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「 誰も触われない 二人だけの国 終わらない歌ばらまいて 」


あけましておめでとうございます。
新年早々心休まらないことがたくさん起こってます。
わたしは今年年女になりました、干支3周目スタートです。
自衛隊でありタレントのやすこさんが今できることは「日常を楽しむこと」と言われていたので、ニュースを見ながら冬休みを過ごしています。




1/1の年明けの瞬間は同期は寝てたらしく、次の日に連絡がきた。
1/2は実家にいて、熱を出して早く寝たお父さんをよそに、風呂に入りたくない!と後回しにして、22時ごろから妹とマリオをしようとしていた。
そんなときに、小学生のときからずっと好きだった同級生からDMがきた。
内容は「(小中の同級生)と飲んでるんだけど来ない?」だった。
そもそもその人から連絡をくることに驚きすぎて、しかもその小中の同級生というのはわたしが成人式のときにいろいろあって最終振られた相手で、マリオをやってるどころじゃなくて、とりあえず次の日飲みに行く予定だった幼馴染に電話をかけた。
幼馴染は電話した直後から叫んでいて「あんたもきたん⁉︎」と言われて、どうやらその子にも送っていたらしい。「わたしはおばあちゃん家やから行かれへんけど、行くしかないやろ、明日話聞かせてね🫶」という調子で電話を切られた。

これでもうパジャマでコンタクトを外していてすっぴんなら諦めただろうけど、ちょうどメイクもそのままでコンタクトも付いててワンピースを着ていた。行くしかない……
もはや振られた相手よりもずっと好きだった人に会えることの喜びで言われた場所に向かった。

その好きな人というのは、小学4年生の時に引っ越してきて、その時同時に引っ越してきたもう人の子と、もはや「どっちが好き?」と女子の中では話題になるくらい絵に描いたようにモテていた。
わたしは小学5.6年で同じクラスでずっと好きだったのだが、中学のときに海外に引っ越してしまい、ずるずると引きずり、半年後くらいにfacebookで繋がることができて、しばらくやりとりしていた。
実はわたしが笑ではなくwを使うのは、この人がずっとパソコン内でwを使ってからでもある。真似をしたのが癖になってそのままになって10年も経っていて怖い。
間に彼氏ができたりしたけど、最後に会ったのは高校生の時で、バレンタインをわたした記憶がある。告白のつもりだったけど、そのあと何にも返事がなくて、諦めがついてから連絡を取るのを意図的にやめた。


久しぶりに会った昔の好きな人は相変わらず優しくて、店にもうすぐ着くと連絡したらわざわざ外に出て迎えにきてくれた。
店に入ってもう1人の成人式でいろいろあったやつ(以下同級生)に「よう呼んだなァ!」と畳みかけ(お前がよう来たなという感じなのに…)、なんやかんやでひどいことをしたと謝られたので許すことにした。(でもスキンシップは無意識に避けてしまって気まずい)
昔話をしながら、下の名前を覚えてくれていたり、逆に誕生日を覚えていることを嬉しそうにしてくれたり、「付き合っちゃえばぁ!?」とかいう同級生に怒りながら、わたしの別の幼馴染を待った。
急に電話をかけたその幼馴染2は、同級生と高校で仲良かったけど、わたしの好きだった人とはほぼ面識がなかったのに「のんのちゃんに会いたいから行く!」と来てくれて嬉しかった。
のに、それまで3人が気まずい、というか緊張してわたしにしてはペースを上げて飲みすぎて、きもちわるくなってしまった。(3杯しか飲んでないのに雑魚すぎる)
幼馴染と同級生が様子を見に来てくれたトイレでしばらく落ち着いて出たら、好きだった人は会計を終わらせて自販機まで走ってお茶まで買ってきてくれていた。(この話を次の日幼馴染1にしたらいや普通やろと言われて、幼馴染1の可愛さと慣れと自分の経験の無さの差を感じてちょっとおちこむなど)




幼馴染2はきたばっかりだし、わたしはすぐに歩いて帰れる調子でもなかったので近くのカラオケ屋に入った。
「一曲目いつもあいみょんの死ね歌うんだけどいい?」というと、詳しい話はわからないけどとりあえず同級生が酷いことをしたという認識の好きだった人が「(同級生)に捧げろー!」とかいうので歌った。
そのあとは小学生の時に流行っていた曲とか、合唱曲とかを歌った。
久しぶりに苗字を呼ばれる声が変わってなくてそれだけでも良かったのに、ロビンソンを選んでて解釈が一致すぎて泣きそうになってた。もはや限界オタクで申し訳ない。
幼馴染2と歌うために入れたCHE.R.RYを見て、スピッツのチェリーを入れていてそのセンスも変わってなくて良かった。
同級生は同級生で選曲がわたしの好きな曲ばかりで好きだった人に「音楽の趣味合うやん」と言われて「だから嫌やねん!!」とわけわからない話をした。振られた後に聴けなくなった曲たちを供養して、かわEをデュエットした。

↑その選曲は悪意あるわー!と叫ぶわたしと歌う同級生と幼馴染と、シンプルに知らなかったらしく最後のラスサビの前の間奏で演奏中止を押してしまってブーイングをくらう好きだった人のおかげで新しい思い出に塗り替えられました。


最終6時までいるぞ!!とか意気込んでたのに、同級生と幼馴染が寝てしまって5時ごろにお開きになった。
帰り道はちょうど幼馴染と同級生、わたしと好きだった人で別れてて、2人ずつになってばいばいした。
2人きりでなんて話をしたらいいかわからなくて、とりあえずニュース見て落ち込んでたときに連れ出してくれてありがとうと伝えた。
別れ際に、今は遠くに住んでるけどまた夏と冬に帰ってくるからまた誘いますと言ってくれて、おやすみと言い合って別れた。
帰ってすぐに、話の中で見つけた2人きりになってしまっていたグループLINEに連絡が来ていて、最後の最後までずるすぎて幻かと思った。



久しぶりに会って、「綺麗だよ」と言われて、変わらず優しくて嬉しかったけど、逆に下心を持つことさえ罪悪感があって、綺麗な思い出はそのままにしていたいと思った。
もちろん心配しなくても相手はそんな気さらさらないだろうと思う。それでもそう願ってしまう。
変わってないと言ってもらったけど変わったところも見せてしまって、恋愛が下手で自虐ネタしかなくて、それでも君は例外だよと伝えてしまった上でも、「また」があることを伝えてくれたのは嬉しい。
好き"だった"人には変わりないはずだけど、また会えたら、嬉しいなと思うし、忘れずにいたい。



「最近どうなん?」と聞かれたときに「また変なのに捕まってるよー!」と答えてしまったけど、変だけど、大事にはしてくれてる人の元に向かっている新幹線の中でこれを打っている。
同期から預かったお土産をわたしが包んでわたした後輩ちゃんに「(わざわざ包んでくれるなんて)ええ女やな」と言っていたらしく、「大事にしないと」とかまをかけてくれたみたいだけど、はぐらかされた。
それでもわたしとの旅行を楽しみにしてくれているのは、ありがたい。

今年もこんな調子で相変わらず良くも悪くも変わらないことを残していきたい。忘れないために。

君を忘れない 曲がりくねった道を行く
きっと 想像した以上に 騒がしい未来が僕を待ってる

チェリー / スピッツ

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