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追記あり【おとなの読書感想文:7】篠原健太先生の作品たち

どうも、コウノです。

この「おとなの読書感想文」シリーズのどこかで、「彼方のアストラ」について書こう書こうと思ってたんですが、ここ数週のジャンプの「ウィッチウォッチ」に「SKET DANCE」のキャラが出て来たんで、こりゃ今書くべきだな、いやほんならもう篠原先生特集でええやん!と私の中でヒメコが暴れるんや……

篠原作品の凄いところは、マルチラウンダー的なストーリー展開。
ジャンプではギャグ寄りで、アニメ化された時は立ち位置の似てる銀魂ともコラボしてたりしてましたが、すまんが私は話としては篠原作品の方が好きで、キャラだと銀魂の猿飛あやめが好きだ(超ド級のメガネフェチという点はブレない)。

1番読んで欲しいのが、「SKET DANCE」の11巻。「壊れてしまった特別な真理子」というテレビゲームにチャレンジする回↓

壊れてしまった特別な真理子

え?既視感?何のことでしょうかね。
こんなんばっかりかと思ったら、シリアス回は本当にシリアス。それも「このキャラのシリアス過去回やるとしたらこんな感じかな」な上手く矛盾がないように作ったようなものではなく、「こうこうこういうバックグラウンドのあるキャラです」と元から計算されているのが随所に分かる。

これの極みが「彼方のアストラ」↓

いつもの篠原節で描く少年少女の宇宙漂流記、という感じなんですが、2巻3巻と進むごとに少しずつ、楽しさだけではない、この作品の核が見えて来ます。そして4巻のラストでどんでん返しが来ます。

ギャグもシリアスもいけます、基本的に画力も高いけど、どちゃクソ下手な絵も描ける。正にオールマイティな篠原作品の最新作が「ウィッチウォッチ」。魔女とか鬼とか天狗とかの血を引いた高校生達の一つ屋根の下学園ラブコメ。個性的なキャラクターが序盤からバッシバシ出て来て面白い。

で、この3作品、世代は違えど同じ世界観だという事が、キャラが作品跨がって登場する事で判明。

クロスオーバー物は苦手ですが、同一作家ならいくらでも来い!な状態。

結論。篠原先生は天才。


※ここから追記
「SKET DANCE」主人公ボッスンの登場人物紹介の一部を見てほしい↓

どれも全然ちゃうやんけ!
登場人物紹介の意味分かってんのか!

とツッ込みたくもなりますが、これコミックス読むと「ああ~(理解)」ってなるし、ちゃんと「これはボッスンです」という返答で合ってるんですよね。


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