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■8月6日放送の『そこまで言って委員会NP』の放送内容について

○はじめに

 お疲れ様です。あいなです。
 今回も埼玉県の水着撮影会直前中止事件についてとりあげます。

 今回ご紹介するのは、8月6日放送の『そこまで言って委員会NP』です。
 この番組のなかで、ゲストを招き地方政治について討論会を開いたそうです。
 その際に、当該事件についての話題が出たとのことでした。

 ゲストは自治体の首長経験者の3名(泉房穂氏、橋下徹氏、元横浜市長の中田宏氏)とのこと。
 引用しつつ、自分の感想を呟いていきます。

○そもそも『そこまで言って委員会NP』ってなに?

 そこまで言って委員会NPとは、20年近く前から近畿圏その他日本テレビ系列で放送されている政治系の時事ニュースを扱うバラエティ番組です。

 私はこの番組のことをあまり知らなかったんですけど、神奈川県では放送されていないので当たり前ですね。
(この討論見たかったなぁ…)

○8月6日放送の内容について

 そこで、読売テレビのHP内『読みテレ』というコラムコーナーにある番組の要所をテキストに起こした記事をご紹介いたします。

グラビアモデルでもあるRaMu氏(タレント)は県だけでなく全関係者に批判的だ。
「登場人物全員に問題がある。全員悪い。撮影会を主催した団体が過去に未成年を出していた。その時点でダメ。 それを偵察もせずに頭ごなしに中止しろと言った共産党もダメ。その団体の撮影会だけでなく全部中止にした埼玉県もダメだし、どんどん危ない格好していくグラドルもダメ。登場人物みんなに非がある。(略)

(略)

須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)は参加者の立場を汲んで言う。
「参加料が高く、1万円から5万円する。5万円払ったら期待しちゃう。高いお金をもらう以上、 過激になっていく傾向はある。」

(略)

泉房穂氏は対応の曖昧さを批判する。
「ルールの明確化は必要。どっちとも取れるような、道徳や価値判断を許可条件に入れるべきではない。(略)

(略)

中田宏氏は逆にルールは明確にできないと発言。「僕だけが賛成の立場。ただ、ルールと言っても、埼玉県が示した過激なポーズや水着の実例を挙げていたが完全に明確にするのは無理。」

(略)

橋下徹氏は経験を基にこう言う。
「むしろ公序良俗に触れる、わいせつに当たる場合だけはダメで、原則自由が公の施設だと思う。

リンク先記事より引用


 うーん、まず、中止要請ってそんなに悪いことか…?というお気持ちだけ置いときます。

 この経済ジャーナリストという人のコメントは、参加者の『期待』が『過激になる傾向』があるというふうに読めました。

 あと、『高いお金をもらう』というのは主催者というよりも出演者の事を指しているように見えるのですよね…
 個人的な感想を言うと、これって『参加者の視点から見る出演者』の事なのではないかな?と思うのですが、ここらへんは当時の番組を実際見た方だと感想が違うかもしれません。

 一応、その視点だとすると、それって多分、『自分の好きな推しは〇〇してくれるはずだ』というピグマリオン効果と『高い参加料を払っているんだから〇〇してもらっても赦されるはずだ』という免罪符効果の悪魔合体で生まれてしまったモンスターカスタマーのことなのではないでしょうか?
 こんな怪物が発生しやすい状況が生み出されること自体が、だいぶ問題だと思います。
 このコストパフォーマンスは、出演者側にメリットがあまり無いですよね…

 あと、首長経験者の方々のコメントは読む限りはとても納得できる、経験を踏まえたものだったと思います。

 県営の公園の対応に関しては、今までは善意と場当たりでどうにかなってたんだろうなと思いますし、良くも悪くも『地方自治』なんですよね。
 それがルールの粗さを逆手に取られた結果、歪な常態になってしまっていたので対応を始めた…というのが5月の段階だったのだろうと思いました。

 中田氏のコメントは、イベント多そうな自治体(横浜市)の首長経験者だからこそかもしれません。
 前日まで準備を徹底することは大事だけれども、ただし当日に急に発生するトラブルを全ては予見できない、という指摘をしたのかなと思いました。

 小さなイベントでもそうですが、あらゆるリスクを予想したところで、トラブルというのは明後日の方向から飛んでくるので、ガチガチにルールを決めるよりも、当日の現場でスタッフや管理者たちが柔軟に対応を決められるようにしたほうがいいんですよね。

 毎回ルールを徹底的に読み込んだ管理者が会場のあらゆる場所を瞬時に確認できるわけではないですし。

 だからこそ橋下氏の発言もわかるんですよね。

 公園って基本的には誰でも使っていいものですし、『あの人は使っちゃ駄目』というルール運用は明らかにおかしいです。
 そして、だからこそ現場の判断でいままでやってきたんでしょうし、現場レベルで苦情が寄せられたし、現場レベルで対応&処理してたんだろうなぁという事も分かりますね。

 そして、記事の最後にはライターさんの感想とも思えるコメントがありました。
 気になったのでこちらもご紹介しますね。

(結び)「公序良俗」というのは確かに人により違って曖昧かもしれない。主催者と参加者の自由と節度に任せていいような気がするがどうだろう。

リンク先記事より引用

あっ、これはつまり『当該水着撮影会等は主催者と参加者の自由と節度に任せられなかったケースなんでは?』と疑問を呈したいのではないでしょうか…?

○おわりに

 ニュースやネット等でもよく、地方行政を知っている人がコメントをしている事がありますが、この番組は『子育て政策で有名になった明石市の市長』と『私の出身地で、人の集まるイベントをたくさんやっていそうな横浜市の市長』からのコメントがあったということで、気になりましたので取り上げました。

 いかがでしたでしょうか。
 実際にオンエアをご覧になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ当時の感想を教えていただけると幸いです。

 次回は暫定条件が出された後のニュース記事等で、関係者や有識者から出されたイベントに対する認識などのコメントが書かれたものをご紹介して、行政の対応や反応を推察したいと思います。

 よろしければこのアカウントをフォローいただきまして、次の記事を気長にお待ちくださいませ。

 それでは。また。


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