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15歳最後の夏に一人で地域イベントのVR体験ブースを制作、運営してしまった女の子の話

あなたは「VR」という言葉を聞いたことはありますか?

バーチャルリアリティの略で、主にプログラミングによって作られた仮想現実世界を意味します。

最近ではアトラクション施設で専用ゴーグルをかけてVRゲームを楽しんだり、イベント会場でバーチャルアイドルがステージ上で歌ったり踊ったりするのを観賞できたりと、あちこちでその最新テクノロジーによる新時代エンターテイメントが話題に上がるようになってきました。

と同時に、その高度な技術に憧れ、いつか身近にVRを体験できる場所があったらなぁと夢見る人も増えてきたのではないでしょうか。


ここに、そんな最新のVR技術に魅了された一人の女の子がいます。

一見普通の15歳である彼女は、なんと中学生時代に好きなアニメキャラクターと一緒に暮らしてみたい(文字通り本当に!一緒に!)というとんでもない夢を叶える為に独学で3Dモデリングの技術を身につけ、オリジナルデザインのキャラクターを作成したりVR世界をワールドごとプログラミングして構築したり(文字通り本当に!世界丸ごと!)、更には専用ゴーグルを装着する事により「自分で作ったキャラクターに入り(3Dアバターを着て)自分の作ったVRワールドで遊ぶ」という高度なスキルをマスターしてしまいました。


彼女のSNS上での名前は「ねこまたP」

これは、そんな彼女が中学校卒業後に新社会人となり初めて迎えた夏休みに、地元のイベントでVR体験ブースをたった一人で総合演出プロデュース(というより制作から当日の運営まで文字通り全て!)担当して見事大成功させてしまったという驚くべき実話を記録したものです。


まずは、ご本人が当日までにツイッターで告知した内容を順に追っていきましょう。

↓こちらが実際に配布された案内チラシ

↓こちらがオリジナルキャラクターの詳細デザインを考案した際の図


↓それをVRワールド内で動けるように3Dモデリングしていきます

ここまで、話についてきてますか?理解が追いついてますでしょうか?

つまり、15歳のねこまたさんが、イベントのテーマに合わせたVR体験型3Dショートムービーを脚本から手がけ、ゼロからキャラクターデザインし、ご自身で3Dモデリング制作し、友人と一緒に声優もこなし、ポスターや宣伝用PV動画まで作ってしまった…という事です。

はい、開いた口がふさがりませんね。


お次は、当日の様子です。

はい、これらの映像、彼女の作ったオリジナルキャラクター達が現実世界に重なって見えますよね。

これはAR(拡張現実)という技術で、スマホのアプリを使って3Dキャラクターを現実世界に映し出し、動かすこともできるというものです。


しかもなんとこのアイディア、ねこまたさん本人が「イベント当日に何かトラブルが発生した時、自分が修復作業中にお客様(特に子供達)が退屈しないように」と事前に用意していたものだとか。

初イベントだというのに何という機転の利かせ方でしょう!


そして彼女の想定通り、当日はトラブルにより一時中断となるも見事このAR遊びにより間をつなぐことに成功したそうです。

周りの大人達は機材トラブルだろうがシステムエラーだろうが「ねこまたちゃん、お願い…」としか言えません。

最初から最後まで、全ては彼女一人に託されていたのです。

順番待ちをしている子供達には笑顔でスマホARの遊び方を説明し、楽しんでくれてる間に冷汗ダラダラでパソコンに向き合い高速で修復作業を行ったそうです。

初イベントだというのに何というプロ根性でしょう!!


こうして、たった一人の女の子が15歳最後の夏にVR体験ブースを制作から運営まで全て担当し、見事大成功させるという歴史に名を刻むような快挙を成し遂げたのでした。


もしかしたら、来年の夏休みには最年少VR映画監督兼総合演出プロデューサーねこまたPの最新作があなたの街にもやってくるかも知れませんよ?

彼女の今後の活躍にこうご期待です!


こちらが、彼女が“世界丸ごと”自作したVRワールドを360度動画としてアップロードしたものです。(ゴーグル装着の時間が用意されている為、ストーリーは1分10秒後辺りから。空間に突如スクリーンが現れます)

スマホの方は傾けたり指で画面を触ってみて、パソコンの方は再生中にマウスカーソルで画面をスライドさせてみてください。

上下左右360度、映像がグルンと回転しますよね?

当日は専用ゴーグルを装着し、この世界の中に入り移動もできたということです。


このような楽しいイベントを彼女と一緒に企画運営したい方、彼女に依頼したい方、取材など申し込みたい方、ぜひお気軽にお声がけくださいね。

未成年の彼女と直接コンタクトを取るのが抵抗あるという方は、バーチャル保護者代表の私ぬいぐるみパパに連絡してもらえれば、責任持って本人とご家族にお伝えさせて頂きます。

↓お問い合わせはこちらからどうぞ


※彼女に直接インタビューした動画はこちらです。


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