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東京ミュウミュウオーディション

応援してくれた方々へ

 東京ミュウミュウオーディションが完全に終了いたしました。
察していた人も多かったかもしれませんが、藍あいさとしては残念な結果になってしまいました。
沢山の応援してくださった方の期待に応えられない結果で申し訳なく思います。
ですが、このオーディションを受けた経験は本当に価値のあるものだったと心から思います。

 最後まで多くの方に支えていただけました。
その感謝の気持ちも含め、すべて振り返って文章に残したいと思います。

《オーディション応募の気持ち》
 応募締め切り日、23時を回ってから意思を固めて滑り込みで応募したオーディションでした。
高校生から20歳まで、養成所に通い声優を目指して、就活のタイミングで諦めようと決意していました。
就活の面接で質問されたとき「もう諦めました」と何回言ったか覚えていません。
ただ就職してからも、完全には捨てきれない思いがあり配信等を始めて細々と活動しておりました。
すごく中途半端な自分との葛藤の日々でした。
その中途半端と決別したい。新しい自分になりたい。
そういった意味合いで受けたオーディションでもありました。

《決意》
 今までの後悔を塗りつぶそう。
いつもカッコつけていい感じに他人受けを目指し、自分の全力を出し切らずに不完全燃焼。
過去の自分を払拭するために立てた目標は「カッコ悪く生きる」でした。

《1.2.3.4審査での思い出》
 そう意気込んで挑戦したオーディションでしたが、
一次審査終了後、他の応募者の経歴や人気、実力を見て圧倒的な差を感じ、
自分は無理かもしれないと弱気になって配信で泣いたこと、一人で夜道泣いたことは今でも忘れられません。
自分はどうやってあのすごい人たちに勝てばいいの?無理だよと、普段の信念に反してネガティブなことを言っていました。
その気持ちは、簡単に消えるものではありませんでしたが、
応援してくれるファンの皆と、最終審査の動画内でも言ったように、
mystaのコメント欄や配信で一緒にイベント審査、最終審査行こうねと温かく声をかけてくれた参加者の方々のおかげで
少しずつ自己肯定感をもって参加することが出来ました。本当にありがとうございます。
そういえば、参加者の人たちが私と同じ気持ちで辛そうにしているのを見て、一次審査終了間際に全員にmystaのコメントで挨拶回りをしたこともありました笑
自己満足に過ぎませんが、やってよかったなと思えることの一つです。

その後の二次審査は、配信のメンバーを主軸に友達や新規のファンも増えて着実に登っていきました。
三次審査、歌の審査で映像系の仕事をしている友達に協力を仰ぎPVを作りました。
そのかいもあり審査員賞でイベント審査に進むことが出来ました。
イベント審査当日は緊張ももちろんありましたが、本当に皆に会えたこと、自分がここまで参加出来ていることがうれしくてずっと笑顔でした。
そこで仲良くなれた参加者さんもたくさんいました。
イベント審査の結果発表の日、偶然にも放送順が一番はじめでそこからも司会者の方々に注目していただきあの日は本当に一日楽しかったです。
結果発表の瞬間も私は大好きな友達と一緒にいました。皆喜んでくれて、自分は幸せ者だと感じました。

《オーディションの裏で》
 6月に大好きなおばあちゃんが突然余命宣告を受けました。90歳のおばあちゃんは半年持てばいい方だと言われていました。
仕事と審査の間にいつもおばあちゃんのところに通って、コーヒーを入れたり、食器を洗ったり、おばあちゃんの食べたいものをお使いしたりしていました。
家の中の空気も全員が疲れ切っているような様子が続いていました。
9月はジムにも通い始め、より一層練習にもおばあちゃんに会いに行くのも頻度高く取り組んでいました。
全部後悔はしたくない。きっと完璧ではないのですが、がむしゃらでした。
最終審査直前、おばあちゃんの容態がよくないと深夜に家族で施設に行ったこともありました。
どうなるんだろう、何も先がわからない。
最終審査の前日、新幹線に乗る直前におばあちゃんに会いに行き、少しのおしゃべりと足のマッサージをしました。
「あと4日で私の誕生日だよ。覚えてた?」と聞くと、しんどそうな中でうん、うんと何度も頷いてくれたのを覚えています。

どうなってしまうんだろう。
色々な気持ちを抱え東京に向かいました。

《最終審査》
 最終審査当日。
緊張の中到着し、着々とレッスン審査が進んでいきました。
レッスン、インタビュー、ステージ、息をつく暇がない程もりだくさんの内容で不安と裏腹にオーディションに専念することが出来ました。
より結束力の強くなった仲間たちとも当日は励ましあいながら乗り越えました。
今の自分。それ以上でも以下でもない。等身大を見せよう。そういう気持ちで臨んで、技術の完成度はともかく悔いのない審査を終えることが出来ました。
誕生日の近かった東雲郁ちゃんと約束していたプレゼント交換をしたりもして楽しかったです。

《最終審査を終えて》
 おばあちゃんと会えたのは、オーディション前日が最後でした。
色々な緊張の糸が解けて、しばらくはゆっくりした日々を過ごしていました。
オーディションのyoutubeが始まってしばらく。
エゴサをすると、日本に限らず沢山の人が藍あいさを応援してくれていることを知りました。
全部スクショしました。こんなに自分をいいと思ってくれる人がいるなんて。本当にうれしくて泣きました。
DM、インスタ、ライン、参加者の人達、リア友、私が映っている動画が公開されるたびにたくさんの人に喜んでもらえました。
温かい応援メッセージをたくさんもらいました。
結果を知った後も、変わらず嬉しかったです。本当にありがとうございました。

《最後に》
今後の活動については、今私も模索しています。
芸能の道を続けるかもまだ確定していません。
自分の個性で沢山の人に喜んでもらえるような、そんな人生を送るために今の自分には何が出来るだろう。
正直な気持ち、誰にも失望されたくない。
こんな軟弱な思いで次の活動を考えています。
今すぐには、目的地に向かってハンドルを切ることは難しいです。
期待してくださっている方には申し訳なくも思います。
……自分に甘いところも直したいですよね笑
SNS等ではとりあえず方向性が定まるまでは趣味程度の活動になるかと思います。

そんなこれからも応援してくださいと言えない私から、
応援してくださった皆さんにわがままがあります。
これからも藍あいさを覚えていてほしいです。忘れないでほしいです。
きっと私は皆の期待に答えられるように、また皆さんの前に新しい形で現れたいのです。
中途半端な私ではなく、見ていて楽しい気持ちになるような、きらきらした自分でありたいのです。
どうかそういった形で末永くお付き合いしていただけたら嬉しく思います。

本当に長い期間、応援ありがとうございました。

2021/2/2 藍あいさ

P.S

天麻ちゃん、、ほんとに初めからすごく好きだった!!おめでとう!!!!!応援してる😭✨

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