DALL·Eで作った画像を編集できるように/Z世代の36%がAI使用に罪悪感/AmazonがClaude3に追加投資/Midjourneyの新機能 【週刊AIのニュース 2024年4月1日号】
こんにちは。AIのある暮らしです。本日より「AI×動画マーケティング研究所」は「AIのある暮らし」に生まれ変わります。
最新の生成AI関連のニュースをまとめていますので、ぜひご活用ください。
【1】文章生成AIニュース
Amazon、「Claude 3」のAnthropicに27億5000万ドルの追加投資
Amazonは、AIチャット「Claude 3」を開発するAnthropicに27億5000万ドルを追加投資した。これにより、Amazonの総投資額は最大40億ドルに達する。
Anthropicの「Claude 3」は、多くのベンチマークで競合他社のAIモデルを上回る性能を示している。Amazonは、AWSを通じて「Claude 3」の利用を開始した。
Z世代の36%が罪悪感、仕事でのChatGPTやAIの使用に
AIの影響について、Z世代は理解しており、生産性向上の方法を示せますが、AI利用には罪悪感や依存の懸念があります。調査では、36%が罪悪感を感じ、3人に1人が批判的思考の欠如を懸念しています。
また、49%が創造性向上を実感しています。しかし、10年後には61%が自分の仕事がAIに取って代わられる可能性があると考えています。
【2】画像生成AI関連のニュース
画像生成AIで同じキャラクターが簡単に作れるようになってきた
画像生成AIサービス「Midjourney」に新機能「Creative Reference」が追加されました。この機能を使うと、1枚の画像から特徴を引き継いだ似た画像を生成でき、同じキャラクターを異なるポーズで再現することが容易になります。
従来、画像生成AIで同じキャラクターの画像を作る際には「LoRA」という追加学習が必要でしたが、この新機能により、その必要がなくなりました。
OPEN AI 「DALL·Eで作った画像を編集できるようになりました。」
DALL·Eで作った画像を編集できるようになりました。画像の変更したい部分を選び、入れ替えたい内容をチャットに入力します。
例えば、「桜を追加」と入力すれば、桜が追加され、「鳥を消す」と指示すれば、画面に写っていた鳥を消すこともできるようになりました。
AIによる画像生成を30倍高速化する手法をマサチューセッツ工科大学が開発
マサチューセッツ工科大学の研究チームが、AIによる画像生成を最大30倍高速化する技術を開発しました。
この新しい「分布マッチング蒸留(DMD)」手法は、画像生成AIの拡散モデルの「逆拡散」ステップを大幅に減少させ、画像生成の時間を短縮します。例えば、Stable Diffusion v1.5のテストでは、画像生成時間が2590ミリ秒から90ミリ秒に短縮されました。
この技術は、AI業界において効率的なコンテンツ生成を促進することが期待されています。
Adobeの画像生成AI「Firefly」、画像を使って構図やレイアウトを指示できる機能
Adobeが画像生成AI「Firefly」の更新を発表し、新機能「構成参照」を追加。
この機能により、既存の画像の構図やレイアウトを参考にして新たな画像を生成できるようになります。
Fireflyはこれまでに全世界で65億枚以上の画像を生成し、商用利用も進んでいると説明されています。
【3】動画生成AI関連のニュース
OpenAIが動画生成AI「Sora」でどんな動画を作れるか示す作例を大量公開
Soraは、テキスト入力だけで高画質な動画を生成できるAIで、最長1分間の動画制作が可能です。
特に、物理法則をシミュレートしながら動画を生成することができ、写実的な動きやダイナミックなカメラアングルの変化を実現しています。
OpenAIは複数のアーティストによるSoraを使用した作品例を公開しており、アーティストたちはSoraの可能性を高く評価しています
動画生成AIのRunwayがMusixmatchと提携、ミュージシャンが歌詞入りMVを自動生成可能に
RunwayがMusixmatchと提携し、100万人以上のミュージシャンがAI動画生成モデル「Gen-2」を利用できるようになった。
このパートナーシップにより、アーティストは楽曲を動的なビデオコンテンツで表現し、Musixmatchのプラットフォームを通じて歌詞と同期させることが可能になる。
これにより、MVの制作が迅速化される見込みである。
【4】AIアシスタント関連のニュース
Appleが中国の百度(Baidu)と「生成AI技術の使用」について協議を重ねている
AppleがiOS 18の生成AI機能を強化するため、Baiduと協議を進めていることが報じられました。
中国ではAIモデルの使用には規制当局の承認が必要で、GoogleやOpenAIのモデルは承認されていません。
BaiduのERNIE Botは40以上のモデルで承認を受けており、Appleは中国市場向けのAI提供のためにBaiduとの協力を模索しています
大規模言語モデルで「ヘイ、シリ」不要に、アップルが研究論文
Appleの研究者たちは、「Hey Siri」という起動フレーズを使わないで、AIがユーザーの話しかけているのを検出する技術を研究しています。
この技術は大規模言語モデルを使用し、音声とバックグラウンドノイズのデータからユーザーの意図を識別します。初期の結果は有望で、この技術がSiriの使い勝手を向上させる可能性がありますが、プライバシーに関する懸念も指摘されています
【5】その他のAI関連のニュース
「AIレベルのイケメン」「漫画から飛び出してきた?」TikTokバズり中の元之介とは 1800万回再生超え動画も【注目の人物】
TikTokでフォロワー45万人を超えるモデル・俳優、元之介がバズっています。彼は「AIレベルのイケメン」と称され、Instagramリールで1800万回再生を記録するほどの人気です。1998年生まれの沖縄県出身で、特技は眉毛を動かすこと。ドラマ「ドクターX」でデビューし、その後もモデルや俳優として活躍しています。
音楽とAIが共存する未来のために。「YouTube Music AI インキュベーター」が日本でも発足
「YouTube Music AI インキュベーター」が日本で開始されました。このプログラムは、音楽制作にAIを利用し、音楽の生成に関するGoogle DeepMindの「Lyria」などの技術への早期アクセスを提供します。
UMGとローランドの協力も発表されており、音楽とAIの共存する未来に向けた一歩です。ただし、AIによる楽曲制作は著作権の問題も含めて議論があります。
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