リモートチームで健やかに はたらく コツ
リモートで働き始めて、もう3年以上。一度も会ったことがないひととオンラインで出会い、スムーズにプロジェクトが終了して、一度も顔を見ることなく「さようなら」することも多くなってきた。
リアルに同じ場所にいることないまま、オンラインでときどき音声を聞くだけ。すっかり違和感もなく、むしろ快適になったけど、スタートのころは、つながっている感覚が薄いことに戸惑いもあった。
不安になって、もんもんとする日々を超えて、今はこんなことを意識しているよ、ってことをまとめてみました。
リアクション重要!秒でスタンプ押す!
リアルとオンラインの一番の違いは、状況が見えないこと。
相手がどういう状況なのか、よくわからない。
自分がどういう状況なのか、伝わらない。
リアルなら「話聞いてないな」とか「今いそがしそうだから、あとにしよう」とか目で見て判断できるけれど、オンラインではそれができない。
私がメインで使っているコミュニケーションツールはSlackとTeamsなので、Lineのようなスレッドの未読/既読はわからないんですよね。
だから、まずは相手に「みてます!」ということを伝えるために、できるだけ速くスタンプを押す!もう、秒で押す!
詳細が文字で打てない状況でも「既読」をつける意味でスタンプ押すこと、気を付けてます。
別件対応中で難しいなら「のちほど」。ちょっと判断できないな、もうちょっと掘り下げて聞きたいな、ってときは「考え中」。
次の対応がきまってないときやわからないときも、ひとまずスタンプ押してから、返信文を考える。
プロジェクトを管理しているひとやメンバーから見ると
内容をみてもらえているか
対応できるのか
いつ完了する予定なのか
がとても知りたい。
だから「みたよ!」だけは早くつたえる。すぐできないなら「のちほど」とつたえることで、相手が再確認する手間をはぶけます。
やれるのか・やれないのか、対応完了したのかどうか、など細かく早めにリアクションすることで、コミュニケーションが円滑になっていきます。
いつもリアクションするのが当たり前になると、スレッドを見落としたときに催促してもらいやすくなる、というメリットもあります。
「あとでやる」はタスク化する
Slackの場合、あとまわしにしたスレッドは、そのままチャンネルを離れると忘れてしまうので、画面を閉じる前に「ブックマークする」のも忘れずに。
ブックマークしても後で確認しないと意味がないので
Slack開く→「後で」をひらいて、ブックマーク確認
ってクセをつけてしまうと、返信漏れや対応忘れがなくなりますよ。
Asanaを使っている方は、スレッドをそのままタスクにしてしまうのもオススメです!
いい話は文字にする。悪い話は文字にしない。
感謝していること、嬉しかったこと、助かったことは、積極的に文字にしています。チャンネルひらくとみえる場所に、感謝の気持ちを書いて伝える。誰かが喜んでいたり、感謝している言葉を見てから仕事できるって、ちょっとテンションあがります。
逆にネガティブな言葉は、MTGで直接つたえるようにしています。顔をみて話を伝えたりリアクションを受け止めながら、伝えればいいこと。ミスや行き違いはある。でも、それをいつまでも、何度も繰り返し見てしまう場所に書いておく必要はない。
職場に警告文が張り出されるのって、気分がわるいですよね…。
毎日使うコミュニケーションツールも職場と同じなので、目に触れるものがどういうものなのかは、モチベーションに関わってきます。環境美化、という観点で、残すもの・残さないものを意識して、文字にするように気をつけています。
「空気」は伝わらない
離れているということは、言葉にしたり文字にしたりして、こちらの理解度をわかりやすく伝える必要があるということ。ここが大きくリアルとは違う部分かもしれません。
困っていても絶対に何も伝わらない、と覚悟を決める
同じ場所にいない相手には、ひとりでお部屋でこまっているこちらの状況は伝わりません。悩んでいても「どうしたの?」って声をかけてもらえない。だから「困ってます!」と早めに手を挙げるのが本当に大切。
例えば、みんながわかって進んでいっているけど、まったく状況がつかめないとき、躊躇なく確認するようにしています。
「今更よくわからないとか言えない・・・」
とか思ってしまいがちだけど、そこは、もう、覚悟を決めて、サクっと聞いてしまいましょう。一秒でも早い方が後のダメージが少なくてすみます。
見えない「空気」を読みすぎない
「相手が忙しいかも・・・」
と遠慮してしまうのも、基本的にはナシです。
伝えることは遠慮しない。伝えた後、どうなるかは相手と一緒に考える。
もしかすると「10分話そう!」と対応してくれるかもしれないし
「資料にまとめておいてくれたら、検討しとくよ!」というかもしれない。
「自分でしらべて」とURLが送られてくるかもしれない。
不安なときは、空気を読みすぎず、相手を信頼してお困り事を投げかけてみるのがおすすめです。
オンラインのコミュニケーションは海外旅行に似ている
すぐアクションする。
はっきり言う。
空気を読みすぎない。
これって海外旅行に似ているかも。
伝える努力をしたり、背景を説明したり、って文化が違うときにはあたりまえのこと。オンラインチームの場合、異なるバックグラウンドのひとたちと一緒に働くので、ある意味、文化が違う。お互いの能力を活かして一緒に働くには、いい意味で遠慮しないのがいい。
遠慮なしでしっかりと話せるのは、お互いをリスペクトする気持ちが根底にあるから。だからプロが集まるフリーランスチームで働くのがおもしろい。10年先も、こうやって尊敬するひとたちと好きな仕事をして暮らしていきたい。
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