見出し画像

広島県 5パーク 3機種

みろくの里☆☆☆

初来園:2019/8/25 来園回数:2回
Maps:https://drive.google.com/drive/folders/1kO9FAAWYSwScliTQYhecQzRJv2vqu7u3?usp=sharing

広島県最大の遊園地。かなり岡山寄りであり、福山駅からバスで30分の好立地(?)です。
地方パークらしいサノヤス製の乗り物が並ぶ、いわゆるローカル遊園地、と思いきや、イルミネーション、ナイトプール、花火&レーザーショーに株式会社怖がらせ隊 https://kowagarasetai.com/ によるホラーイベントと、どんどん流行を取り入れていく攻めの姿勢を感じます。

かくいう私も、2019年夏に開催された"顔剥ぎ女"など期間限定3大ホラーアトラクションをきっかけに来園しました。
そういったイベントでも活躍するのが、同園内の昭和30年代を模したテーマエリア"いつか来た道"です。
デックス東京ビーチ台場一丁目商店街、池袋ナンジャタウン、新横浜ラーメン博物館など、関東ではよく見かける系統ですが、中四国では随一の規模かと思います。
これの見学も含めた入園券1000円はかなり割安といえます。

ところで、かつて全国にあった"スーパートマホーク"というライドを、皆さんは覚えているでしょうか。
園によってさまざまな名前で呼ばれていた、2艘の振り子型ライドが垂直回転を繰り返すスリルライドですが、気づけば国内ラスト一台となっていました。
同園の"ジャイアントハンマー"がそれです。ラップバーだけで繰り返す宙吊り状態に、この日もたくさんの絶叫が響いていました。
正直、好きな乗り物とは言い難いですが、ぜひ残り続けてほしい一台です。


  ミュージックゴースター☆☆★


初乗車:2019/8/25 乗車回数:約8回
https://photos.app.goo.gl/kV6RbX5gUeVgnXfF8

サノヤス製キャメルバックコースター。
急傾斜のファースト、セカンドドロップでの強い浮きが最大のウリです。
レイアウトは仙台ハイランド(閉園)にあったハリケーンコースターによく似ています。
6両編成中後ろ2両が逆向きになっており、サノヤスのパワフルな浮きを後ろ向きで体験できるという点がここならではかと思います。
激遅巻き上げとタイヤブレーキの超クラシックコースターですが、2019年のリニューアルで駅舎付近に爆音でEDMの音楽が流れるようになりました。
モダンな雰囲気ではありますが、乗車中は全く聴こえないのが残念。


  ちびっこコースターイモむしくん

初乗車:2019/8/25 乗車回数:2回
https://photos.app.goo.gl/ihy9YhwRbZ2AJE667

サノヤス製と思われるミニコースター。
高速で突っ込む半径の小さい上り水平ループでの横Gがウリですが、コースは短く、ここならではという要素も少ないかと思います。
rcdbによれば2006年オープンという事。確かに古そうには見えませんが、もう少し創意工夫あるコースだったらより楽しかったかなとは思います。

ところでこのコースターの近くには"クラシックカー"という乗り物があり、いわゆる自動で走るゴーカート系かと思ったらこれが高架を走るスカイジェット型。
同園内の"トロッコアドベンチャー"は、モーションシミュレーターかな?〇×クイズかな?と思ったらスカイサイクル型。
ちょっと特殊なトラックライドが目立ちます。そのいずれも塗装の塗り直しや一部リニューアルがされており、全体的に綺麗な印象です。

マリーナホップ マリーナサーカス☆

初来園:2020/12/5 来園回数:1回

マリーナホップというモールの中にある遊園地エリアです。豊永産業製ライドを中心に、CQアメニックによる運営です。
来園時に感じた印象として、千葉県のキサラピアに大変近い雰囲気を感じました。モール自体も開放的で、良い雰囲気です。
ライドのラインナップとしては、豊永産業製を中心にある程度揃っており、小規模ながらバイキング、急流すべりなどもあるのがいいですね。
一方、コイン遊具などに目を向けると…なにやら強めの配色や、漢字が目立ちます。中国製が中心で、それこそ中国や韓国の遊園地のような雰囲気です。
レジャー施設としては水族館が併設しており、また、海沿いではプロジェクションマッピングの上映などもしていました。

ところで、当日はこのすぐ後に、車で12分ほどの距離にあるイオン系列のジ・アウトレットにも立ち寄りました
こちらは2018年オープンとの事。入っているテナントは、こういってはアレですが、圧勝だと思います。笑 一方、娯楽については、いまいちに感じました。
この類似施設が、福岡県 スペースワールドの跡地に計画されているという事で、願わくばもう少しエンターテイメントの要素を、せめて大阪 エキスポシティくらい比重を置いてもらえれば、とは思いました。


  ピエロコースター☆

初乗車:2020/12/5 乗車回数:2回
https://photos.app.goo.gl/ydveFYAEx67VipwPA

豊永産業製ミニコースター。園内の上空を走るコースであること、カーブが少ないオーバルコースであることなど、他の類似機とは大きく異なるコースです。
特に富士急ハイランド FUJIYAMAのサーフィンコースを思わせるうねった3連のキャメルバックは特徴的で、通過速度こそ遅いものの振られる動きは悪くないと思います。
言い換えれば、そこ以外は見所が無く、加えて1周で400円というのも、入園無料とはいえ割高に感じてしまいました。
この日は閉園直前の日が暮れてからの乗車でした。おそらく夜の方が楽しいと思いますが、昼間にもまた乗りに、なんなら写真などもちゃんと撮りに来園したいです。


グリーンピアせとうち☆


初来園:2020/12/5 来園回数:1回

グリーンピア安浦として開園。ホテルを中心に、付属施設としてプールやテニスコート、そして遊園地「こどもの国」というエリアがあります。
しかし、肝心のコースターやスカイサイクルといった遊具は2017年頃より稼働を終了しており、末期にはゴーカートなど数機種のみでの営業だったとの事です。
そして、2020年現在そこにあるのは…実質的には、閉園済みの遊園地の廃墟ともいえる状態で、営業中の施設の中に現存している、ということになります。
一部通路には、休止中という旨の看板がありますが、すぐ近くのグラウンドはまた現役で稼働しており、この日も少年たちは元気に野球をしていました。
少年たちの目に、この寂れたローラーコースターの姿は、どう映るのでしょうか。

機種としては、みさき公園 チャイルドコースターなどに近く、やや大型で乗りごたえはありそうです。
グリーンピア と名の付く施設の遊園地としては他に、グリーンピア恵那、グリーンピア三木などがあり、それぞれローリングサイクル型コースターがありましたが、全滅済みとなっています。


チャイルドコースター 未乗

https://photos.app.goo.gl/76TAPeF4WxxqD6WNA

福山メモリアルパーク

初来園:2020/12/5 来園回数:1回

みろくの里の最寄り駅である福山駅からほど近い入園無料の公営パーク。以前はメリーゴーラウンドやパラトルーパーがあったようですが、2020年現在は遊具らしい遊具はゴーカートのみです。
ゴーカートのコース自体はかなり長そうに見えました。他のライドがあったと思われる場所には案の定円形の空き地があります。エレメカ類もなかなか古い機種が並んでいました。
夏はプール、冬はアイススケートが人気であり、遊園地だと思って来園している人の割合は、極めて低いと言えそうです。


呉ポートピアパーク☆

初来園:2020/12/5 来園回数:1回

1992年開園、1998年閉園の遊園地「呉ポートピアランド」の跡地に2000年にオープンした無料の公園。
わずか6年の営業ながら、スペインをテーマにした造形と、外国製を中心とした多くのスリルライドで記憶に焼き付いているという方も多いパークではないでしょうか。
その名の通り、2006年閉園の神戸ポートピアランドとは姉妹パークであり、ラインナップの多くとマスコットキャラクターなどを共有していました。
BHS製コースター、アンダルシアレイルロードと、開園後に導入されたジーラー製小型コースター、レディバードはそれぞれ海外に移設され、2020年現在も現役です。
なにより、観覧車 ジャイアントホイールの福岡県 スペースワールドへの移設、そして、閉園後はカンボジアへの再移設というエピソードは有名です。
アンコール・アイという名称で、2019年より稼働中との事。2つのパークの思い出を継ぎ、末永く活躍してほしいと思います。

さて、既に遊園地としての営業期間の3倍以上の時が流れた市民公園に、一体何しに行くのか…と思って訪れてみると、思った以上に遊園地時代のままの姿で驚かされます。
一部建物や入園口が再利用されている、というより、これは遊具が撤去されただけでほぼ同じパークと言っていいと思います。

ご来園の際は、まずインターネットや古い雑誌などで遊園地時代のマップや写真をある程度ご収集のうえ、ああ、ここにコンドルがあって…などと話しながら歩くと、楽しいかもしれません。
ぜひ訪れてほしいのが、まず入園してすぐ左の無料休憩所のような建物、中に、遊園地時代の資料が一部掲示されています。
また、確証はありませんが、その少し奥にある平たい建物も、ダッゼムカーの施設そのままではないか、と思っています。

そして退園の際は、入園無料なのでもちろん入口と同じ柵から出ればいいのですが、ちょっと左側に…あった!封鎖された回転ドア!

まさしく、神戸ポートピアランドにあったものと同じです。当時も、今どき危ないなあ、と思って通った覚えがあります。笑

遊園地の跡地を公園として再整備、という例は今も昔も多くありますが、ここはその先駆けであると同時に、最も美しい姿なのではないか、と思ったのでした。
こんな楽しみ方ができる方には、お勧めのパークと言えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?