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私の赤ちゃんは女の子

2019年6月13日18:24  3316gの女子を無事出産。

丸1日かかった出産体験には、父親である彼(夫、主人、旦那という呼び方が結婚後5年以上経った今もしっくりこない)がずっと側にいた。私に課された役割は、1人きりでは到底達成できないことを実感。「感謝の気持ち」というものが、言葉や態度で、どこまでちゃんと相手に伝わるものなのかわからないけど、去年のひどい悪阻の時期から支えてくれた約10ヶ月にお疲れ様です、ありがとうと心底彼に伝えたい。

最初は順調に思えたこの体験も、最後の4時間くらいで難産カテゴリに分類。(たくさんの難産が存在すると思うので、あくまで主観的なものですが)

「これでだめなら帝王切開、、、」というお医者さんのコメントだけが頭にガンガン響き、「帝王切開になるなら丸1日こんな思いしない!」「帝王切開になったら入院長引いて、リハーサルとかライブとかスケジュールが危険!」「帝王切開になったらお腹の傷とかどうなるの!?」っていうか<帝王切開>って何!?帝王って誰!? みたいな感じで、妊娠中に体が重すぎて「正期産」の期間になってから「もう重いから早く出したくてぇ、帝王切開してしまいたいですぅ〜」なんて知識もなくバカな発言をしていたことを深く反省。

たくさんの人の人生があり、その中で女性の人生があり、たくさんの結婚生活や、独身生活があり、その中で妊娠を経験する人たちがいて、その中にもいろんな結果や経過を辿る人たちがいる中で、全く無知な人間が冗談で口にしていい言葉ではなかった。そんな想いや反省が0.5秒くらいの間で頭の中を駆け巡ったあと、次に覚えているのは、初めて外気に触れる私の娘の姿だった。

その後にはお医者さんや助産師さんたちの安堵の表情と「おめでとうございます」の言葉。血まみれで、私の視力もボヤっとしながらも見た、生まれたての女子の陰部が、男性のもののように見えて一瞬今までもらったり買ったりした女の子用グッズの買い替えを考えた。でもそれは2秒くらいで理解できた。

私の赤ちゃんは女の子。

小さな手には、既に、節々が目立つ私の手よりもずっと、マニキュアが似合いそうな白く綺麗な爪が伸びていて、足も手も真っ白なのに、顔は真っ赤で、「赤ちゃん」という呼び名そのままだった。

その夜は、彼女の呼吸が安定せず、私も高熱が出て、翌日朝になるまでなんとなく一安心できなかった。「産褥期(さんじょくき: 褥は"しとね" 床とか寝床の意味らしい)」が始まった今も体はボロボロだけど、生まれた彼女にとって初めて朝が来る日に会えたのは私の両親と、マネジメントしてくれている事務所ボスであり友人であり尊敬する美人先輩ママであるDJ246。

昨日と今日で顔が変わった。昨日も今日も面白かった。

昨日よりも今日のほうが彼女のことが理解できた。

明日はもう少しわかりたい。

おまけの生まれたてセルフィー

SNSでの彼女の顔を出すのはこのご報告ブログの後は、控えようと思っています。

たくさんの応援や、励ましの言葉、そして妊娠中に支えてくれた皆様、本当にありがとうございました!母子ともに健康です!

私が次にライブ会場でお会いできるのは8月16日と、8月17日。お盆の最後。また告知させていただきますが、公式HPのスケジュールにて既に発表されています。

市川愛

今までもこれからも皆さまからのサポートは有難く頂きます。てゆうか双子グッズ買います。笑