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精神病が私にくれたもの

中2の学級崩壊で私は不登校になりました。それまでは大げさではなく教師も私に頼っていました。私も期待というか、出来ることは教師の手助けをしていました。それが自分のすべきことと思っていましたから生徒会に入るのも自然な流れでした。


ですが不登校になって心のバランスは悪くなる一方、起きる、寝るすら普通に出来ませんでした。通院するようになったのは中3の春。診察では「なんで私は生きてるの?」長い通院生活の中で何百回も言ってきましたよ。
辛い、苦しい、カウンセリングも診察も受けてるのに、薬だって沢山飲んでるよ、でもなんで私は良くならないの?
グルグルと病気に心を支配され続けました。

そんな私でしたが急に人生の歯車が動き出したのです。B型作業所のことを知り、デイケアの友達も通っているので私もやってみたくなり飛び込みました。
作業所は人生で初めての仕事でしたが料理好きな私に合う作業があって2年半通い続けています。

それだけではありません。精神的な病気は私から多くのものを奪った、と決めつけていました。確かに同世代の子達とは違った人生かも知れません。

保健室登校
不登校
児童相談所
精神科
デイケア
B型作業所
ピアサポーター専門員養成研修

今はこれらすべてに意味があると信じています。学歴は高校中退になりますが(一応受験合格しました)人生の道のりは胸を張れます。
なぜなら、今が楽しくて、辛くても頑張れて、放したくないピアサポーターという夢に出会えたのですから。

病気が奪ったものの数を数えるのはだいぶ前にやめています。それより目の前のやるべきこと、未来の可能性を数えることが人生なんだと思っています。

夜はくる
ー誰だって苦しさを抱えている

夜が終われば朝が来る
ーほんの少し顔を上げるだけでいい

そして眩しい朝日
ー眩しい分の人生がアナタにはある

私の今ある人生は病気がくれたもの。病気にならなかったらピアサポーターにはなれないです。健常者、障がい者、どちらの気持ちにも分かり合える立場。私の一番望むべき場所です。

大丈夫、私の長い長い夜には、もう区切りがついたから

*愛音*

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