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藤子不二雄Aさん生誕の地、富山県氷見市で見てきたもの

北陸・石川県などで発生した地震により被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興と復旧を、心よりお祈り申し上げます。

本来は、旅行記の2日目でも書くか、と思っていたんですがこれはちょっと優先しないといけないな、と思ったので氷見市の「氷見市藤子不二雄Aまんがワールド」と、氷見市の被災状況について書きます。

超強行軍になってしまった

最終日は、金沢に6時間滞在できる予定だったので、いろいろやろうかと思っていたんですよ。ただ、本来行きたかった21世紀美術館は、天井のガラス板が落下し、さらに他の箇所の調査もあるので「当面の間は休館」とあったんですよね…。兼六園は以前行ったし、とりあえず近江町市場に行ってから氷見市に行くか、と予定を建てていました。

結果からいうと、これは大失敗でした。

氷見線も、バスも本数が少なめなので、それに合わせて移動をした結果、「移動3時間、滞在30分」というスーパー強行軍になってしまったわけです。なので、次は車で行くか、もっと余裕を持って移動をするようにしたいですね。

突然の悪天候

朝の天気予報もチェックしていなかったのですが、高岡駅に着いた時点で猛烈にひょうが降り始めました。思わず「ひょ~っ!」と口に出てしまいました。これは本当です。もっと厚着で来れば良かった。

そのため、氷見に着いた時点でほぼ外を出歩いている方は少なかったです。

悪天候ですし、まだ震災から数日後だったため、お寺の石の箇所が倒れていたり、「瓦が落ちる可能性があります」と手書きの注意書きが貼ってあったり、いたるところでマンホールが液状化現象起こしていた箇所がそのままの状態になっていました。

離れた場所から撮っています
このような個所がいたるところに…


被害がマシだと思われる市内でも、この状態だからなあ、厳しいなあ…。

素晴らしかった展示内容

前日までに営業再開していたので入ったギャラリーは、素晴らしい内容でした。1Fの展示エリアは撮影禁止だったのですが、藤子さんの生涯、生原稿、さらに氷見を舞台にした漫画作品や、代表作の説明などが飾られていました。ぜひとも、これは実際に見ていただければと思います。

A先生の作品オールスターズ
しっかりとした建物でした

2Fは、映像・展示コーナー、藤子A作品をほぼ全て網羅している漫画コーナーなどがあり、特に漫画コーナーは「PARマンの情熱的な日々」(エッセイ漫画)が載っていた関係で、ジャンプスクエアが置いてありました。

誰もおらず…
To LOVEるダークネスも載ってました。非常にえっちでした

そういやそうだった、かつてジャンプスクエアを定期購読していた時、「おっ、A先生の漫画が載っているではないか」と思ったんだよねえ。そうか、創刊から2015年まで連載していたのか…と読んだら、今では亡くなられた方が数多く載っていて、歴史を感じましたね。

あと、「好きな芸人は爆笑問題」「あの二人のやり取りが面白い」と絶賛していて、探検バクモン用の色紙を描いた話はほっこりとしました。70代になってなお、ああいうことが出来というか、人生を楽しめていたのは真似できねえなあ…と思いました。

フォトスポットでパシャパシャ写真を撮ったり、氷見市限定のポストカードを買ったり、いろいろしているうちにバスの時間が迫ってきたので撤収。館内にいたのは自分1人だけでしたが、職員さんがものすごく親身にしてくれて、マジでありがたかったです。次もまたいずれ来ます。

フラッシュ機能で撮ると
あら不思議!

おわりに

当時、氷見市では揺れは震度5強を観測し、建物の倒壊、道路の陥没、液状化、住民の怪我などが発生しており、なお断水が続いている状態です。

氷見は寒ブリが美味しいことでお馴染みですが、断水の状態ではさすがに営業をしている箇所もほとんど無く、大打撃を受けている状態には代わりはありません…。

今は、寄付くらいしかできないのですが、近いそのうちに「支援」できればいいな、と思っております。

また来ます

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