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融資を満額引き出す決算書の秘密③

こんにちは! というよりこんばんわですかね。

今日は暑かったですね!うだるような暑さ、みなさま体調には十分気を付けましょう。

最近気づいたことがあります。

サラリーマンのときは、結構体調くずして有給つかって、みたいなこと多かったんですが、独立するとさすがに頻繁に体調くずしてられないという意識なのか、体調を崩しません。軽い体調不良とかはありますけどね。

でも、最近人間ドック行ってないなー。。。いかないとなー。。。

と健康に気を付けましょうというところで、本日のテーマです。

いままで決算前の対策を書いてきましたが、今日は『決算期末近くでの対策』を考えていきましょう!


これは、どこでも言われることですが、仮払金、役員貸付金は要注意です。何に使ったかよくわからない費用がよくこういう科目で処理されてたりします。立替金とか未収入金で隠してもだめです。要は『何につかったかわからない』というものは銀行審査上、マイナスと見られるということです。

当たり前ですけどね。

あとは預かり源泉税の残高が異常でないことも必要です。

報酬、給与の源泉徴収など納付を失念しているケース、結構多いんですよ。

こういうのもマイナスですよね。払うべき税金を払っていないという。。。もちろんこれで融資が下りないというのはあまりないですが、ワキが甘い会社と見られる可能性がありますので、きちんと処理しましょう。

決算書の審査では、BS(貸借対照表)が重視されます。

回収可能性がある資産のみが評価され、長年未回収のような債権、売掛金などは評価除外されます。長年残高が変わらないような仮払金や立替金、役員貸付金なども評価除外です。

役員への貸付がある場合にはきちんと契約書および返済表などを用意しましょう。それ通りにきちんと返済されているのであれば、問題はありません。

役員からの借り入れは、前も書きましたが、返さなくていい出資金のような取扱いになるので、負債とは見られません。

あと支払手形の振出は絶対やめましょう。

手形は本当に恐ろしいです。基本、支払手形は支払を猶予してもらう場合に相手先に振り出すものですが、受け取った方は通常、銀行に手形割引をして、現金化してしまいます。銀行は割引で受け取った手形の回収をしなければなりませんが、決済期限の3時までに銀行に対して支払できなければ、そのまま手形が飛んで、倒産、ということになるのです。

支払手形ではなく、銀行借り入れに切り替えていく発想が必要です。

決算書の対策、というところでいくと、以上でしょうか。

もちろん個別にきちんと専門家にみてもらうことをお勧めします。

あなたの決算書は銀行からどう見られるのか、この意識は非常に重要です。

たとえば、

売上100 売上原価30

と表示のある会社と

売上70

と表示のある会社、どっちが評価高いと思いますか?

こういうことなんですね。粗利でいくと、どちらも70、でも評価は前者の方が高くなります。

こういうちょっとしたことが融資の世界では大きい影響を与えることが多いんです。

きちんと専門家を使いましょう。そして、必要があれば、その専門家に決算書を直してもらうなど(粉飾のことではないですよ、勘定振替などのお化粧直しを言っています)、大胆に決算書対策を練ることが重要です。

私も、過去何件もこういうことをやってきました。

ぜひ、みなさまも決算書の問題には十分神経をとがらせてくださいね!

それでは、次回もお楽しみに!


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Note執筆:株式会社ITアカウンティング 
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