ファイナルアンサー? 連載:「ファイナルカレー」、はじまる。

はじめまして。水野仁輔です。

cakesで連載「ファイナルカレー」がはじまりました。同時にnoteでもカレーにまつわるさまざまなことを書きたいと思います。

ファイナルカレーが目指しているものは、「自分にとって究極においしいカレーを作れるようになる」ことです。カレーが好きで自分でカレーを作っている人にとっては、「カレー作りの試行錯誤に終止符を打てる」ことになります。カレーを自分で作るほど好きじゃないよ、関心ないよ、という人にとっても、「マイベストカレーをいきなり習得できる」可能性があります。それがファイナルカレーの狙いです。

小学校のとき、バク転ができるやつはとにかくモテました。勉強ができなくても、たいして面白くなくても、走るのが早くなくても、かっこよくなくても、バク転ができるだけでモテる。ひとつ技を持ってるだけでいいんですね。うらやましい。憧れて僕も必死に練習しました。

ファイナルカレーは料理の世界における“バク転”です。

これさえ作れるようになれば、他のカレーは作れなくていい。自分がおいしく食べられ、他の誰かにも一生自慢ができます。

みなさんは、レシピ本を買ったら、その本で実際に何品の料理を作りますか? 僕は数えきれないほどカレーのレシピ本を出してきましたが、たいてい、カレーのレシピが30品、その他のスパイス料理が20品で1冊につき、50品程度のレシピが掲載されています。この本を買ってくれた読者が実際にレシピを見ながら作る品数は、平均するとおそらく5品程度だと思います。

だとすれば、カレーのレシピ本に掲載される品数は、5品でいいはずなんですね。でも50品レシピ開発し、撮影する。45品が無駄になるかといえば、そういうわけではありません。人それぞれ好みがありますから、そこに対応するために45品が必要になるんです。でも、ファイナルカレーはバク転ですから、倒立とか跳び箱とか逆上がりとかが要らないんです。このカレーのレシピをひとつだけ習得すれば、ほかのカレーは作らなくていい。

みなさんにとって、これが、カレーのファイナルアンサーになるといいなぁ、と願ってます。

ファイナルカレー第一回:
▶わたしがつくる、わたしだけの究極のカレー


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水野仁輔

カレー

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コメント8件

ありがとうございます。カレー哲学とまではいきませんが、割と本格的に学びたい場合は、「カレーの教科書」(NHK出版)か「スパイスカレー事典」(PIE BOOKS)がおススメです。
ありがとうございます!
本屋さんに行ったら沢山あって決められず、迷っていた所でした。
早速、見に行ってみます!
カレーの教科書、買いました!
すごくすごくすごく、興味深い内容で、こんなにシステマティックにカレーを学べたことに感激しました!
そもそも、日本にはカレールゥが普通にスーパーにあるので、カレーといえばあれを使って作るのが当たり前でしたけれど、市販のルゥなしでカレーが作れるようになって感動しています!そしておいしい!
私はフレンチ・イタリアンのお店でソムリエをしているのですが、お酒、特にワインとカレーのマッチングにも興味があります☆
機会がありましたら、そういった記事も取り上げていただければうれしいです(⌒▽⌒)
カレーの本の出版社!
カレーの本屋とか面白そう!
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