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私の海外出産ものがたり。 Part 23 伝わらない想い

産後、日本食を食べる私たちを見て、
マラは私が産後太るのを気にして、
ダイエットをしていると勘違いをしたようだった。

そうではないと説明してみても、
あまりにも違う食文化に、
なかなか理解出来なかったようだ。

産後デューラーのティファニーがやってきた。
彼女はキッチンにおいてあるものに目を通し、
私がダイエットしようとしているのではないことを
察してくれた。
また、何か必要なものはないかと聞いてくれたので、
主人にひとりになる時間を作るために、
娘を少しの間、見ててくれないかと頼んだ。
娘はティファニーの息子と
しばらく遊んで楽しいひとときを過ごした。
主人は1人の時間を持つことが出来、
静かに集中して瞑想することが出来た。

そして、片言の英語で、
なんとか私の意図が理解してもらえたようで、
マラに伝えてくれた。
通訳として紹介してくれたもう1人の日本人、
二児の母のサーファーママにも、連絡をとり、
マラに伝えてもらいたいことをいくつか頼んだ。
彼女も親身になってくれ、
しっかりと私たちの意見をマラに伝えてくれた。

この食文化の違いや習慣の違いは
予想以上に私たちにストレスを与えた。
コミニュケーションのために
携帯で英語のメールすることも、
産後の私には容易ではなかった。
そして、マラは毎日様子を見に来てくれて、
ありがたいのだけど、
気疲れととにかく休みたいという想いが、
なかなか叶わないことがだんだん
家族みんなのストレスとなっていった。
主人もマラと嫁姑とような関係性になってきていることに疲れを感じ始めていた。

..............

距離が近かったのだ。

マラの言っていた通り....
出産を共にし、暮らし、ケアするということは
とても距離の近いこと。

実際に体験してみて、
出産という情緒不安定になりやすいこの時期には
他人と上手に寄り添うことが、
とてもむずかしいと感じる体験だった。

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