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無駄な「今」を大事な時間に変えたい!

「遠回りが1番の近道。今は無駄でも、大事な時間だったってわかるはずだよ」昨日見たドラマのセリフが胸にジーンと響いた。



もう4ヶ月仕事をしていない。
わたしは、目が覚めた時間に起きて、ぼんやりテレビを眺め、生きていくために最低限必要なものを買いに出かけ、夕食を作って食べて、気が向いたら掃除をするくらい。
めったに人と会うこともないので心は穏やかに生活している。だけどいつも感じる。みんなはいつも通りの時間を過ごしているのに、わたしだけ時間が止まっているよう。まるで1人だけ取り残されたように立ちすくんでいる。今までどういう風に歩いていたかさえも忘れて、追いかけることもできなくて、苛立ちと苦悩で頭がいっぱいになっていた。


いつまでもこのままではいられない。
かといって前のように頑張れることもできない。
そんな矛盾を抱えながら生活していた時にこの言葉を聞いた。


ドラマの中では、あるシングルマザーが仕事とプライベートすべてのことを頑張りすぎていた。仕事中に過労で倒れ、病院で治療を受ける。「点滴が終わったら仕事に戻ります」という言動に対して先生が放った言葉だった。

設定は違えど、今の私の状況とリンクしてやけに心に残った。



両立と選択

健康的に仕事がしたい。自分の限界を知りつつ適度にできるならば生きやすいのかもしれない。誰しもが理想とする働き方だろう。仕事もしつつ生活も充実しているのがいい。わたしも上手に両立して生きていきたいと思っていた。
負けず嫌いのわたしは無理に頑張ったり、意地を張ったりして”100%の力を出す”ことが常識と思い、日々遅くまで働いた。全力を尽くしているのにも関わらず、仕事もプライベートも中途半端になるばかり。いつも焦りと不安があった。そんなもんだから、心は不安定になり、ついに身体も動かなくなってしまう。


少し外出しただけでみんなに見られているようで、いてもたっても居られず疲れっきって家に帰る。次第に外に出ることさえもおっくうになりこもりがちになっていく。そんな生活はバランスの取れたものとは言えない。

なんで、自分は普通に仕事ができないのだろう

悩んでもどうにもならないのにいつも考えてしまう。何が大事かをしぼって取り組むべきだった。断る勇気を待てばよかった。頭に浮かぶのは後悔の思いばかり。

身体は休養できても、心が休まることはなかった。



時間の使いかた

無駄な時間ってどんなものだろう。失敗したり、間違えたり、逃げたりそんな漠然としたものだ。本当は考え方によって豊かなものになっていくんじゃないかと思う。
忙しくはたらいていた毎日では風の心地よさや、花の美しさなど当たり前のことが見えなくなっていた。身近にある素敵なものをキャッチできない感性ほどつまらない人生はない。長い休日の生活でわたしが思っていたことは常に自分のことだった。これからどうしていこうとか、元気になるためにはどうしたらいいのかとか。何事にも全力で勝負するうしろで「自分」を見失ったんだと思う。
そう気づけただけでも価値のある時間をすごしていると思ってもいいかな?


失敗や挫折の中でたくさん悩んだ。できれば苦しい思いはしたくない。その先が大事な時間になっていくのなら、マイナスも次へのステップに変えることが出来る。


「遠回りが1番の近道。今は無駄でも、大事な時間になる」
わたしの今も大事な時間にしたい。






最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!