8の字ワーク


 
繋がりを断ち切る:8の字で始める

フィリス・クリスタルのワーク入門

どうしたらネガティブな環境や両親、友人、兄弟姉妹、元恋人から自由になれるのでしょうか?どうしたらお金や権力への執着から自由になれるのでしょうか?お金や権力への執着から自由になるのは必要でしょうか?望ましいことなのでしょうか?

「執着」という言葉は大いに誤解されてきました。執着してなくても億万長者になれます。持っているものを増やす必要があるのは、過度に執着している時です。不幸や損失に怒りで反応するのは過度に執着している時です。私たちは世界としっかりと関わり、自分の仕事や愛する人たちに尽くすことができますが・・私たちを過去とつなぎとめ、現在を十分に体験するのを妨げる古いプログラムから自由にならなければいけません。

ほとんどのセラピーの目標は、今を生きられるようになり、他者を愛することができるようになり、自分自身を愛することができるようになり、赦せるようになることです。アトランティス(訳注:この記事の掲載元)でご紹介しているほぼ全ても、この目標達成に役立つことが目的ですし、一人の非常に特別なイメージ療法家も同じです。ここで「固く結びついた繋がりを断ち切る」及び「さらに固く結びついた繋がりを断ち切る」の著者、フィリス・クリスタルの業績について一連の記事をご紹介できるのを嬉しく思います。クリスタル女史は段階的に繋がりを断ち切るワークを開発しました。この手法によって、思考や感情、行動の古いパターンから解放され、ローワーセルフや下位意識から自由になれる強力なツールを手に入れることができます。そして自分のハーヤーコンシャスネス、上位意識に入り込み始めることができるのです。



「繋がりを断ち切る」グループは世界中で数百もあり、グループで繋がりを断ち切ることができます。このグループはオランダやアルゼンチン、アイルランド、イギリス、ドイツ、フランスで特に多く、米国でも数が増えてきています。グループで繋がりを断ち切る時には、グループの集合エネルギーが強力であるので、準備は不要です。繋がりを断ち切るワークを指導者と1対1で行うときは、断ち切る前最低2週間は「8の字」イメージを練習します。

クリスタル女史によれば、「8の字は自分の空間やテリトリーを保護すると同時に、他の何者もその空間に侵入しないようにできるシンボルです。8の字ワークを行うときには、自分と反対側の輪に入れるのは一度に一人に限定することをお勧めします。なぜなら、色々な人が入っていると、別々の反応を示すことになり混乱するからです。」とのことです。以下は8の字イメージの手順です。

1.地面に座るか立って、金色の光の輪が足の周りを囲んでいるのをイメージします。この金色の輪は腕を広げて指を伸ばしたあたりまでの長さがあります。

2.もう一つの金色の光の輪が目の前にあり、貴方のいる輪と同じ大きさで、重ならないように接しています。

3.二つの輪の接点からスタートして、鮮やかなネオンブルーの光が反対側の輪の周りを時計回りに流れて一周するのを視覚化します。

4.その光があなたの輪の左側を流れ、あなたの背面を通り、右側を通り、二つの輪の接点まで戻り、8の字を描きます。

5.繋がりを断ち切る前の準備として、鮮やかなネオンブルーの光の8の字を朝晩、2分間ずつ視覚化し続けます。もしくは、必要が生じた時、誰かをコントロールしようとしているとか、誰かもしくは何かに自分をコントロールしてもらおうとしていると気付いた時は、手短に行います。

6.全てのイメージは地面上に視覚化しなければなりません。浮いているように見えるものがあれば、ワークを進める前に、高次意識(ハイコンシャスネス)に地面にしっかりと固定してくれるようお願いします。

ネオンブルーの光の目的について疑問を持たれるかもしれません。クリスタル女史によれば、このネオンブルーの光は、人が輪に自分を投影する効果があるということがわかったそうです。この光は絡み合っている二つをほどくのに役立ちます。ネオンブルーの光には、侵入されたりコントロールされるのを防ぐ役目もあります。

あなたを非常に虐待する人とのつながりを断ち切る準備として8の字ワークを練習していると、そういった人は輪の中に留まり続けないと思うかもしれません。その時は、想像力を働かせて輪に留める方法を見つけなければいけないでしょう。これは非常に重要です。なぜなら、2週間の8の字ワークの練習中、自分と相手の境界が明確になり始めるからです。ですから、輪の中に留める創造的な方法を見つける必要があるでしょう。おそらく、輪を上に延長して円筒形にするか、もしくは背の高いガラスで囲う必要があるかもしれません。そしてその囲いを地面にしっかりと固定する必要も出てくるでしょう。例えば、ある患者は父親とのつながりを断ち切る前の準備として8の字ワークをしている間、8の字の中にトラを「見て」いました。その患者は実際に砦を立ててトラを閉じ込め、厚さ2フィートのプレキシガラスを岩盤深くに長いネジとびょうで打ち付け、しっかりと固定する必要がありました。8の字にいるトラを視覚化すると、この患者には非常に強烈な感情が沸き起こり、小さな頃の悪夢を再体験し始めました。

8の字ワークを2週間練習すると、結びついた繋がりを断ち切る用意が完了することになります。これから数回にわたって投稿するアトランティスの記事で、繋がりを断ち切るプロセスについてさらに掘り下げていく予定です。しかしながら、始める前に知っておくべき大変重要な情報をお伝えします。繋がりを断ち切ることにより、自分自身を関係から解放するのではありません。例えば、母親や父親との繋がりを断ち切るとしても、彼らとの関係を持たなくなるというわけではありません。そうではなく、自分が束縛されていた様子を認識するプロセスを意識的に体験し、それからその繋がりを手放すか断ち切り、その関係を健康的な方向に成長させるということなのです。繋がりを断ち切ることで解放されます。支配されていた感情から解放され、痛みから解放され、怒りから解放され、人生をしっかりとに自由に生きていけるようになるのです。

そして覚えておいて欲しいのは、8の字ワークは単なるウォームアップ、準備に過ぎないということです。8の字ワークの練習をしても繋がりを断ち切ることにはなりません。実際の繋がりを断ち切る方法については、次の記事でお話ししましょう。

ですが、このウォームアップである8の字ワークが大したイメージワークではないとは思わないでください。これは10年も使われてきた実証済みのツールなのです。

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