それしか無かった。
だからもう祈るしかできない。

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AJ/Music feat. 初音ミク Lamentos【オリジナル曲】 (6:06) #sm29558072 http://nico.ms/sm29558072
本記事では曲の感想と共に以上の動画のスクリーンショットを使用させて頂きます。

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これはピアノだ。何となくだけどピアノのような気がする。ピアノだと勘づく前に既に歌い始めていたその声は優しく、そして哀しそうだった。何故。

決して鬱屈とした曲調では無いと思う。夕焼けから真夜中ならきっと似合うはずだ。
でも夜明けは似合わない。彼女に朝はやってこない。

けれどそんなのは報われない。
その呪いを解き放ってあげたい！
憐れで可愛そうなこの娘にどうか救いを！

けれどそんなのは有り得ない。
この曲に登場する彼女は、救われてはならない。物語はこれで完結している。完成されている。未来に希望が見えない彼女が、私には美しく感じる。

どうしてそう思えるのか？英語だからだろうか。私は英語が苦手な方である。歌詞を翻訳してやっと意味を理解するのだ。
そしてこの曲はPVと共に訳も付いている。なので感じるよりも早くこの曲の歌詞について理解したはずだった。ダメだった。こんな彼女をより美しく感じてしまっただけだった。
『陰・闇・暗』の美しさは時に想像を超越する。彼女の苦しみが、形を変えて楽曲として生まれ変わったのだ。

右耳から、左耳から、葛藤の心が見える。『もう無理だ』そう諦めて静かに朽ちていくのが分かる。でもそれは彼女の意思が弱いからではない。始めなんと言っていた？『根性だけで生きてきた』。今までは。もう無理になったんだ。限界がきた。『神に祈ることしかできない』と。

長い長い螺旋階段を思い出す。美しくカーブを描いて登っていく、けれどその構造故に同じ所を何度も何度も彷徨い続けているようにも感じてしまう。孤独との戦い。終わらない終わり。
嗚呼なんて可哀想な彼女。どうか朽ちていて欲しい。そんな歪な感情を作り出してしまう。

つまりは、不安定で、優しくて、壊れていて、虚ろで、歪んでいて、可哀想で、きっとそれが美しい曲なんだと思う。

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初めまして、水無月夢歌と申します。
何かについて語るというのは、些か不得意な方ではありますが、noteに出会ったのも何かの縁。専門的用語はまるで分かりません。文章も拙いです。けれど、感想というのは本来かしこまったものではなく、粘土をこねているうちに何かを残したくて作りたくなってくるように、何かを感じて想ったことを書き連ねたくなる。そんなものではないかと考えます。
要は思ったままにだらだら書いてみました。
めちゃくちゃ書いてみました。 粘土のこねくりすぎて何を作りたかったのか分かりません。
ただ後で見返して修正する気概はないのでこのままにします。ありがとうございました。

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AJ/Music feat. 初音ミク Lamentos【オリジナル曲】 (6:06) #sm29558072 http://nico.ms/sm29558072

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最後に。Lamentoという言葉に色気を感じます。

#vocanote