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「動きが心をつくる」を読む

動きが心をつくる 身体心理学への招待
著者: 春木豊
出版社:講談社

動きが心を作る。
えっ逆でしょ、心が動きを作るのでは?と思われた方もいると思います。
私もそうでした。

でも、発生学的には、初めに動きありで、その動きから心が発生したそうです。この本では動きから心が作られることについて色々な角度から紹介されています。

確かに、運動した後は暗い気持ちにはなりにくいですよね。
体がこわばっていると気持ちも身構えてしまうでしょう。
緊張している箇所をほぐせば、心も和らぐでしょう。

この本で紹介されているからだ言葉も、からだの状態が心を表しているから納得感があるのでしょう。
(からだ言葉をいろいろ調べてみたくなりました)

物事には原因と結果があるとすると、原因が先で結果が後、と考えるでしょう。確かにそうなのですが、私は最近、逆もあると思っています。原因(A)、結果(B)とすると、原因(B)、結果(A)になることもあるなと。こう考えると物事の視野が広がるような気がしています。実際、カラダへのアプローチ方法のバリエーションが増えましたし、あまり現象に対して拘らなくなりました。

改めて、本を読む、ということは視野を広げてくれるな、と感じます。


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