SEA CHANGE

BECK 2002年作

アルバムの一曲目Golden Age。イントロのギターかシンセかで作られた生温かい柔らかで存在感あるグロッケンのような音色が印象的。あの音を聴くと、当時のどうすることもできない問題にぶつかっていた自分を思い出す。寒い2月の夕方、新都心のTSUTAYAで借りて、外の階段を降りながらウォークマンで聴いた。ちょうど冷たく沈む夕陽とこの音色が重なって、心に染みた。
SEA CHANGEとは『移ろう海』というような意味。気付けばさっきとは表情を変えている海のように移ろうものに僕達は囲まれているし、自分もまたそうである。アルバムのアートワークの薄いフィルターがかかったBECKのぼやけた顔がそう言っている気がする。

BECKのこのアルバムは今でも大好きなアルバム。人生のサウンドトラックを作りたい自分にとって目標となる音。演奏がシンプルで音の一粒一粒が強い。音作りの勉強になります。

Golden Age/BECK
https://m.youtube.com/watch?v=Y6zAT15vaFk

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