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手帳のはなし

益田ミリさんの『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』(幻冬舎)は、こんな一文ではじまります。

『真新しいスケジュール帳を開き、◯月末から◯月にかけての1週間に、ズズーッと線を引いた。そしてこう記した。フィンランドに行きたい』
『スケジュール帳に希望を書いてもいいことに初めて気づいた』
『スケジュール帳を開くたびに、そのページを眺めるようになった。やがて希望から予定、予定から決定へ。』

そう、手帳には決まった予定を書くだけではなく、
願い、希望を書いて、
それをじりじりと実現に向けて、自らの行動を進める作用もある。
というのを、わたしも手帳の民になってから知った。

そして今まさにわたしも、残りの人生をかけた、っ言ったらおおげさだけど、
いちどきりの人生、楽しく過ごすために動き始めたところ。
外に出たはいいけど、
スニーカーの紐がちゃんと結べてない。
お財布の中のお金が少ない。
行き先はなんとなくわかっているけど、どうやって行くのかわからない。
でも、頼れる人とiPhoneはある!
手帳と万年筆と本はたくさん持った!(荷物がいつも重いw)

そんな感じ。

わたしから見たら、ミリさんは輝いた存在。
文も絵も描けて、たくさん本を出版し、しかもどれも刺さる。売れている。
そんなミリさんでも、何か悩みがあるのか、たまに人生の不安を匂わせることばも書きつつ、
フィンランドにはなんと、2017年から3年連続ひとり旅されています。よほど好きなんだな。わたしも行ってみたい。

コーヒーとシナモンロールがお好きな方は、
写真もたくさん載っていて楽しいご本です。
ぜひ、本屋さんにて手に取ってみてください( ´ ▽ ` )

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