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千葉県 8パーク 10機種

もりのゆうえんち

もりのゆうえんち20080706 023

初来園:2008/7/6 来園回数:1回
https://photos.app.goo.gl/EmG2UCNaJ14qUums6

入園無料の小規模パーク。イオンノア店というモールに隣接しています。
もりのゆうえんち という正式名称ですが、もっと森の中にある遊園地と比べると、ずっと市街地にある印象です。城島高原パークなどでは森の遊園地という愛称を使っていたりもしますね。
泉陽興業製遊具がほとんどで、よく見るラインナップではありますが、ふわふわサイクリング(マジックバイク)など、ある程度新規投資もされていて、好感が持てます。
一般フリーパス2200円で遊ぶ必要があるか、と考えると難しいですが、親子フリーパス3600円というセット券に注目!これならなるほど、悪くないですね。
この料金設定というのが3~15歳の子供と16歳以上の付き添い、という表現で、普通に高校生カップルとか使えるじゃん、とか思ってしまいました。デバッカーの皆さん後は頼んだ!笑


  ドラゴンコースター

もりのゆうえんち20080706 172

初乗車:2008/7/6 乗車回数:約1回
https://photos.app.goo.gl/ApDqvwsZgrDoe6yR7

ザンぺルラ(伊)製自走式コースター。ループ1回のシンプルなモデルです。
5歳以上という制限が、若干厳しめに感じますが、確かに実際に乗車してみると思ったより横Gが激しくて驚かされる機種でもあります。
同園内ではスリルライドとしてはスーパースイング(スイングアラウンド型)が稼働しており、身長120cm以上という制限です。
そう考えると、小学生以上もある程度は遊ばせる意思があるパーク、ということになります。実際、その頃にはなかなかこのパークでは物足りなくなりそうですが…
また、全世界で乗ることができるモデルですが、今冷静に考えてみると、都内からは最寄りのドラゴンコースターということにもなるかと。ここで乗らなくても遅かれ早かれ、という話ではありますが。


マザー牧場 わくわくランド☆

マザー牧場2008071920 002

初来園:2008/7/19 来園回数:約2回
https://photos.app.goo.gl/SrzPGx8zymFKDFoX9

関東では随一の知名度を誇る観光牧場型パーク。1962年開園とのことで歴史も長く、関東にお住まいであれば皆さま幼少期に一度は訪れているのではないでしょうか。
泉陽興業の運営するわくわくランドというエリアが遊園地ゾーンに相当しますが、それとは別でジップライン、バンジージャンプなどもあり、施設全体としてはかなりの大規模パークです。
ひつじの大行進ショーなどが有名ですが、マザーファームツアーDXなるトラクターバスで回る有料ツアーが面白そう!ソフトクリームもぜひ食べたいですね。あれ、行きたくなってきたぞ…笑
私がそんなに観光牧場というジャンルの施設に明るくないのでアレですが、成田ゆめ牧場、伊香保グリーン牧場などかろうじて行ったことのある施設と比べても圧倒的に上位の施設かと。
ついでにどこか寄るという立地でも無いと思うので、なんならグランピング施設などでお泊り遊びにするなどもありだと思います。

  ファミリーコースター

マザー牧場2008071920 183

初乗車:2008/7/19 乗車回数:約5回
https://photos.app.goo.gl/ZFdmeBQ3uWw3kVHYA

ザンぺルラ(伊)製ミニコースター。機種名 ファミリーグラビティコースター80STD(おそらくスタンダードの意)
国内ではエキスポランド(閉園)→名古屋港シートレインランドに同名で設置されているほか、偶然すぐ近くのレゴランドジャパンにもドラゴンズアプレンティスという名称で開園と同時に新設されました。
私にとってはエキスポランドでの乗車が初になりましたが、ここで複数回乗車してみて初めて発見した魅力が多く、ここでの印象が強い機種です。
わずか80mという短いコースですが、ごく小さなアップダウンなどが散りばめられた無駄のないコースになっており、先頭に乗るとわずかながら浮きそうな挙動もあります。比較的急カーブである事もあり、横Gも感じられます。
300円の1運転で2周というのもありがたいですね。2周目に入る際、ブレーキ無しで巻き上げに突っ込んでいくのもパワフルで良いと思います。
犬を模した車両も可愛らしく、もっと普及しても良いモデルではないかと思います。わざわざ乗りに行く必要はないにせよ、どこかで一度乗ってもらえたらと思います。


木更津かんらんしゃパーク キサラピア☆

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初来園:2016/7/1 来園回数:1回
https://photos.app.goo.gl/2Ry9gNSHE9D5pu5p9

泉陽興業による入園無料の小型遊園地。2016年7月1日オープンという事で新しく、綺麗なパークです。
三井アウトレットパーク木更津及びワイルドビーチというグランピング&バーベキュー施設と隣接しており、それらと合わせての利用が前提になっています。まさかここ目的で開園初日に行く成人男性なんて…
はい、初日に1度行ったきりで、その後の姿を見ていないためなんとも、というところはありますが、少なくとも初日はマスコットキャラクターのグリーティングなどもあり、華やかな印象でした。
マーメイドパラダイス、ふわふわサイクリング(マジックバイク)といった定番が追加され、依然としてコースター以外にぜひ乗りたいものは無いのが現実ですが、頑張ってもらいたいところです。
山口県 はい!からっと横丁というパークが雰囲気としては大変近く、実質的には姉妹パークと言えます。広島県 マリーナサーカスなどは、ラインナップこそ全く違うものの、コンセプトは類似です。
個人的にはキサラピアという名称を結構気に入っていて、例えば来園したことがあるところでは米サンタモニカピアなど、○○ピアという海沿いの遊園地のテーマを感じさせる点が、気が利いていると思います。
またこういうのを、書きながら自分の無知を思い知る案件なのですが、いわゆる桟橋の英単語はPier、一方、同園の英語名はKisarapia。危うくPiaで覚え続けるところでした。気を付けよう。


  トゥモローコースター

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初乗車:2016/7/1 乗車回数:約2回
https://photos.app.goo.gl/3H3bjQz5E4buaXX97

泉陽興業製ミニコースター。モデルとしては同社が数多く手掛けるファミリーコースター型ですが、それらの中では最大規模のものです。
入口の看板には「明日に向かって進化する トゥモローコースター」という記述があり、先頭車両には時計などがモチーフとしてあしらわれています。
具体的に何が進化したかというと、まずは2018年4月よりVR機器を付けて乗ることができるようになりました。常設としては国内では愛知県 ラグナシア、香川県 レオマワールドに次いで3か所目かと思います。
利用料金こそ700円という事ですが、これはいいですね。13歳未満はお子様用ゴーグルで乗ることができるという事で、比較的緩い制限なのも客層に合っていると思います。
コースとしての見どころは極めて薄く、まあ初日は縁起ものなので行ってよかったとは思いますが、どうしてもこの追加要素のためだけに再訪、という足がなかなか向かないところではあります。
ところで、開業からわずか5年のコースターですが、もう2点、"明日に向かって進化"しているそうです。それは、ブレーキ前のコースがアップダウン→ストレートへのコース変更と、6両編成→5両編成への車両の短縮。いや、退化では…


千葉県立蓮沼海浜公園 こどものひろば☆

蓮沼海浜公園20090201 283

初来園:2009/2/1 来園回数:約3回
https://photos.app.goo.gl/HHHvwb1phuPCnN2FA

千葉県レクリエーション都市開発株式会社なる企業の運営する公園。こどものひろばという名称で遊園地エリアが設けられています。
豊永産業製を中心に初来園当時にはポンピンタートル、スカイパイレーツ、フラワーカーニバルといったちょっと珍しい機種もあるパーク、という印象ではありました。
2015年5月2日、そのスカイパイレーツといういわゆるスカイシップ型のライドが、走行中に文字通り落下する事故が発生しました。
笑い事ではありませんが、そんなバカな、と思ってしまうような事故に驚いたのを覚えています。同機種はほどなくして撤去済みです。
その他の遊具についても点検という名目で運休となり、うち、ポンピンタートル、マウンテンコースターベルーガの2機については2017年1月の「第三者機関の点検結果を踏まえ、方針を決定」というリリース以降音沙汰なしとなっています。
残念ながら、再開は極めて難しいと言え、なかなか足が遠のいてしまうパークですが、2021年現在稼働中の遊具としてはまず全長2,1kmの日本最長ミニトレインが名物となっています。1周500円。
正直飽きてしまうほどのロングランですが、話のタネにもなるので、というより、話のタネにすると思って、乗ってみるのは悪くないかと思います。もちろん、鉄道好きであれば是非乗りに行ってください。

さてさて、遊園地についてはなかなか厳しい現実がありますが、ぜひこの土地を訪れてほしい要因として、併設の蓮沼ウォーターガーデンというプール、そこのウォータースライドの充実度が素晴らしい!ということがあります。
中型以上のものとしてスプラッシュシェイカー、サンダースライダ―、ウィザードスライダ―、トルネードツイスト、渓流くだりの5機種を有し、いずれも2~400円と安価で利用できます。
一般的な市民プールのようなノリで行くと、本当にビックリしてしまうほどの充実度です。このうちほとんどが2013~15にかけて新設されたもの、というのも驚きです。
もちろん全種滑ってもらいたいのですが、まずは目玉でもあるスプラッシュシェイカー。ラトラー、ブーメランといった要素を組み合わせたフュージョンというモデルで、定員こそ2~3名の小型ですが、国内ではかなり大型の部類です。
とはいえ、ナガシマスパーランド ブーメランツイストや東京サマーランド デカスラなど5~6人乗りの類似機種には迫力では到底敵わない、というのが正直なところ。ここで絶対利用してもらいたいのは、サンダースライダ―、これです。
個室のスタート台の底が抜け、垂直に近い急勾配を滑り降りるボディスライドで、国内ではほかに、大阪府 スパワールドにデスループという名称で設置され、撤去済み、つまり国内唯一の機種です。
バンジージャンプなど生身系にも通じるスリルを体感できる、普通にボディ型としては国内最強クラスのスライダ―ですが、1回200円というのが安すぎて逆に不安になります!笑
というわけで、このウォーターパークを目的にぜひ来園していただき、ついでに遊園地もちょっと覗いてもらう、くらいがお勧めのプランです。ベルーガの雄姿もぜひ一度見届けていただけたら…!


  マウンテンコースター ベルーガ 長期運休

蓮沼海浜公園20090201 114

初乗車:2009/2/1 乗車回数:約5回
https://photos.app.goo.gl/1iutJogaywLXhmj58

豊永産業製自走式コースター。全長245mのコースを2周します。規模としてはまあまあ大きい方という事になるかと思います。2002/4/1~2015/5/2稼働、2021年現在、長期運休中。
爽やかなブルーのレールとシロイルカを模した可愛らしい車両、ちょっとだけある岩の造形など、視覚的には悪くないと思う要素があり、園の規模相応には良いコースターだったのではないかと思います。
コースとしては富士急ハイランド FUJIYAMAのサーフィンコースなどを思わせる曲がったキャメルバックと、1回の下り水平ループで構成されており、最高速度こそ30km/hということですが、コースターに乗ってる感、はある程度あったかと。
同社製の、自走ではないコースターとして、広島県 マリーナサーカスのピエロコースターなどが、実は近い説もあります。
2015年のGW、同園内のスカイパイレーツというライドが落下する事故があり、同日より運休し緊急の点検へ。2002年オープンという事で決して老朽化がひどいということはなかったはずですが、残念ながら再開することができずに、5年以上が経過しています。
2018年に現地を訪れる機会がありましたが、夜間などの不法侵入防止のためか出入口の階段は撤去されており、マップなどからも消されているなど、実質的には営業終了済みといえる状態で残されていました。
移設というにも絶望的な状況であると言えますが、まずは、そこに残り続けているうちにぜひ"見に"行ってほしいと思います。稼働終了したコースターを見に行かず解体されて、何度も後悔をしてきました。
同園内のポンピンタートルという遊具同様、それ自身の事故ではない要因で、突然の終了になってしまったのは残念でなりません。せめてその美しい姿だけでも、多くの人の記憶に刻んでもらえたら、と思っています。

東京ディズニーランド☆☆☆☆☆

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初来園:1997/3/23 来園回数:20回以上

株式会社オリエンタルランドが運営する大型テーマパーク。1983年の開園以来、来園者数、売上共に国内トップを維持し続けています。
アトラクションのラインナップとしては3種のコースターと大型急流すべりのほか、多数のダークライド、モーションシミュレーターなどを持ち、8-22時の実に14時間という国内最長の営業時間を目いっぱい楽しめます。
コースター以外で私が好きなのは、モーションシミュレーター型 スターツアーズ、トラックレスダークライド プーさんのハニーハント、ダークライド&大型急流すべり スプラッシュマウンテン、4Dシアター ミッキーのフィルハ―マジックなどです。
2020年にはニューファンタジーランドと称して美女と野獣 魔法のものがたりという新型のトラックレスダークライドが新設されました。
何度訪れても楽しめる、間違いないパークです。引き続き期待し続けたいですね。


  スペースマウンテン☆☆

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初乗車:1999/11/5 乗車回数:50回以上
https://photos.app.goo.gl/hVjfvyg2FArK1Cb98

開園当時から稼働する屋内コースター。同名の類似機がアナハイム及び香港にあるほか、コースターとしては全く異なる同名機がフロリダ、パリにそれぞれ存在します。
高さ30m、全長1kmという十分な規模を持ちながら、大きなドロップは無く、カーブを中心にだんだんと下ってくる展開となっています。そのため、最高速度は50km/hに留まっています。
位置エネルギーの使い方としては横浜八景島シーパラダイスのサーフコースターなどが近いですね。終盤にはなかなか悪くない中ドロップから高速バンクカーブなどもあり、楽しめます。
風景や演出としてはほぼ変わらず、終始宇宙空間だけを走行するため、物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、似たようなコースが続くのも相まっていつまで続くのか何回か乗っても分からないという面白さはあります。
類似機、というよりは実質的な模倣品も多く、国内だけでも宝塚ファミリーランド スペースコースター、スペースワールド ブラックホールスクランブル、レオマワールド スペースシップ2056などが製作されました。
世界、特にアジアには名称から乗り場のロケットの造形までもっと確信犯なところも数多く存在するようです。いつか色々乗り比べてみたいものです。
ところで、6人乗り2両編成の12名乗りという珍しい車両ですが、そんな少ない定員の車両でディズニーの素晴らしいキャパシティを実現するために、コース中には国内最多と言えるほど多くの車両が同時走行しています。
そのため、コース中には当然数多くのブロックブレーキが存在します。しかし、そもそもコースが穏やかであることを加味してもそれが全く気になりません!何気に凄い事だと思います。
実質的な後継機と言えるバイク型屋内コースター トロン:ライトサイクルパワーラン 上海ディズニーランドでは何度も速度調整が入り、それが一番の減点ポイントであると感じました。
中間ブレーキを満遍なく配置したうえで、中間巻き上げも無く大きく失速を感じるところもなく、1km駆け抜ける、シンプルながら極めて完成度の高いコースだと思います。


  ビッグサンターマウンテン☆☆

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初乗車:1999/11/5 乗車回数:50回以上
https://photos.app.goo.gl/hPTzkw1126qEVPJh6

1987年に導入されたマイントレイン型コースター。同名(もしくはビッグサンダーマウンテン"鉄道")の類似機がアナハイム、フロリダ、パリに存在し、香港には後継機と言えるビッググリズリーマウンテンというコースターもあります。
1992年に導入された急流すべり スプラッシュマウンテンと、屋内コースター スペースマウンテンと合わせ、3大マウンテンと呼ばれていますが、最高速度は40km/hと最も遅く、その中では初心者向けとして位置づけられています。
3度の巻き上げを有し、スペースマウンテン同様全長1kmのコースをのんびりと走る体感全長の長さがウリと言え、大変立派な鉱山の造形を思う存分堪能できます。
特に第1、2巻き上げはドロップのような動きすら一切なく、本当に直進(やや下り)→カーブ→直進…という繰り返しです。
第2巻き上げ後には水平ループ風になっているコースがありますが、下っていく途中で半径がだんだん広くなり、Gは強くならないように設計されています。
第3巻き上げ後は一応クライマックスらしい演出になっていて、最後に比較的大きな落下があってフィニッシュへ向かうのは、まあ悪くない展開だと思います。
家族で楽しめて、ある程度規模があって、造形も良い、コースターらしい楽しさが乏しいという以外は極めて完成度の高いアトラクションであると思います。
ところで、このコースターとスペースマウンテンの2機は身長102cm以上の制限、一方、ガジェットのゴーコースター、スプラッシュマウンテンの2機は90cm以上。
制限は安全装置の構造などもあり、必ずしも怖さ順ということは無いのですが、90cmになったばかりでスプラッシュマウンテンなんて乗ったらあまりの怖さにトラウマものだと思います。
お子様の身長が102cmを越えてからの来園であれば、これ→ガジェットのゴーコースター→スペースマウンテン→スプラッシュマウンテンなどの順で乗っていくのがおすすめです。


  ガジェットのゴーコースター☆

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初乗車:1999/11/5 乗車回数:20回以上
https://photos.app.goo.gl/P58fSETox79yT26k9

ベコマ(蘭)製小型コースター。モデル名ジュニアコースター207m。1995年、トゥーンタウンというエリアと同時にオープン。2021年現在、同園の最新のコースターです。
国内だけで渋川スカイランドパーク、ポルトヨーロッパ、とくしまファミリーランド、城島高原パークが2021年現在現存、同県内の千葉市動物公園にも同型機がありました。
大ヒットモデルだけあり、安定の面白さがあります。207mという短さを感じさせないコースです。
相違点として、まずは、他ロケーションすべてとミラーのレイアウトになっている事、ブレーキゾーンが長く2台運転が可能なこと、巻き上げがタイヤではなくチェーンである事などがあります。
言い換えれば、わざわざここで乗るメリット、他にはない特徴というのは少ないとも言えますが、ある意味、大人だけで一番乗りやすいベコマジュニアということで、ここでだけ乗ったことあるという人も結構いるかもしれません。
待ち列がコースの下を通っており、舐めるように眺めながら並ぶことができるのが良いですね。特に最終カーブにはカエルの造形から水が出る演出もあり、視覚的にも楽しげです。

ところで、同園内では最も小型のコースターであり、身長90cm以上という制限で最も子供向けのコースターという立ち位置ですが、実際に乗車してみると思ったよりGの利いたカーブが多くて驚かされたという方も多いのではないでしょうか。
まず、私見としては、全長こそ5倍近くあるものの、ビッグサンダーマウンテンの方がどう考えてもスリルは控えめなので、お子様の身長によってはそっちを先に乗る方がおすすめです。
というより、園の規模、客層を考えると、もう一回り子供向けのキッズコースター、という選択肢はなぜないのでしょうか。
世界のディズニーパークを見渡してもこのクラスが最小という例ばかりですが、冷静に、倉敷チボリ公園 チボリ鉄道のような、0歳から利用可能なさらに小ぶりのコースターもあればいいのになあ、とはずっと思っています。


東京ディズニーシー☆☆☆☆☆

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初来園:2002/9/8 来園回数:20回以上

株式会社オリエンタルランドが運営する大型テーマパーク。2001年、隣接する東京ディズニーランドの第2パークとして開園しました。一帯の総称としては東京ディズニーリゾートと呼ばれています。
夢と魔法の王国、をコンセプトとするディズニーランドに対して、冒険とイマジネーションの海という肩書きが使われています。アトラクションの総数はランドに大幅に劣るものの、こちらも十分に遊べる規模です。
コースターこそ2機種と少ないものの、ダークライドなどの充実度は素晴らしく、こう言っては元も子もないですが、コースター以外だけを回っても、なんならその方が、有意義な一日になるのでは、とも思います。
具体的には、開園時より稼働し続け、20年が経過してもなお国内屈指の完成度で楽しめるダークライド、インディジョーンズアドベンチャー、センターオブジアース、この2機種については何としても利用してもらいたいところです。
特に後者は、最高速度も75km/hということで同園とランドを含めても最速のライドとなっており、クライマックスの大ドロップでは気持ちのいい浮きを体感できます。
ドロップタワー型 タワーオブテラー、フライングシアター型 ソアリン、3Dシューティングライド トイストーリーマニア、その他各種シアター型と、コースター以外にも楽しめる機種が大変多く、1日遊ぶとコースター2機に乗ったことなど忘れてしまうほどです。
2023年にはアナと雪の女王、塔の上のラプンツェル、ピーターパンをテーマにした新エリア、ファンタジースプリングスがオープン予定であり、アトラクションも4種が導入予定という事です。
園内の造形や細部までのこだわりも素晴らしく、パークとしての完成度は満点に近いと思います。ランド同様今後も期待し続けたいパークです。

ところで、最寄り駅の舞浜駅からは、260円のモノレールでのアクセスが推奨されていますが、距離としては2km未満のため3~4人であればタクッた方がお値打になります。(もちろん私は毎回徒歩です)


  レイジングスピリッツ☆

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初乗車:2006/1/28 乗車回数:30回以上
https://photos.app.goo.gl/DV33XVkR316mzqqT6

インタミン製小型ループコースター。2005年、同園の初めての追加投資として導入されました。
全長600m、最高速度60km/hと控えめのスペックではありますが、同園はそもそも開園時コースターはファミリー向け1機のみだったということもあり、かなり期待されてオープンしたという印象です。
ディズニーランドも含めても初めてのループコースターでもあり、2021年現在においても、唯一のループコースターどころか、この垂直ループ1回が全アトラクションで唯一のインバージョンです。

垂直ループはサードドロップにあたる曲がりながらの落下の後に配置されており、霧の中に突入するような演出も相まってなかなか迫力があります。
そこに至るまでのファースト、セカンドドロップも、落差としては10mにも満たないものですが、最後尾に乗ればまあ、軽く落下感は味わえるかと思います。
垂直ループ以降は、1,5回転の下り水平ループと、あとは何となく右回りに敷地を一周して終了という流れで、終わり方としては物足りなさを感じます。せめて浮きを伴うキャメルバックが1回でもあれば格段によくなったかと。
同園内においては、依然として最大規模のコースターではありますが、ランド側も含めると、倍近い長さを持つスペースマウンテン、ビッグサンダーマウンテンが現役であり、どうしても規模の差を感じてしまいます。
ディズニーランドパリで1993年より稼働するコースレイアウトを共通する同機種 Indiana Jones et le Temple du Péril(インディ・ジョーンズと危難の魔宮)では、良い浮きがあるということなので、そっちも乗ってみたいところです。

また、このレイアウト自体は、伊Pinfari社のTL59というモデル https://rcdb.com/8329.htm を流用している、という話も有名です。本家は2021年現在イギリスとイラクで乗れるそうですので、まあ死ぬまでには…
それ以外でも、同社製のループコースターは類似のテイストになっており、Crazy Loop,Zyklon,Looping Starなど様々な名称で設置され、特にヨーロッパなどのローカルパークで親しまれています。
同社は2004年に倒産しており、メーカーこそ違えど、このレイジングスピリッツは移設ではない新設としてはTL59の最新個体ということになります。その価値を思えば2時間待ちくらい楽勝ですね(?)


  フランダーのフライングフィッシュコースター☆

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初乗車:2002/9/8 乗車回数:20回以上
https://photos.app.goo.gl/cHZZzR9T1qg4SaKs8

トーゴ製ミニコースター。2001年の開園当時より稼働を続けています。
ディズニーパークのキッズライドエリアにある小型コースターということで、東京ディズニーランドなどで稼働するガジェットのゴーコースターが類似の枠ではありますが、完全別機種であり、ややマイルドな乗り味に仕上がっています。
類似機としてはスペースワールド クリッパーなどがありますが、ガジェットのゴーコースター同様、雨天でも運行したいディズニー側からの希望か、巻き上げはタイヤではなくチェーンが採用されています。
クリッパー同様、同社製コースターをそのまま小型化したような気の利いたコースが魅力であり、特に最終周、左カーブ→極小キャメルバック→右カーブ→ホップという流れは美しくて気に入っています。
トーゴについては、以降コースターの新設がないまま2004年に倒産しており、同社製最後のコースターとも言われています。ここなら、よっぽどのことが無い限りクローズの心配もなく、安心ですね。

一方、そういった予備知識なく乗車すると、ガジェットのゴーコースターと比べてGの変化が少なく、物足りないと感じる人も多いのではないかと思います。ベコマジュニアコースター207mの完成度が高すぎると言ってしまえばそれまでですが…
利用制限こそ同様に身長90cm以上ですが、同リゾート内で最も初心者向けコースターと言えると思います。シーはランドより大人向け、と言われることも多いですが、コースターデビューに関してはぜひ先にこちらへ!


千葉市動物公園 ドリームワールド

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初来園:1996/3 来園回数:4回
https://photos.app.goo.gl/ircdxdknXiRxnT4t5

1985年開園の動物園。遊園地エリア ドリームワールドについては1991年にオープンし、2014年をもって全面閉鎖されています。よって、パークとしては現存するものの遊園地機能は完全にクローズ済みです。
サノヤス・ヒシノ明昌製がほとんどであり、ベコマ(蘭)製ジュニアコースターであるゴーゴーコースター以外では急流すべり、モンスター、フラッシュダンス、スカイジェットなどが人気でした。
千葉県という県は、谷津遊園、船橋ヘルスセンターが閉園し、東京ディズニーランドが開園してからというもの、どうしても遊園地で勝負に出辛いところがあり、どんぐりの背比べ感はありますが、まあ遊園地としては県内最大だったかと思います。

私はというと、普通に幼少期に1回、小学生で1回ときて、遊園地クローズの話になってから2回の来園。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、以降は一度も訪れていません。
動物園としての名物はなんといってもレッサーパンダの風太くんです。2005年ごろより立ち上がる姿でブームになり、2021年現在は17歳、人間で言えば85歳ほどの高齢でご存命との事です。
玉川のタマちゃんなどと同様、私たちの世代にとっては一世を風靡したアイドル的存在です。久しぶりに会いに行きたくなってきました。
遊園地エリアの跡地にはふれあい動物の里というエリアが開業しています。多くの動物園併設遊園地がクローズしていく流れもあり、大変残念です。
ところで、遊園地の遊具ではありませんが、千葉駅からこの園までの交通手段である吊り下げ式のモノレールはいいですね。有名な湘南モノレールしかり、独特のワクワク感があります。


  ゴーゴーコースター クローズ

千葉市動物公園20060401 (32)

初乗車:2006/4/1 乗車回数:10回以上
https://photos.app.goo.gl/hno6h6ZmuVwLFDGy9

ベコマ(蘭)製小型コースター。モデル名ジュニアコースター207m。
国内だけで渋川スカイランドパーク、東京ディズニーランド、ポルトヨーロッパ、とくしまファミリーランド、城島高原パークが2021年現在現存。つまり、唯一撤去された個体という事です。
大ヒットモデルだけあり、安定の面白さがあります。207mという短さを感じさせないコースです。
遊園地エリア自体のオープンは1991年ですが、このコースターについては2000年のオープンでした。閉鎖までの間、急流すべりと並んで同エリアのメインアトラクションであったと言えます。
千葉県内では、言わずもがな、東京ディズニーランドでミラーモデルのガジェットのゴーコースターが稼働しており、1日で乗り比べることも可能でした。
各園、ネイブルコースター、ローラースケートコースター、パインスターなど個性的な名前を付けている中で、この条件で「ゴーコースター」を含むネーミングはもはや狙ってる説さえありますが、千葉県のキッズ達がどの程度察していたかは不明です。
2017年より、インドネシアに移設されて現役とのことです。国内移設も狙えたと思うと惜しい気もしますが、それこそ乗りたくなったらディズニーで乗ればいいんだよなあ。
最終日、無料開放で2時間待ちの大混雑(それでも2周運転)で乗ったのが思い出深いです。


東京ドイツ村☆

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初来園:2006/9/17 来園回数:2回
https://photos.app.goo.gl/nnR97AswvX9Jo7gw5

花と緑のテーマパークをコンセプトに、2001年開園。一応、ドイツがテーマになっています。
まず、○○(地名)××(国名)村と聞くと、皆さまどこを思い浮かべますか。長崎オランダ村、志摩スペイン村、新潟ロシア村、とうほく(広島、山口)ニュージーランド村…
そのほとんどが日本テーマパーク元年とも言われる1983年から、バブル期までのせいぜい10年間にオープンし、そして、もちろんどっこい頑張っているところもありますが、21世紀に入る頃にはどこも厳しい、という現実です。
そんな中、2001年に、千葉の袖ケ浦に、東京を名乗って、ドイツ村て。タイムパラドックスでも起きているかのような条件ですが、つまりわずか20年の若いテーマパークである、ということです。

私はまだ見ていないのですが、やはりここ数年の集客の要になっているのはウインターイルミネーションです。関東3大イルミネーションにも選ばれたとの事。
逆に、イルミも見ずに2回も何しに行ったのか、と言われてしまいそうですが、ブタ天キッズコースター乗りに行ったわ文句あっか。(初回来園時は運休)
以前は貴重なフライングスインガー型保有パークでもあったのですが、2021年現在は撤去済みであり、遊具の利用を目的に行くのは、極めて厳しいパークではあると思います。
バイキング、リトルティーカップなどは熱海後楽園ゆうえんちアピオから移設されたものでもあり、としまえん、みさき公園などからもぜひ遊具を譲り受けて、成長を続けていってもらえればと思います。

福井県 芝政ワールドなどとも似ている、マイカーで入場するシステムが特徴的ですが、一応千葉駅などからバスでも行くことができます。
やはりドイツ村を謳うからにはソーセージをパクパクしながらビールをいただきたいところですね。ここに限った話でもないのですが、車でのアクセス前提のパークでビールをウリにするなよ、とは毎度思います。

  ブタ天キッズコースター

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初乗車:2015/8/12 乗車回数:約2回
https://photos.app.goo.gl/hb6cFaficAdbrjN86

豊永産業製ミニコースター。2006年3月オープン。400円で2周運転です。
東京都 よみうりランド わんデット、兵庫県 東条湖おもちゃ王国 わく☆わくコースターは同型、同レイアウトで、2番目のオープンです。。
それぞれのパークのマスコットがあしらわれた車両が特徴ですが、ここではブタ天というブタの天使のマスコットキャラクターの造形があります。そこ、美味しそうとか言わない。
汎用機だけあり、まとまった敷地とバランスの良いコースレイアウトが魅力と言えます。同園内においてもメインアトラクションとしての立ち位置であり、ぼちぼち賑わっていました。
目隠しライドなどの流行を取り入れたイベントも行っていましたが、さすがにこの規模だと目隠しで乗っても、どうでしょうか…
この勢いでVRコースターなんかもやってもらえたら、最高だと思います。


千葉こどもの国

初来園:1997/4/12 来園回数:1回

いわゆるこどもの国型の公園で、他のパーク同様数機種ですが遊園地的な遊具も設置されています。
ゴーカートやおもしろ自転車など定番も残り続けている一方で、チッパくんのGo!Go!消防車という名称でウォーターショット型なども新設されています。
あまりにも来園が幼少期すぎて、園内の事はほとんど覚えていないということもあり、まあもう1機くらい導入されたタイミングで、1回様子見に行ってみたいと思います。


大慶園遊園地☆

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初来園:2016/7/1 来園回数:1回
https://photos.app.goo.gl/poKZrG8D7VQ6bYFC7

株式会社大慶園という企業が運営する施設。大富豪との噂ですが、果たして…
遊園地というよりはゲームセンター、ラウンドワンなどに近い形態で、カラオケ、バッティングセンター、テニスコートなどを備えています。
アメリカンな造形の雰囲気なども満喫してもらいたいのですが、ここでぜひ乗ってもらいたいのがスリックカート メジャーグランプリというゴーカート型ライドです。
古い遊園地雑誌などでしか見かけない、全滅済みかと思っていたカートにこんな近くで出会うことができて、思わず感動してしまいました。10週500円というリーズナブル価格も嬉しいですね。
現存しているだけでもありがたい激レア施設ですが、これが連日夕方から、翌朝の4時や5時まで営業しているというからまた驚きです。
治安などの不安はもちろんおありかと思いますが、せっかくならディープな時間帯にもいつか利用してみたいと思います。

ところで、アクセスとしては市川大野駅が最寄りですが、徒歩でのアクセスは20分ぐらいかかります。
ここまで歩けたのならもうひと踏ん張りして、市川市動植物園もお勧め。2013年に話題になった流しカワウソというカワウソがウォータースライダーのようなコースを滑る姿が有名です。
遊園地エリアというほどは整備されていませんが、ミニ鉄道という豆汽車もあります。せっかくなら。
さらにすぐ近くには、ありのみコースというフィールドアスレチックもあるとのこと。これらを組み合わせれば、頑張ってこの周辺で1日遊ぶことも不可能ではない…?


谷津遊園

谷津遊園20080614 165

https://photos.app.goo.gl/ooGqkGkRaSKbdYZNA

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