 過去世を調べたことがある方から聞かせてもらえた過去世としては、研究者、図書館で働いていた、たくさんの人に気を遣う環境にいたため たくさんの人の心の情報が入ってきやすかったなどがありました。

・過去世で収集したたくさんの情報の中には矛盾しているものもあり、自分にとってどれが必要な情報でどれが不必要な情報なのか、どの情報を優先したらいいのか、今生は混乱した状態で生まれてきています。不必要な情報の断捨離や整理整頓が必要な状態です。

・今生では、不必要な情報をさらに取り入れて もっと混乱してしまわないように、不必要な情報にさらされると反射的にそれを跳ねのける傾向があります。なんでもかんでもサッと覚えられるわけではないということです。

・なんでもかんでも覚えなければならない環境、丸暗記に徹するような教育では困ったことになりやすいです。(不必要な情報を拒否するので覚えるのが困難な状況が多くなります。それでも覚えようとすると時間がかかるので、「物覚えが悪い」などとレッテルを貼られやすいのです)

・反対に、自分にとって必要な情報、魂にとって必要な情報はどんどん覚えることができます。自分が興味を持ったことを勉強できること、興味が湧かないことは覚えなくてもいい環境にいられることが望ましいです。

・興味が湧くこと、楽しく勉強できることは自分(の魂)にとって必要なことなので、どんどん学ぶことができるといいです。
興味が湧かないこと、勉強していて楽しくないこと、なかなか覚えられないことは、自分(の魂)にとって必要ではないことなので、無理に学ばなければならない環境から離れることができるのが望ましいです。
ということですね。

・トランジットの水星逆行のときには、ネイタル水星逆行の人は 思考がクリアになりやすいです。


金星逆行

・金星逆行の人は、よい人間関係に恵まれていても孤独を感じやすいです。親密な人がいても、心の中ではいつも全てのものから孤独であるように感じるでしょう。

・それは、ほかの人との関係性よりも「自分自身との内面的な関係性」を学ぼうとしているからです。プログレスやトランジットの金星逆行でも、自分自身との内面的な関係性がテーマです。
これは言い換えると、自分の人生の意味とは一体何なのかを知ろうとすることでもありますし、自分の魂の意味を見出すということでもあります。

・自分のことを掘り下げて、自分がどんな“資源”をもっているかに目を向けることを強く促されています。この“資源”というのは、資質、性質と呼んでもよいでしょう。自分の中に見つけた“資源”を、自立的になることや自活に使えるようになろうとしています。
金星は 牡牛座と天秤座の支配星ですが、そのうちの牡牛座的な面での成長を強く促されているということです。

・さらにスピリチュアルな観点からいえば、「究極の関係性とは、人間の形をとらないものとの間に存在する」ということを学んでいるとも言えます。言い換えると、自分自身の内なる神との関係性を学んでいるということです。
“大きな自分”と“この自分(個の自分)”の関係のありかたを学んでいると考えてもよいでしょう。

・プログレスの金星逆行のときは、人生のなんらかの問題を思い出すことになりやすいです。それをきっかけに、それまでの生き方から身を引いていくことになりやすいです。
人生の意味を再構築するために、自分の奥深いところに引きこもって、人生の意味を深く考え直すのです。人生に新しい意味を創り出そうとしているのです。

・このようにして、金星逆行によって人生の意味や 物事の価値の捉え方を変えていくことができます。価値の捉え方が変わると、他者とどのように関わるかという 金星の天秤座的な側面にも変化を起こすことができます。


火星逆行

・順行の火星はなんでも経験してそれを自らの血肉にしようとしています。ピンボールマシンと似ていて、ボールが飛び回り、あちこちにぶつかりながら ぶつかった感触や手応えを味わい、そんな作用と反作用の経験を繰り返して物事を学びながら、時間をかけて目的地に辿り着くようなことです。
一方、逆行の火星は、何でもあれこれ体験することではなく 本質的な経験に参入(イニシエーション)することを望むので、あれこれたくさんのことを経験しようとしているわけではありません。

・それで、本当に必要なことではないのなら、人生から取り除いたり 変更しようと望むようになります。
それは、これまでは必要だった体験でも 現在は不要になったならそれを取り除いていくということ。進化に必要なものを体験し、不必要なものは体験しないようにするということです。
当事者の感覚としては「文化的・社会的に正しいかどうかよりも 魂にとって正しいかどうかが大切なポイントになる」というふうに感じやすいです。

・したがって、火星逆行は 魂が新しい欲や願望を生み出す機会になるでしょう。その願望を実現するために自由を求めたくもなります。

・トランジットやプログレスにおける火星逆行は、現れ方は様々ですが、魂が心機一転する時期になります。

・ジェフリーさんは「火星が逆行すると、魂そのものである冥王星に向かっていく」とお話ししています。
火星は牡羊座の支配星、蠍座の副支配星です。順行の火星はよく動くので牡羊座の様子と一致します。逆行の火星は蠍座の奥深さや 狙いを定めてここぞというところで動く様子と近しいということでしょう。


木星逆行

・出生図で木星逆行の人は、世の中の当たり前などに縛られた窮屈なものではない、哲学や宇宙的な視野、真なるものといった信念体系に至るために、いくつもの過去世で蓄積してきた信念体系(信じているもの全て)を取り除くことになります。
平たくいうと、これまで信じていたことが信じられなくなるような時期を経て 信じられることを見つけ直すようなことです。

・「信じていること」は、私たちにとって心の基盤のようなものでもあります。神さま、信仰、学校で教わったこと、親や大人から教わったこと、テレビの報道で見た話など、「信じていること」にもいろいろあります。
そんなふうに信じて大事にしていることと 自分自身とがつながっていて、「自分は信じているものにかなうことができている」という思いが得られるからこそ、「うれしくてどんどんできる!」というのが、木星の「成長と拡大」のしくみというわけです。

・木星逆行の人は、論理とか理屈じゃない“信”について 理解を深めようとしているのです。それで、水星が象徴するような左脳的・理論的なことではない 右脳的・直観的な発達が大事になってきます。

・信じていないものを受けつけることってなかなかできません。木星逆行の変化の途中で 信じるものが失われた状態のままでいると、外から入ってくる情報の多くを受けつけにくくなるのです。
馴染みのない抽象的なしくみに出会ったときに それを受け入れて取り込んだり 自分の血肉のようにしたりすることが難しくなりやすいです。
抽象的なことを自分の血肉にできていないため、自分が抱いている抽象的な概念やイメージを伝えるための表現・言葉を思いつくことが難しくなりやすいです。

・トランジットの木星逆行のときには、みんなが大なり小なりこれと似た感じになります。“信”が新しくなるための行程を経験するということです。(たぶん、出生図で木星逆行の人は トランジットの逆行のときには ここのところがクリアになるのではないかと私は予想しています…!)
トランジットの木星逆行が 出生図のどこで起こっているかチェックしてみましょう。そこが、新しい視点が生まれる領域になるでしょう。
例:6ハウスでの トランジットの木星逆行の場合:6ハウスが象徴する 身体の健康や 健康のためにできることについて、考え直したり 気づきがあったりしやすいです。

土星逆行

・土星逆行の人は、世の中で当たり前とされている現実の捉え方から離れて、自分の感覚や感性に従って、現実のしくみ・構造を捉え直そうとしています。
なので、世の中で当たり前とされていることを簡単には受け入れられないことが多く、物事をじっくり考えたり、いったん「みんな」から離れて引きこもるようなことにもなりやすいです。
でも、それを悪いことだと思う必要はありません。大事なのは、自分の感覚や感性に従って、現実のしくみ・構造を捉え直すことだからです。

・みんなと同じように考えるというのが難しいので、居場所がないように感じたり、みんなから受け入れてもらえていないように感じたりしやすいです。
でも、それも悪いことではなくて、「みんな」から離れることで、自分特有のエネルギーやありように気づきやすくなります。

・「自分特有のありよう」というのは、天王星が象徴する「常識に縛られない自分の個性」「飼い慣らされていない魂」ということでもあります。これは仏教の言葉で「金剛心」と言います。
土星逆行は、天王星的な性質に向かおうとしているというわけです。

・土星と天王星の間に「社会の常識としての世界観」という壁があって、土星はその内側、天王星はその外側というふうにイメージしてみてもよいでしょう。
土星逆行は、その土星と天王星の間の常識の壁が、薄かったり 天王星側に開くドアのようになっていたりして、天王星的な性質に向かっているというイメージです。

・そして、天王星的な個性を生きるようになり、進化段階でいう「個性化段階」に到達すると、「土星逆行だから居場所がないように感じる」というような困り方はしなくなります。
人から与えられた世界観ではなく 自分で現実の捉え方ができるようになり それに基づいて暮らせるようになると、今度はそんな自分にふさわしい人が周りにやってくるようになるのです。
そうなれば、「受け入れられていない」と感じることもなくなってきます。

・親が権威的で、親の世界観や 親が見ている現実を押し付けるようなら、親子間で衝突が起こりやすくなります。
もし、土星逆行の人の親が個性を歓迎して応援する姿勢なら、たとえ親子で考え方や現実の捉え方が違っていても、それが問題になることはないでしょう。

天王星逆行

・出生図で天王星逆行の人は自分を異端のように感じやすく、周りの人とあまり集団行動を取りません。集団に参加するとすれば、それは変わった集団でしょう。

・みんなが言うような「人生の意味」「常識」から離れたところにおり、また仕事、人間関係、環境、さらには自分自身からも離れて客観的に観察しているようなところがあります。あらゆるものから切り離されているような感覚・状態です。
それは、トラウマを癒しやすくするため、真なるものを探求するためです。

・「自分からも離れている」となると、心の病気のように感じてしまうかもしれませんが そういうことではありません。
自分からも離れていることで、愛着や執着が少ない状態、様々なものと感情的なつながりが少ない状態でいられます。愛着や執着が大きいと 冷静に考えて行動することが難しくなりやすいです。物事を捉える目に、愛着や執着によって“色”がついたような状態になります。
天王星逆行の人はなんらかのトラウマを抱えている(抱えていた)可能性が非常に高く、そのトラウマに向き合って昇華しようとするときに、落ち着いて冷静に、自分を客観的に観察できることは 大きな助けになります。

・トラウマは今世に体験によるものとは限りません。トラウマが癒えずにいる場合、「癒えるまでは進化はおあずけ!ストップ!凍結!」という状態になることもあります。
こういう場合は「進化のためにドラゴンヘッドやノースノードのことをやろう」と思っても、なぜかそれに取り組めないようなことが起きてきます。
なので、進化のテーマに取り組むよりも、まずはどんな心の痛みや悲しみがあるかに目を向けるのがよいでしょう。

・土星逆行の説明で、”土星と天王星の間に「社会の常識としての世界観」という壁があって、土星はその内側、天王星はその外側というふうにイメージしてみてもよいでしょう。土星逆行は、その土星と天王星の間の常識の壁が、薄かったり 天王星側に開くドアのようになっていたりして、天王星的な性質に向かっているというイメージです。”という話が出てきました。
天王星逆行もこれと似ていて、天王星側から土星側へと、つまり自分の心の奥のより自分らしいところから 表面的な自分の意識へと、奥深い情報や より自分らしい自分の情報が絶えず流れ込んできている感じです。

・トランジットやプログレスで天王星が逆行するときも、こんなふうに、天王星的な意識のエリアから 土星的な意識のエリアへと、情報がどんどん流れ込んだり にじみ出てきたりしています。
より奥深い より本質に近い情報が、心の奥から意識に上がってくるように感じられるかもしれません。

・なぜか繰り返し思い浮かんでくる考えがあれば、それこそが行動に移す必要があることです。繰り返し浮かんでくる考えは、後の5~7年を象徴するものであるようです。

・天王星逆行しているのは、天王星が象徴する「常識に囚われていると自覚しにくいところにある自分の個性」を通じて、より心の深いところに海王星の性質「集合意識/集合無意識」に向かって進んでいるような状態です。


海王星逆行

・海王星逆行の人は、今生だけに留まらない 時間を超越した「人生の究極の意味・目的」を発見し到達したい、それを実現したいという欲を持っています。
なので、世の中の多くの人が「生きるとはこういうことだよ」「人生の意味とはこういうことだよ」と言っていても、それに抗いたくなるでしょう。

・究極の意味や目的を見出し そのために生きるようになる、それを体現するようになるまでは、人生は虚無であるという感覚や孤独感も強いでしょう。
究極の意味や目的というのは、違う言い方をすると「神」と呼んでもよいものです。「神に身を捧げて生きるとき、充足を得る」ということです。
したがって、その人生はスピリチュアルな意味・目的とつながったものになっていきます。

・海王星は睡眠や夢とも関わりが深い惑星ですので、海王星逆行の人には 睡眠や夢に特徴が出てきやすいです。
物質的な現実から離れて 精神世界のことに集中するために、たくさんの睡眠を要する人もいます。
近い過去世がとても充実していたために、疲れた状態で今生に生まれてきていて、その疲れを癒すためにたくさんの睡眠が必要なケースもあります。
人生のたくさんの情報処理や情報の見直しのために、たくさん眠る必要があることもあります。
「睡眠時間の平均」に合わせようとするとつらくなりやすいですので、「自分の眠りはちょっと特徴があるっぽい」と思っておいて、ご自身の様子に合わせて長く(あるいは短く)眠りやすい環境を用意できるとよいでしょう。

・非常にメッセージ性の高い夢を見ることもあります。
寝ている間に意識や魂が肉体を離れてあちこち旅行して、アストラル界など高次の階層の情報を夢として見るケースも。


冥王星逆行

・冥王星は星占いで主要な10天体のうち 最も遠くの天体ですので、ホロスコープ上をとてもゆっくり動きます。
なので、冥王星は1年のうちほぼ半年は逆行しており、出生図で冥王星逆行の人も ほぼ半分です。けっこうたくさんです。

・冥王星逆行の人は、創造の源へ戻ろうとする欲求、統合的な欲求、つまりより一層進化を急ぎたい欲求が強いです。
現状のありように疑問を投げかけて、停滞していること、現状維持になっていることに働きかけます。

・ほぼ半数の人が 進化を急ぐ意識で現状に疑問を投げかけて働きかけるわけですので、「私たちみんな」「人類みんな」という集合体としての進化を加速することになります。

・現状への疑問や 統合的な欲求が強いため、満たされない感覚が強めに出やすいです。
満たされない感覚は、冥王星逆行ではなくても感じるものですが、より一層感じやすいということです。

・統合的欲求を満たすには、ジェフリーさんの言い方だと、「まずは分離的欲求を使い切る」ことが有効です。
「あれが欲しい」「これを体験してみたい」など、創造の源から分離しているからこそ感じられる感覚。そこから来る欲を分離的欲求と呼んでいるのですが、この分離的欲求をどんどん経験して、欲しいものを手に入れたり 物質的な経験もたくさんしていくうちに、こういったことを充分に体験して飽きるときがやってきます。
そうすると、もう統合的な欲求だけになります。

・冥王星逆行の人で、統合的な欲求を持っていても、分離的な欲求をまだまだたくさん持っていたっておかしくありません。だから、まずは分離的な欲求のことをどんどん経験して そこはもう充分という状態になっていられたら、統合的な欲求にもスムーズに向かっていけるということです。

・冥王星逆行の人は、現状にたくさんの疑問を感じますので、「あれでもない、これでもない」とたくさんの試行錯誤を行うことになるでしょう。
それが、「自分がどんなことに満足を感じるのか、求めているものは何なのか(統合的欲求とはどんなものなのか)」に近づくことにもつながります。
そして、そんな試行錯誤が、「私たちみんな」「人類みんな」の進化を加速させるのです。


あとでもう少し加筆すると思います。
ご活用いただけたら幸いです!

私の占いの作り方シリーズ もくじ



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