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私の海外出産ものがたり。 Part 32 お金の話と心の責任の話。

私たちが出産した場所は病院ではなく、
日本でいう助産所と言われるような場所。
アメリカの病院は高額というイメージが強いが、
助産所の場合、出産費は日本で産むより
リーズナブルになるケースもある。

私たちはたまたま2人の助産師さんに
出産とアフターケアをしてもらったので、
滞在費(入院費)含めると
普通よりは高額になり、大体50万円弱程度。

けれど、もし救急などで、病院にかかっていたら、
もっと高額になっていただろう。
アメリカはすべて自己責任。
車が壊れても、家が壊れても、基本的にはみんな
自分で治そうとする。

病院にかかるかどうかの選択もすべて自己責任だ。

ちなみに9年前、日本で娘がNICUに入ったとき、
20日間の入院費は200万円だった。
明細書を見たとき、
目が飛び出そうになったのを覚えている。
入院費は全額医療費として保険適用であるから、
実際にはお金は払わないのだけど、
その高額な入院費に驚愕した。
また、出産自体にかかったお金は、
娘の入院費とは別に
出産一時金を少しオーバーする50万円強の金額だった。

2つの出産はまるで違った形での出産だった。

何を選択し、どう生きるかは
本当はその本人に委ねられている。

日本は少しルールや決まり、常識やしがらみ
それに対しての正義や他人の判断や批判が、
あまりにも多くなっているのかもしれない。

どう生きるか、何を選択するか
本来は自分自身で決める権利が
人間にはある。

一歩、日本の外に出て、
外から日本をみて気づいたこと。

誰かと同じようにしないと問題が起きると、
個性出さないように意見を言わないように教え、
個性を過剰に障害と判断してしまうことは、
未来を生きる美しい魂たちの
大きな可能性を潰しているのではないか....。

選択の自由と
自分自身を大切に扱うこと。

とても大切。
自分の心の責任は、自分でしかとれない。

本来、大人が子どもたちに教えられることなんて、
それくらいしかないのかもしれない。 


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