見出し画像

旅が恋しい#000

あたりまえだが、海を超えずに沖縄島の外に出ることは不可能だ。島の外はどこでも海外、というのは言い古された表現だけど、海を超えた先はどこでも異世界と異文化の存在する場所であることはほんとうだ*1。

年の瀬には、年に何回飛行機に乗ったか数えるくらい、どこかに行くことが好きだった。だけど、この状況下では、行った先でも満喫できないだろうなと思って、気軽に移動はできない。飛行機に乗ることはだいぶ気軽になったとはいえ、車を走らせていれば、あるいは電車内でうたたねをしていればどこかにつく、といったことはない。チケットを取り、ゲートをくぐり、海をわたる(船も一緒だ)。
県をまたぐことは、この島ではひと仕事である。正直、海を超えてこの島に来た人たちに対しては、まだちょっと身じろいでしまう。そんな中、自分自身が海を超えることに対しても、もちろん抵抗がある。し、特別な理由がなければ今わざわざやろうと思わない(以前はあんなに身軽にあらゆるチケットを買っていたのに…)。

移動への不安とは裏腹に、「旅」への愛しさは増すばかりである。

せっかくだから、ふと思い出すこれまでの「旅」の記憶を、ちょっと書き残しておこうかと思う。

*1:「沖縄県」内における移動でも、八重山や宮古をはじめ、それぞれの島には、それぞれの個性豊かな文化や歴史、言語、コミュニティがある。

ちょっとでも面白いなーと思っていただけましたら、ぜひサポートよろしくお願いします!今後の活動の糧にさせていただきます◎ あろは!